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不確かさから生まれたアート、それは射干玉


射干玉と書いて「ぬばたま」と読みます。ヒオウギの種のことを呼ぶそうです。和歌での「ぬばたま」は「黒・夜・髪・夢」にかかる枕詞なんだそう。

最近までこの言葉は知りもしなかったけれど、気になったことから調べていってヒオウギの花言葉は誠実、個性美であるだとか。私の聴いた歌はぬばたまと書いて修飾されるその言葉自体を指していたりだとか。心の動きを感じて従っていくとどこまでも行ける気がする。



ぬばたまの夜。夢の夜。黒い夜。


表現というのは人の数だけあるなと思う。言葉でも何でも。そんなぬばたまのエッセンスを自分の中に入れながら、黒のアクセサリーが作りたいと思いました。手持ちの材料を探してみると驚くほどに黒がない。

ベーシックでとても使いやすい色でありながら無難と言われてしまってなかなか手に取らない。ついつい明るいカラーのものを選んでしまうのですが、この多様な意味を持つ「黒」を表現したいと思って見つけたのがアバロンシェル。

今回はチェーンとサイズを変えて二種類の「ぬばたま」にしました。



▪ 〈sold out〉「ぬばたまの夜」
(アバロンシェルのチェーンマンテルネックレス)

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¥7,000(送料、消費税込み)

輝く未来を待つ夜。アバロンシェルは不安に負けない心の強さを与えてくれる。触れると孤独ではないことを海が教えてくれる。深い愛情と強さを持っています。

存在感のあるチェーンはマンテルで留めていただくデザイン。長さも色々な服に合わせやすい45cm。丸いパーツに棒の方を通して着けられるので一人でも着脱がしやすいです。存在感はありながらデザインはシンプルなのでとても使いやすい。シェルの表情はどれも違っているのでどんな柄のものが届くかお楽しみに。

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■サイズ:チェーン45cm、ペンダントトップ3cm
■素材:GPチェーン、アバロンシェル

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▪ 〈sold out〉「射干玉」(アバロンシェルとスネークチェーンネックレス)

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¥6,500(送料、消費税込み)

こちらはよりシンプルでユニセックスなデザインのネックレス。アバロンシェルの黒の中の虹色の輝きを存分に楽しんでいただけます。チェーンはアジャスターを付けたので長さを変えて雰囲気を変えることも出来ます。約45cm〜51cmの間で調節可能です。金属アレルギーなどがある方はチェーンとアジャスターを Silver 925製のものに変更も可能です(+¥2,000)

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■サイズ:チェーン45cm(〜51cm)、ペンダントトップ1.4cm
■素材:ロジウム加工チェーン、アバロンシェル

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inspired by



私は「うわぁめっちゃいい曲やん」って思うとしばらくずっとその曲を聴いて作業をしたり物作りをしたりします。GRAPEVINEは高校生の頃から大好きでライブも何回か行きました。お金を出してちゃんとCDを買うバンドはこのバンドぐらい。

最近はindigo la End が好でよく聴いていてこれぞなロックからは少し離れて流行りの音楽とかを聴いていたのですが、ついこの間の5月に発売になったアルバムをなんと川谷絵音氏がラジオで紹介していたと知りなんだそれ、熱い!と思って速攻で聴きました。(CD買ってないんかい)

毎回期待は裏切られない名曲の数々なのだけど、今回は The GRAPEVINEな曲の数々。中でもこの「ぬばたま」という曲のほの暗さやリズム、夢のような浮遊感、そして冒頭にも少し書いた言葉をすべて作中で「ぬばたま」と言っている歌詞。主に夢のことを言っているのかな。何のことを歌っているのか浮かびそうで浮かばない、ただ少しだけ映像の断片が見えるような。そのくらいの不確かさが私は好きで、またとんでもなく創作意欲が湧いてくる。



ギターヴォーカルの田中さんの言葉選びは高校生ながらに「深い(コメントが浅い)」と唸っておりましたが、今回もまいった!という感じで。私が変わった言葉をたまに使うのも難しい言葉の多い漫画を読んでいたとか、広辞苑が愛読書だったということもあるけど、この人の影響も絶対に大きい。

そんな田中氏、文學界のエッセイも好評なようです。まだ読んでいないので読もうと思っているので貼らせていただく。


私の感性を刺激する暗号の入った音楽を作る彼らの表現によって、動いた私の心の結晶として今回の作品は生まれたのです。


こうして表現は繋がってゆくのですね。



あとがき(まいちゃんの一言二言)


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今回も写真の撮影は龍輪諭さん。夕暮れ前のゴールデンタイムにこれまた撮影してくれました。「写真が素晴らしい!」と見るだけで心を動かしてくれている方も多くて、彼の写真の世界観や空気が好きな私はとても嬉しいのです。アクセサリーも私が撮ったときよりいい顔しています(嫉妬)


水星逆行のせいなのかカメラと記憶媒体の接触がうまく行かず、もう1点の写真は撮れないという珍事件が。これからも素敵な世界を切り取ってもらえるよう、皆さん直ることをお祈りしておいてくださいね。




最後までご覧いただきありがとうございました。

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