毎日マクラ「こ」☆コロナ☆

※以下は落語の冒頭でお話するマクラです。今回はメタ視点が多めです。

今まで生きてきて、こんな世の中が異様になっていることってないですね。
それだけコロナウイルスって、生活を変えてしまっているんですけど。生の演芸をやっている業界はまず最初の打撃を受けたかなあという印象です。

とりあえず、二月の後半からポツポツお仕事がキャンセルになっていって、三月と四月はもう失業状態になって。それでこうやってマクラだけネットで喋ってるんですけど(笑)
凄いですよね。落語家は皆、ライブの仕事がなくなってしまったから、やっぱりYouTubeとか映像配信にシフトしてなんとか芸をやるんですけど。

今まさに話題になっているのが、春風亭一之輔師匠のもともと寄席でトリをとるはずだった10日間をライブで無料配信という、毎回一万人以上がリアルタイムで視聴している。凄いことです。アーカイブは残ってます。ビデオで予約するより容易いです。でもリアルタイムで視聴することを、これだけの人が求めているんですね。

若手も若手で色々工夫してます。
身近でいうと、林家つる子姉さんは自慢の顔芸を生かしたユーチューバーに。凄いですよ。話芸より顔芸の印象のほうが強いんです(笑)

三遊亭ふう丈さんの、奇術のアサダ二世先生、もう寄席の宝物みたいな方ですが、このモノマネで“アサダ五世”って、これが最高なんです。最初の方はモノマネとかあるあるをやってたと思うんですけど、映像の更新を重ねるにつれて、どんどんやり過ぎてきてるんです。いちばん気になってます。

肝心の立川がじらなんですけども、皆が映像でなんとかやろうという中、流れに逆行するかのように、毎日マクラ。ただの文章ですよ(笑)

私だけ一昔前のようなアナログ感。映像でなんかやんなさいよと誰もが言いたくなるような(笑)
もうこのコンテンツ、画像すらないんですよ。この毎日マクラの世界には。アスキーアートもやらないことにしてます(笑)

だってここは、しゃべっているというテイですから。
言葉のみでやるのを同じことを、文字でやります。速記みたいなことですね。

しかも、自分で(笑)って入力してるわけですよ!
ここはまあイケるかなってところに、恐る恐る(笑)けっこう一週も二週もしてますね。(笑)の位置に時間かかっちゃったりして。推敲してるのは(笑)だけです。
しゃべってる感じを出したいので、なるべく書き言葉っぽくしたくないんですけども。

だから矛盾とかもしたいし、もたくさんつきたいです。ダジャレみたいな、音でしか成立しないものを落とし込みたいんです。
実践として、面白いと思うんですけどね。

これ、いつか話題になることがあるのか!
いったい何人が読んでくれてるんだ!
50音終わるまではやりますからね!

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