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「アイデアは、過去に自分が触れてきた人様のアイデアの断片の組み合わせ」

全てのアイデアは過去に自分が触れてきた、人様のアイデアの断片の組み合わせでしかない場合が多い。
   
森岡毅(マーケター、実業家)

心を輝かせる名言集


人の話のどこかにおもしろさを感じ取るスキルは鍛えたいと思う。

「それ、おもしろい」とよく思える人は、新しいことを考えることができるし、楽しいことを考えることができるし、人を楽しませることもできる。


0から1を生み出すアイディア力もすごいと思うけど、森岡さんの言うように、実は他人のアイディアの断片を組み合わせたものだったということは多いと思う。

「人の考えを寄せ集めたものだから、自分のオリジナルじゃない」「私には0から1を生み出すアイディア力はない」と感じる必要はないと思う。

私は以前はそう感じていたけど、あるイベントの企画・運営を成功させた時に、その考えは間違ってるなと思えた。


そのイベントの企画のアイディアを上司たちにプレゼンした。

上司たちもいろいろ意見を言ってくれて、それを形にしていくと、最終的には元の私のアイディアは少ししか残っていなかった。

でも、参加者の満足度も高く、結果的にとてもいいイベントになった。

私としては、「周りの人がぽろっとつぶやいたことを1つずつ形にして盛り込んでいっただけなので、あまり戦力にならずに申し訳ない」と思っていたのに、上司たちは、「良いものを作ってくれてありがとう」と、私の準備や運営をとても褒めてくれた。

立場的に、労ったり褒めたりしてくれたかもしれないけど、中には自分がアイディアを出したことに本当に気付いてない人もいたように思う。

今になって思うと、誰かがさりげなく言ったことを「それ、使えるかも!」と感じ取って、それを具体化できたことが、成功に結び付いたんだと自画自賛している。


複数人でアイディア出しをする時、「こうしたらいいと思う!」という確定的な意見が出る場合もある。

でも、「ここがネックだよねぇ。これさえなければいいんだけどねぇ。」と、純粋に疑問に思ってることを口に出してくれただけなのに、それが問題の本質を突くこともある。

「こんな感じもあったりするんですかねぇ」「これとか使えますかねぇ」と、的外れかもしれないと思いつつも、恐る恐る声にしてくれた意見が、突破口になることもある。

そういう時に、「それ、いいね!」と思える人がいると、話が進む。

「いや、それはこういう課題があるから」とすぐに否定的な意見を言う人や、他の人の意見のおもしろさに気付かない人ばかりだと、前に進まない。


0から1を生み出すのはそう簡単にできることじゃない。

他の人の意見、雑談、テレビで見聞きしたこと、雑誌やネットで何となく見ていた記事の中に、1を生み出すヒントはいろんなところに転がっている。

アイディアって、探そうとするとなぜか見つからないものだから、普段から「これ、何かに使えそう」とアンテナを高く張っておくことが大事だし、何でも「おもしろそう」と思える気持ちが大切なんだと思う。



何でもない話でも「おもしろい」と楽しそうに聞いてくれる人とは、もっと話したくなる。

うわべだけでなく、本心で「おもしろい」と思える人は、その人自身も楽しいんじゃないかと思う。

私の思う「人たらし」は、そういう人だ。


どんな会話にもおもしろさを感じ取るスキルは高めたいな。

受け身ではなく、自分の意識の持ち方なんだろうな。

以前より意識が低くなってる気がする。

また意識してみよう。



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