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はじめての起業には銭湯がおすすめ!

いつもありがとうございます。立山鉱泉の店主の中平昇吾です。

ぼくは起業する時にいわゆる経営の勉強は全くしませんでした。勉強しないといけないと思いつつ…銭湯の経営について書いた本なんてないし…ごにょごにょ。

銭湯の継業には熱心に取り組んだものの経営の知識としては丸腰で飛び込んだわけですが、どっこいなんとか世間の荒波を渡っています。

これは銭湯の経営がある意味単純なおかげだと思っています。

ちょっと誤解をあたえそうな発言ですが、ぼくが銭湯起業時に感じた事を書いていこうと思います。

①事業計画書が鉄板すぎる!

ぼくは起業時に借り入れをしなかったので事業計画書を書かなかったんですが、起業される方の多くは事業計画書かくことになると思います。

書いてないくせに偉そうなこと言えませんが、あれって予想の域を超えられませんよね?いろんな調査をして数字に説得力を持たせていくんでしょうが、やはり蓋を開けて見ないと予想通りになるかどうかはわかりません。

その点、銭湯は鉄板です。継業する際に休業の期間がなければ常連さんはほぼきてくれます。継業前に1日150人の来店があれば、継業後も1日150人の来店があります。どの時間帯が混んで、どの曜日が空いてるなんて情報もかなり正確に予想ができます。

起業後の流れが見えるのは起業初心者には心強いですよね。


②初期費用が少ない

さっきさらっと書きましたが、ぼくは起業時に銀行からの借り入れを受けませんでした。

ざっくりと初期費用の内訳をいうと、

・敷金1ヶ月分

・脱衣所床のリフォーム代

・浴室の壁のペンキ塗り直し

で50万円くらいです。

他の設備や備品などは、継業前に使っていたものをそのまま使わせてもらったのでお金がかかりませんでした。

これは賃貸契約の内容や、リフォームの仕方によって変わると思いますが起業資金としてはかなり抑えられる方だと思います。


③運転資金も抑えられる

銭湯経営で3大支出は燃料代、人件費、家賃です。

燃料代は重油を使うとそれなりにします。銭湯の規模や季節にもよりますが月20万円〜って感じです。ちなみに薪を材木屋さんとかから貰ってこれば0円です。

人件費も銭湯はお湯が接客しているようなものなので同じ時間に働くスタッフは1〜2人程度です。

家賃はそれぞれの賃貸契約になります。頑張って値切りましょう!笑

因みに、たっぷりと使っている水ですが井戸水を使っていますのでかかるお金は下水道代の数万円です。

④お金の流れがシンプル

うり?かけ?っていうんですか?

すいません。ぼくがうまく説明できないんですが…基本的に現金でのやり取りが基本です。お金の流れがとてもシンプルです。

飲食業のような仕入れの難しさみたいなものもありません。

お客さんが1日100人はいろうが200人はいろうが燃料の使用量が劇的に変わるわけではありませんし、燃料に重油を使おうが薪を使おうが時間で劣化するものではないのでロスは出ません。


ざっくりと話してきましたが、とにかく銭湯経営はシンプルです。面倒臭がり屋で考える事が苦手なぼくが続けられているので相当だと思います。

自己資金がなくて、経営の経験や知識が少なくて、でもカラダが動くしやる気もあるみたいな方はぜひ銭湯起業検討して見てはいかがでしょうか?

もちろん必ず成功するなんてことはありませんので自己責任で!笑 


立山鉱泉 中平昇吾

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