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哲学のかけら

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哲学も少しはかじっています。なにもそんなこと考えなくてもいいんじゃない、と言われるところも、でもさ、と考えてみる、それが哲学。独断と懐疑に終わらずに常に自分の至らなさを認めるあた…
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2023年3月の記事一覧

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私は、花の名前を知らないほうだった。いまの子どもたちが知らないことに驚く前に、自分の小さなときのことを思い起こせばよかった。しかし、父が苦労して建てた一戸建ての家には、クチナシの木があり、カラーも咲いた。ホウセンカやキンセンカ、サルビアも咲いていたと思う。しかしなんといっても、金網の塀に絡みつくバラが、いちばん印象的だった。
 
田舎なので、小学校への通学路には野の草花がたくさんあった。ナズナやア

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