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遂に訪れる起業チャンス

まだまだ連載3回目なので「遂に訪れる!」なんて言われても感動がありませんが、「銭湯やりてーなー」と思い始めてからかなりの時間がたっていましたのでそれなりに興奮しました。

はじまりは2018年4月に銭湯組合からもらった電話。

「立山鉱泉の店主さんが膝の手術するから、入院期間中にお店をやってくれる人を探しているんだけどしてみる?」というオファーでした。

ぼくは速攻でこの話に飛びついた訳ですが、この情報をいち早く受け取るために組合との関係性を繋げておく必要があったし、銭湯を簡単な説明を受けるだけでお手伝いできる知識を得ておく必要があったし、1ヶ月ほどの期間仕事を休んで体を空けられる環境を作っておく必要がありました。

少しずつ積み重ねてきた覚悟が呼び込んだ偶然だったんだろうなと思っています。

1ヶ月ほど銭湯のお手伝いをして、退院してきた店主に引き継ぎ一旦この銭湯から離れた訳ですが、2018年7月に廃業するならぼくに任せたいと言ってくださり2018年8月に継業に至りました。

銭湯の廃業は店主の体調不良や機械の故障がきっかけになる事が多くそれがいつ来るかわかりませんし、チャンスが巡ってきたタイミングで素早く飛びつかなくてはチャンスを逃してしまいます。

ちなみに、「遂に巡ってきた!」なんて言っておきながらこの銭湯にたどり着くまで2〜3個の銭湯が廃業になっています。

次回は廃業銭湯があったからといってすんなり継業にたどり着かない現状について話します。


立山鉱泉 中平昇吾

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