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「神が人間に言葉を与えたのは、互いの考えていることを隠すためである」
神が人間に言葉を与えたのは、
互いの考えていることを隠すためである。
タレーラン
言葉はお互いの考えていることや思いを伝えるための道具という考え方もあるけど、なるほど、それを隠すための手段でもあるな。
このタレーランという人は、ナポレオンも認める敏腕政治家、外交官で、「裏切りの天才」とも呼ばれた人らしい。
言葉を巧みに操ることができた人ということだな。
言葉を操るっていうのは、本当に高度なテクニックが必要。
誰でも言葉を使うことはできる。
でも、相手に伝わってほしいように正確に伝えるのは、いつもうまくいくわけではない。
こちらの思いとは違うニュアンスで受け取られて、誤解を招くこともある。
励ましたり勇気づけたり慰めようとしてかけた言葉が、相手を傷つけてしまうこともある。
相手に自分のことを理解してもらいたくて一生懸命に言葉を重ねるけど、相手に必要な言葉が足りなくて、逆に余計な言葉が伝わってしまって会話がこじれてしまうこともある。
伝えたい考えや思いを、ちゃんと伝えられる力があればいいのに。
伝わらなくていい考えや思いは、ちゃんと隠す力があればいいのに。
プライベートもそうだけど、仕事でも、言葉の使い方がうまい人ってそれだけで尊敬する。
同じ事実であっても、ある立場の人には白になって、別の立場の人には黒になることがある。
言葉を使うテクニックが足りない人が話すと、つい対立関係ができあがってしまい、話が平行線に終わったり言いくるめられてしまうことも、自分の要求を相手に飲ませて、その場を丸く収められる人ってすごいなと思う。
普段は何をしているか分からない上の人は、やっぱりそういうテクニックに長けていて、「あぁ、だから上にいる人なんだな」と思うことがある。
きっと場数を踏んで、失敗を重ねながら、そのスキルを身につけていくんだろうけど、私もいつかできるようになるんだろうか。
そのスキルが高ければ、もっと仕事もしやすくなると思うんだよな。
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