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"熱ストレス" サウナに入ってバイオハック!


◼︎SHOWノート

◼︎エピソードの要約

00:00:00 震えるぞハート、燃え尽きるほどヒート、サウナに入って整いました
00:01:27 アナウンスメント「七美さんのSEPLÚMO」
00:02:50 アナウンスメント2「タテキのプロジェクト」
00:06:03 無本日のテーマ「燃え尽きるほどヒート」
00:07:14 サウナはなんで体に良い?「ヒートショックプロテイン」
00:14:11 科学的裏付け「予防医学の視点」
00:18:33 運動できません「サウナに入れば...」
00:24:48 アスリート目線「筋肉への効能」
00:27:56 ダイエット効果?「水分が減るだけではない」
00:31:02 リカバリー効果「ストレスに強くなる」
00:33:29 質問「どのタイプがおすすめ?」
00:37:02 目的別のアプローチ「サウナとの付き合い方」
00:40:11 これだけは覚えておいて「ヒートは全体論の一部」

https://biohackercenter.jp/blogs/podcast/14

Co-host:若山七美

◼︎対談中に話した話題

◼︎本エピソードで取り上げた記事や内容のリソース・文献・引用

  • サウナといえばロンダ=パトリック先生

要約

複数の研究により、頻繁なサウナ入浴(週4~7回、80度で20分)は致命的な心臓病のリスクを50%、心臓突然死のリスクを60%、脳卒中のリスクを51%、高血圧のリスクを46%低下させることが示されています。たった1回のサウナセッションで血圧を下げ、心拍変動を改善し、動脈コンプライアンスを向上させることが示されています。

サウナが心臓の健康にもたらす効果の一部は運動中にも起こる同じ生理的変化と関係があるかもしれません。例えば、発汗を促すために、血流が体幹から皮膚に50~70%再分配されます。汗をかき始める。心拍数は1分間に150回まで増加し、これは中強度の運動に相当します。心拍出量(体が酸素を必要とするときに心臓が行う仕事の量を示す指標)は60~70%増加します。サウナ利用直後は、血圧と安静時心拍数は身体活動と同様にベースラインより低くなっています。

長寿と健康寿命のための潜在的な手段としてのサウナ

心血管関連の死亡率を下げるだけでなく、サウナ利用は全体的な長寿にも効果があるかもしれません。例えば、週2-3回のサウナ利用は全死因死亡率の24%低下と関連し、週4-7回のサウナ利用は全死因死亡率の40%低下と関連しています。また、サウナの利用はアルツハイマー病などの加齢性疾患のリスク低下とも関連しています。

週に2~3回サウナを利用する人は週に1回サウナを利用する男性に比べて、アルツハイマー病のリスクが20%低く、週に4~7回サウナを利用する人は、60%低くなっています。

サウナ利用による長寿効果の一部は熱ストレスに対する保護的適応反応の一つであるヒートショックプロテインの増加と関係がある可能性があります。ヒートショックプロテインはアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の予防や進行を遅らせたり、人間の筋肉の萎縮を遅らせたり、人間の長寿と関連していることが示されています。

また、熱ストレスによる長寿効果は、ハエやミミズなどの下等生物でも示されており、その寿命は15%も延びるという結果が出ています。これらの生物でも寿命延長のメカニズムが解明され、ヒートショックプロテインに特異的に依存することが示されました。熱にさらされるとヒートショックプロテインが産生される仕組みはハエやミミズなどの下等生物から、動物、ヒトに至るまで進化的に保存されています。

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