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セーラ VS ペリーヌ

みなさん、こんにちは。
大井たてみです。

前回に引き続き今回も世界名作劇場からのお題です。
『小公女セーラ』vs『ペリーヌ物語』

まず前提として、どちらが優れているとかいう話ではありません。
あくまで私の主観ですのでご了承ください。
あと私はペリーヌ派ですのでそちら寄りの意見になります。

この2つの作品ですが、共通点としては女の子が主人公であり、少女時代に不幸のどん底に落ちて最後は大金持ちの跡継ぎになって幸せになるというもの。(ものすっごくザックリですね。ごめんなさい)

今回注目する点は、
『不幸になってから幸せになるまでの少女たちの行動』
です。
子供の頃に観た事がある人は思い出してみてください。

これまたざっくりとセーラが何をしてきたかを言うと、
実は、耐え忍んでいただけなんです。
もちろん彼女の心根を否定する気は一切ありませんし耐える事だって大変です。
でも結果として裕福だったころに仲良くしていた人達に助けられながら、園長先生方のいびりにひたすら耐えていたら、偶然隣の家に救いの手が現れただけなんです。
その偶然が無かったらセーラは幸せになれていたのかと問えば、それは分からないとしか言えないでしょう。

対してペリーヌはどうだったかというと、
長い旅の果てになんとかパリに辿り着いたときに母を失い、遺言にあった祖父の住む町へと単身向かいます(お供に犬のバロンが居ますね)
死にそうな思いをしながら何とかその町に辿り着いた後、祖父に縋る訳でもなく、またしても自分の力とコミュ力で仕事を手に入れて仮住居も手に入れ、更には社長に気に入られて秘書に納まるという有能っぷりを発揮しています。
恐らくペリーヌは例え祖父にその正体がバレなかったとしても十分幸せになれたのではないかと思います。

ふたりの大きな違いはチャレンジ精神。
片やその場で何とか生きようと我慢を続け、片やよりよい人生の為に新たな場所に一歩を踏み出す。
踏み出した先が崖だったって可能性は勿論あります。
それでもどちらの人生がより幸せになれる可能性を秘めているのでしょうね。


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