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5月病・6月病

5月病と6月病、これまでは新入生や新社会人や新入社員にあてはめられていましたが、近年では、新社会人だけでなく、転職や異動、昇進した人や環境が大きく変わった子供や主婦にも表れることがわかっています。
  5月病、6月病は、どちらも正式な病名ではなく、適応障害の一種です。                                
  4月から新入社員として配属されたり、新しい部署に移動したりと、環境に変化のあった人が、約1ヶ月が過ぎ、緊張や疲れがピークに達する頃が5月です。                              5月の連休を迎え張りつめていた緊張がきれてしまい色々な症状が現れてきます。またそれが長く続くと6月病になってしまいます。
 5月病、6月病の症状は、一般的に、次のようなものだと言われています。
 

 
  ストレスが大きな要因になると思いますが、ストレスに対して上手に付き合うことが出来るようになるとストレスに対しての耐性が付いてくると思います。
 まずは、「ストレスに気づくこと」そして「自分にとっての効果的なストレス解消方法をいくつか用意しておくこと」が大切です。「ストレスの原因は何か」、「これからどうなることが希望なのか」を紙に書いて頭の整理をすることもオススメです。具体的な方法はお聞きください。             
 
5月病・6月病の原因とかかりやすいタイプ
  5月病・6月病の原因は、環境の変化によるストレスです。几帳面な完璧主義者や、まじめで頑張り屋の人がかかりやすいとされています。
慣れない職場でただでさえ緊張しているうえ、「ちゃんとしなくては」と、さらに自分にプレッシャーをかけるので、心と体に大きな負担をかけてしまうのです。
5月病や6月病からうつ病に移行するケースも少なくはないので、症状を自覚したら、なるべく早い対処が必要です。
 

精神を安定させるポイントの1つに「セロトニン」があります。
人間はさまざまなホルモンを分泌していますが、中でも5月病や6月病に有効なのは「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンです。
  睡眠周期を整えるほか、不安を取り去ってストレスに強くし、精神を安定させてくれる働きがあります。
 セロトニンは生活のリズムを整え、朝日を受けると分泌されやすくなるので、まずは朝の光をしっかり浴びる習慣をつけてください。雨戸やカーテンが閉まっていない、朝日の入る部屋で就寝すると良いと思います。            最初は明る過ぎて早朝に目覚めてしまい、睡眠時間が短くなってしまうかもしれませんが、セロトニンが分泌されれば寝付きもよくなるので、自然に早起きが苦痛ではなくなってくると思います。
  また、セロトニン分泌量減少の原因の一つに、慢性的な運動不足があります。ジョギングや水泳などが効果的ですが、運動不足の状態からいきなり激しい運動をすると、体調を壊してしまうかもしれませんので、まずは軽いウォーキングから初めてみましょう。
 落ち込んだ気分のときに外に出て、人と会うのはなかなかつらいと思うので、家の中でもでき、セロトニン分泌量を増加させるのに効果的な踏み台昇降をおススメします。
毎日15分から始めてみましょう。
効果を上げるには、いくつか気を付けてほしい点があります。                      
  ①始める前にストレッチをして、体を動かす準備をすること。
  ②つま先と膝を正面に向け、視線をまっすぐ前に向けて背筋をピンと伸ばすこと。
  筋肉は血管のポンプの役目があるので、量が増えれば血流がよくなり、精神にも良い影響を与えます。筋肉を鍛えるには正しい姿勢で運動をした方が良いです。つま先や膝を正面に向けることで膝を痛める危険性が低くなります。
③リズミカルな動きがセロトニン分泌量の増加に効果的なので、「1.2.1.2」と、声を出しながらリズムをとってください。
 
食事面では、セロトニンの材料となるトリプトファンが多く含まれる肉や魚、大豆類を積極的に摂取しましょう。
 
 漢方医学の思想である「五行論」では春は「木」の季節とされ、五臓六腑の働きでは「肝」に影響しやすいとされます。
  漢方医学の「肝」は疏泄という働きで気の巡りをコントロールしており、自律神経と関係が深いと考えます。 もともと春は肝気が失調しやすく春は環境の変化のために肝気が乱れて自律神経失調症やうつ症状が出やすくなるのです。
肝気の巡りを改善する柴胡を含む漢方薬が大変効果的です。 
サプリメントも役立ちます。  
          
「ちょっと変だな」と感じたら早めにご相談ください。早めの対処が未病を病気にさせません。


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   ヘルシーBOX立石薬店  0120-868-203 まで

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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