マガジンのカバー画像

銭湯を起業したい人に

11
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

はじめての起業には銭湯がおすすめ!

はじめての起業には銭湯がおすすめ!

いつもありがとうございます。立山鉱泉の店主の中平昇吾です。

ぼくは起業する時にいわゆる経営の勉強は全くしませんでした。勉強しないといけないと思いつつ…銭湯の経営について書いた本なんてないし…ごにょごにょ。

銭湯の継業には熱心に取り組んだものの経営の知識としては丸腰で飛び込んだわけですが、どっこいなんとか世間の荒波を渡っています。

これは銭湯の経営がある意味単純なおかげだと思っています。

もっとみる
継業を阻む因子③

継業を阻む因子③

思いの外長いシリーズになってしまった継業を阻む因子シリーズ。今日で最後です。

前回までは、

①廃業の情報が入ってこない②経営者に継業の意思がない事が多いという話をしてきました。良かったら目を通して見てください。今日が最後の因子です。

③お互いの条件が合わないこともある

当たり前のことかもしれませんが条件が合わないこと継業はかないません。

そして条件が合わないことは結構たくさんあるんです。

もっとみる
継業を阻む色んな因子②

継業を阻む色んな因子②

銭湯の継業が難しくなっている因子をぼくの経験からゆっくり話しています。前回は「①廃業の情報が入ってこない」について話しましたので、興味があれば目を通して見てください。

では続きです。

②経営者に継業の意思がない事が多い必ずしもではありませんが、銭湯経営者は銭湯に将来性を感じていないように思います。ぼくから見れば可能性に溢れているように思いますが、昔の銭湯黄金期を知っていると今の銭湯の状況は物足

もっとみる
継業を阻む色んな要因

継業を阻む色んな要因

銭湯やりたいなーって思いついた時に選択肢として新規で起業するのか、継業で起業するのかがあります。

新規で土地買って、井戸掘って、建物たてて、設備を入れて…となると多分2億円はかかります。いやー高い。こっちの選択肢を取れる人はぼくのnoteなんぞ読む必要がないと思うので詳しくは話しません(話せません)。

多分、銭湯やりたい!って方は継業を狙っていくことになると思います。

起業として銭湯を継業す

もっとみる
遂に訪れる起業チャンス

遂に訪れる起業チャンス

まだまだ連載3回目なので「遂に訪れる!」なんて言われても感動がありませんが、「銭湯やりてーなー」と思い始めてからかなりの時間がたっていましたのでそれなりに興奮しました。

はじまりは2018年4月に銭湯組合からもらった電話。

「立山鉱泉の店主さんが膝の手術するから、入院期間中にお店をやってくれる人を探しているんだけどしてみる?」というオファーでした。

ぼくは速攻でこの話に飛びついた訳ですが、こ

もっとみる
銭湯をやろう!と思いついた

銭湯をやろう!と思いついた

ぼくが銭湯をやろう!と思いついたのは多分2015年あたりだったかと思います。

経営をスタートさせたのは2018年8月だったので、思いついてから3年半の準備期間を経て起業したことになる訳ですが、その期間に濃密な準備をしていたかと言われると「NO」です。

どんな風に過ごしていたか思い出して見たら、だいたい3つの期間に分かれそうなので順番に説明します。

①もやもや期(2015年〜2017年)ほとん

もっとみる
はじめまして

はじめまして

富山で立山鉱泉という銭湯を運営しおります、中平昇吾と申します。

「銭湯を経営している。」なんて自己紹介をすると大抵2パターンの反応があって①「そんな人初めて見た!」という珍獣発見パターンと②「経営大変でしょー?」という勝手に憐れまれるパターンです。(実は「番台羨ましいっす!!」という変態パターンも稀にあります。)

あんまり気持ちの良い反応をされない訳ですが、銭湯がドンドンと潰れ若者の銭湯離れが

もっとみる