「記憶の旅」とは
個展「記憶の旅」について書きとめようと思います。
4月ごろ、外に出ずに家で過ごす中で展示のテーマが定まり
本格的に作品を作り始めました。
想像してどこかの世界を描くという行為は
まるで旅先で感動する景色を見ている感覚になる。
家にずっといるせいもあり、つよく感じた。
なんでこの景色が浮かんだんだろう。
行ったことないところ・想像の世界
記憶をどんどん巡っていく旅が始まりました。
そして記憶の果ての無意識下で浮かんでくる景色は、
自分が存在していない頃から受け継いだ原始的な記憶なのだと思った。
いまの自分の感性で、それを具現化する。
家にいる時間が増えると改めて、
人間はいつでもひとりで暮らしているんだな。などと
思うこともあり、
自分と最後まで共にあるのは記憶だけか。と感じてしまった。
それだったら、
ただただ良いなあと思える思い出や記憶、感覚を
この世界に残しておきたい。と、いう気持ちで作品を作りました。
曖昧な感覚を具現化しようという
使命感にも近い感情が何故だか自分のなかにあり、
それによって他人と共有できることがとても嬉しいです。
私にとっても誰かにとっても、心強いものになると信じて。
「記憶の旅」タテヤマフユコ個展
遥かとおくの記憶の中、こんな世界があったっけ。
2020/9/10 (thu) - 9/22 (tue)
にじ画廊(東京 吉祥寺)
12:00 - 20:00 水曜日定休日
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