仮面ライダー ブラックサン感想(ネタバレしかないヤツ)

ぶっちゃけしんどかった
僕は娯楽作品を見るつもりだったのに…

この感覚は飲み屋でたまたま隣になったオヤジがメッチャ面白いおっさんで意気投合して2軒目になだれ込んだらイキナリヤバイ話をし始めた アレそのものだ

山盛り現代のアンチテーゼを混ぜこまれてるし、配役にしても小ネタにしても「元ネタわかる様にしときましたんで」って不必要なお節介が満載
ホントに何を見せられてるんだろう?

んで、10話のOPを見たときに
「やっと… やっと見たかった物が始まる‼」と思ったのに …見せない!
なら何故見せた匂わせた!?

うーん、色々と惜しいってところはあるんですがそれが長続きしない
コロコロと話の背骨が入れ替わる
5話位で短く纏めた方が面白いきもするけど 説明不足消化不良で10話でも足りない感じもする

こう言う特撮ヒーロー番組をリアルタッチで描く場合、どうしてもネックになるのは『倒す=殺す』描写になってしまう事

怪人がグロテスクなのは『殴っても(殺しても)罪悪感を感じずに作品を完結させる為』だという一面を担っている
だけどこの作風で怪人を倒してしまうのは普通に殺人になってしまう
成り立たない現象が見て見ぬふりして延々と続く、だけど主要メンバーの時だけ死がクローズアップされる
とてもアンバランスだ
そして視聴者の殆どは人間で怪人はいない(はず) だからラストのオチに感情移入は出来ない

ホントに良いところは凄く良いし
ダメなところはスーッと心が離れてしまう
全話見終わって思うことは
『僕は子供向けヒーロー特撮番組』が大好きなんだって事でした

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