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コンフォートゾーンから抜ける

2月27日から南米ボリビアへ行ってきました。地球の反対側にある、アブラハムの住むサン・イグナシオ村までは、日本から3日もかかるので、ちょくちょく行くわけにはいきませんし、忘れ物ができる距離でもありません。
今回はアメリカ経由です。羽田からNYに飛び、NYからコロンビアのボゴタへ、ボゴタからペルーのラパス、そしてラパスからボリビアのトリニダード。ここまでは飛行機を4回乗り継ぎます。そしてトリニダードから車、ボートでサン・イグナシオ村へ。
真夏の南米へ、カカオを探しに行ってきました!Instagramのハイライトでその様子が見ていただけるので、ぜひ!

さて、今回は「なぜ人は変化を怖がるようになるのか?」について考えてみたいと思います。
これまでに数々の失敗をし、過去にお店を潰してしまった経験もしてきてこう思うのです。仕事における失敗とは、その仕事において学びや成長が無くなった時ではないでしょうか?

ゆっくり説明しますね。一般的には、結果が出た時が成功で、出なかった時が失敗、となっていますが、今までに自分が何度も成功している事で結果を出したとしても、はたして、成功と言えるのでしょうか? それは、たぶん競争環境が弱いか、業界自体が守られているから結果が付いてきた、ということだと思います。

実はこれ、結構厄介で根が深い問題なのです。
多くの人は自分の出来る事や、得意な事の範囲内で仕事をやろうと考えます。出来る事だからですね。
転職を例に説明します。今までの経験を活かせる会社に移りたい。というのを理由に、同じ職種や同じ業界に転職する人が多くいますよね。そして、採用側も経験者を採ろうとします。
それ自体が悪いとは思いませんが、厄介なのは、何年も同じ職種を続けていると、空気を吸うかの如く仕事をするようになり、毎日、自分の出来る範囲で仕事をするので、変化がなくなり、学びがなくなり、成長も止まり、やがて変わるのが面倒で億劫になってきてしまうのです(人間は怠け者ですから)。
同じ生活を繰り返していると飽きるので、1度や2度の転職を試みますが、同じ業種の同じ職種では、さほど仕事環境が変わることはなく、すぐに慣れて同じ生活に戻ってしまうのです。
そうしているうちに年月が経ち、守るものも増え、だんだんと冒険しづらくなってくるので、思い切った決断や、新しい事へのチャレンジからは遠ざかっていきます。
しかし一方で社会は大きく変わります。
今ではリモートワークは当たり前、夜の街で飲み歩く人は減り、20年前は夢だった自動運転もすぐそこまで来ています。
これが社会の変化と、個人の成長の間に起こる現象で、変化を拒む大量の人々が生み出される社会の仕組みです。
まさに今の日本。
人は誰でも自分の得意な仕事や、慣れている事ならば気持ちよく進められるのですが、初めてやる事や、どう進めて良いのか分からない事は、誰がやっても上手くいきません。しかし、失敗する回数が増えると、失敗を大きく捉えすぎて凹んでしまったり、失敗をしたくないと挑戦自体を避けるようになります。
本当は、学んでいる途中の失敗なんて、子供が道で転んだ程度と考えて大丈夫なのに。
若い時はあんなに格好良かった人が、すっかりオジさんになっていたり、上の年代の変わらなさに不満を持っていた人が、やがて自分が変化を拒む側にいるのはそういった理由なのです。
大丈夫、そうならないための対処方法が3つあります。

・付き合う人を変える

・住む場所を変える

・早起きになる(5時頃)

この3つです。
自分のコンフォートゾーンから出て仕事をする人は、いつまでもキラキラしていて、素敵な大人になっていきます。


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