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「変化に対応する能力を高めるには、『自分は誰なのか、何を大切にしているのか』を明確に意識することである。」

変化に対応する能力を高めるには、
『自分は誰なのか、何を大切にしているのか』を
明確に意識することである。

   スティーブン・R・コヴィー
   (アメリカの作家、経営コンサルタント、代表作『7つの習慣』 )

名言の旅 e.j.quotes


一時期、「ハマれる新しい曲がない」と困っている時期があった。

歳をとったせいかと思った。「若い子の聴く曲は良さが分からない」という大人にはなりたくないと思ってたのに、自分もこうなってしまったのかと悲しかった。


私が大学生の頃までは、音楽の聴き方の多様性はさほど大きくなかった。ドラマや音楽番組で気に入った曲があれば、CDを買って聴く。あまり意識しなくても、テレビからも街中からも、流行りの音楽が流れていて、自然と耳に入ってきた。流行りの曲は、最新曲を知ろうとしない人にも届いていて、例えばSMAPの『世界に一つだけの花』を知らない人の方が少なかったはず。

でも、中高生にもインターネットやスマートフォンが普及するにつれて、音楽の聴き方が変わっていった。若い子に刺さる曲がネット上で「バズって」いても、上の世代まで広まらなくなった。情報番組などで、「今、これが若者に流行ってる曲だ」と紹介されて、コメンテーターは1つも知らないなんてこともざらにある。

音楽のジャンルも多様化が進んでいて、自分で開拓しようにも、どこから手を付ければいいのか分からない。


ただ、そんな状況を嘆きながらも、「音楽を聴かない」という選択肢は自分の中にはないので、いろいろ手を付けてみた。


ある時は、「今の音楽がそもそも自分の好みが合ってないんだから、昔の聴いてなかった曲を聴こう」と思い立ち、TSUTAYAで懐かしいアーティストのCDをたくさん借りて聴いてた。

その流れで、オリジナルアルバムじゃなくて、カバーアルバムとか、カフェ風とかボサノバ風にアレンジされたアルバムを聴いて、その中で気に入った曲があればオリジナルアルバムを聴いてみるということもしていた。


「邦楽がハマらないなら洋楽だ」というのもあり、Grammy Nomineesのアルバムは聴くようにしている。アルバムの中から気になったアーティストのアルバムを聴く。Katy PerryとかNickelbackはその流れで好きになった。


音楽番組だけじゃなくて、インターネットラジオにもお世話になった。アーティスト別や音楽のジャンル別に分けられていて、名前とかジャケットとか、気になったらとにかく聴いてみた。初期のRADWIMPSやONE OK ROCKとの出会いもそうだし、EDM(Electronic Dance Music)が好きなことを発見して、ZeddとAviciiにハマったのもそうだった。

Amazon Prime Musicで適当に聴くこともあるし、あまり積極的には使ってないけど、Youtubeに頼ることもある。

CMも名曲が多いですね。




この年末年始、インターネットラジオで、平成と令和の音楽を振り返るという番組があったので、遅ればせながら聴いている。1年分の音楽を1時間ずつ流してくれている。

聴きながら、「ハマる音楽がなかった」のは年齢のせいではなく、やっぱり自分の好みに合うものがなかっただけだったんじゃないかなと思った。

予想通り、1997年が私にとっては名曲揃いで、1時間じゃ足りないくらい。

古い年から新しい年に向かって曲が流れてくるんだけど、ワクワクが来ない。知らない曲も増えてくる。知らない曲が多いのは、私自身が学生の頃ほど音楽を聴く時間が確保できなかったというのがあっただろうし、その番組がアイドルの好みか、流行りの曲が少なかったのもある。

知らない曲があるのはいいんだけど、聴いていても「いい曲!」と思える曲が少ない。でもさらに年が新しくなってくると、だんだん自分に引っかかる「知らない曲」が出てきた。

だから、やっぱり自分の好みに合う曲が少ない時期があったんだということだと思う。そう結論付けることにした。




この名言は、人生観とか仕事論といった、もっと深いことを言っていると思うけど、今回は音楽について書いてみました。

私は「No Music, No Life.」だと思っているけど、音楽の知識があるわけでもないし、常に最新の音楽についていっているわけでもない。たくさんのアーティストや曲を知っているわけでもない。楽器も弾けないし、ライブにも行かない。「趣味は?」と訊かれて「音楽鑑賞です」と答えるのは躊躇する。

でも、他人にアピールはしないけど、音楽は好き。好きな音楽を聴いている時間は幸せ。そう、音楽は私が幸せになれる方法の1つ。

アルバム単位でも、1曲でも、ハマったら繰り返しずっと聴く。好きだからといって、一生ハマり続けることはできないので、気に入る音楽はアップデートしないといけない。

音楽の流行りも変化していくし、自分の気分も変化していく中で、自分が幸せだと思える時間を増やしていくためには、「ハマる曲に出会いたい」と思う気持ちに蓋をせず、自分がどういう音楽を聴きたいか分かっている方がいいと思う。


この年末年始の番組のおかげで、気になるアーティストがいくつか見つかりました。早速Amazonで新しいアルバムを3枚ほど注文してしまいました。

あと4枚欲しいものが見つかったけど、とりあえずこの3枚に飽きてからにします。

これからも「自分が好きな曲」にたくさん出会って、幸せな時間が増えるといいなぁ。



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