見出し画像

「晴れの日は枝が伸びる。雨の日は根が伸びる。」

晴れの日は枝が伸びる。
雨の日は根が伸びる。
   
福島正伸(実業家、作家、講演家)

心を輝かせる名言集


人も同じだ。

成長できない時なんてない。

元気な時は、どんどん前に進んで、新しいことにチャレンジして、経験を積んで、行動力を磨き、強みを伸ばせる。

元気じゃない時は、反省したり、戦略を練って、忍耐力を養い、思考力を磨き、弱みを克服する時間に充てる。


でも人間には良くも悪くも意思があるので、自分で勝手に成長を止めてしまうことがある。

元気な時であっても、
「めんどくさいな」
「もうできてるからいいや」
と、現状維持で満足してしまうことがある。

元気じゃない時は、
「どうせ私なんか」
「どうせうまくいくはずない」
と、後退してしまうことがある。


個人差があると思うけど、私は「めんどくさい」が口癖だし、自信がない。

かなり意識しないと、自分で自分の成長を止めてしまうタイプだ。


それに、高校生の頃に倫理の授業で習ったけど、人間には防衛機制というのが備わっているらしい。

①病理的防衛
 否認、投影
②未熟な防衛
 退行
③神経症的な防衛
 抑圧、逃避、反動形成、合理化、代償
④成熟した防衛
 同一視、昇華、補償

出典:平成医会

だから、もっともらしい理由をつけてしまう「合理化」や、他のことで埋め合わせする「補償」なんかは、危機に直面していなくても、つい働かせてしまうことがあると思う。


できる時にできることをするというのが習慣になっている人は尊敬する。

「急ぎの資料作成があるけど、気分が乗らないし、少しくらいなら時間に余裕があるから、ちょっと別の作業をして気分転換してから取り組もう」とか、

「今度の休みは○○に行こうと思ってたけど、天気が悪いみたいだから、この予定に切り替えよう」とか。

重要なタスクじゃなくて、こういうちょっとしたタスクでも、臨機応変に「何ができるか」を考えて行動できる人を尊敬する。


私はやるべきこともできるだけ後回しにしてしまう悪い癖があるので、そもそもの瞬発力を鍛えないといけないのだけど。

そうだ、私の成長が遅いのは、時間に対する意識が弱いからだ。

限られた時間で、自分のことも家族のこともやりくりしている子育て世代のタイムマネジメントは、私には到底できる気がしない。

子どものお迎えがあるからといって、絶対に定時で帰らないといけない人は、物事の優先順位をつけて目の前のことを片付けていく。

私は「残業したらいいか」と頭のどこかで思ってしまっているので、だらだらと仕事をしてしまいがちだ。


成長はしたいと思っている。

でも、「早く」成長したいとまでは思っていないのかもしれない。

「そのうち成長するだろう」と、悠長にかまえているのかもしれない。


少し前に、「ポジションが上がるほど『残業して頑張る』という働き方は見直されるべき」という記事を書いた。

この春から、意識的に残業時間を減らそうと思っている。

早く帰宅して何かしたいことがあるわけではないので、いつでも自分を甘やかせるけど、「中堅なのに残業してかっこ悪い」と自分に言い聞かせて、時間にリミットを設けようと思っている。

そうやって自分に制限をかければ、時間のやりくりをしながら、成長していけるんじゃないかなと企んでいる。

自分を甘やかして、「集団行動が苦手」とか「誰かとずっと一緒にいるのは苦手」というところにつながってるので、もう少し厳しく鍛えてあげよう。

自分のために。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?