【生き方】あえて「おじさん」として、いばらの道を選ぶこと
42歳の私。
「自分はおじさんなのか?お兄さんなのか?」そんなどうでも良いことが頭をよぎります。
人から「お兄さん」と呼ばれたらなんとなく嬉しいし、「おじさん」と呼ばれたらちょっと悲しい。この微妙な年齢で、感じることがちらほら出てきました。
もちろん、別に呼び方だけの問題なので、気持ちはむしろ前向きです。いったい自分のアイデンティティを「おじさん」「お兄さん」、どちらに置くのか?
そこで私はあえて、「おじさん」という、いばらの道を突き進むことを選ぶのです。
何歳から「おじさん」「おばさん」?
少し前ですが、「セサミンEX」などの健康食品で知られるサントリーウエルネスさんが興味深い調査を行ったそうです。
それは「年齢意識に関する全国アンケート調査」というもの。
たとえば「おじさん」「おばさん」「シニア」「おじいさん」「おばあさん」「シニア」といった、年齢にかかわる呼び方を、いったい何歳くらいのイメージで区別し使い分けているか?そんな調査を1万人を対象に実施したのだとか。
結果はこちらのリンクで失礼します。
もちろん、人がイメージする「おじさん」「おばさん」は、言う人・言われる人によってさまざま。はっきりと使い方を区別することはできません。
この調査によると、20代の方が思う「おじさん」「おばさん」のラインは、47歳なんだそう。なるほど、若い方からすると、私のような42歳はまだ「おじさん」ではないのか。
ちょっとほっとしたような、それでも迫りくる「おじさん」の年齢に、どきっとします。はたして世の中、「おじさん」「おばさん」と呼ばれて嬉しい人はいるのでしょうか。
ちなみに海外ではこのような敬意を払わない年齢の呼称はないと聞きます。
果たしてこのまま自分が「おじいさん」「おばあさん」と呼ばれるようになると、立ち直れなくなるくらいのショックを受けるのではないか?なんて、余計な妄想が膨らみます。
そんな42歳の私にできることとは。
「おじさん」の前借り
「必ずやってくるイヤなことは先取りしよう」
そんな思いから、私はあえて「おじさん」の称号を自ら前借りすることを選びました。なんてことはない、今の自分のことを「おじさん」だと自分で認めること。それだけです。
そうすると、この先数年後、周りから「おじさん」呼ばわりされてもダメージが少ないだろうと、勝手に予想しているということ。
覚悟を決めて、身も心も、自分から「おじさん」に寄せていこうという心構えになってきたのです。
ただし、ここで注意点があります。
「おじさん」として心得ておくべきこと
むしろ、これだけは留意しないと、世間から本当の「おじさん」としての扱いを受けることにつながります。それは、大きく分けてこの3点。
偉ぶらない、過去の話をしない
若い人の邪魔をしない、芽を摘まない
清潔な身なり、不快なニオイを発しない
これは、私が自分より目上の方をイメージしつつ、「こんなおじさんはいやだな」「こんなおじさんにはなりたくないな」と思いつくもの。こうやって文字にすると、私もしゃんと身が引き締まります。
「偉そうに過去の武勇伝を口にしていないかな?」
「若い人の邪魔をしていないかな、それをやったらダメだって言っていないかな?」
「ヨレヨレの身なりでないかな、体臭・口臭、大丈夫かな?」
こうやって気にすることで、自然と態度も小さくなり、若い人の邪魔にならないような存在になれるはず。
そう。私たち「おじさん」にできることは、周りに迷惑をかけないよう、きれいに謙虚に生きること。極論、それしかないのだと思っています。
「おじさん」のいばらの道は、バラに彩られる
そうやって奢らず小さく謙虚に生きていくことで、きっと「おじさん」のいばらの道は心弾むものになる。私は本気でそう信じています。
決して「おじさん」としてネガティブになる必要はなく、むしろ若い世代から学びを得ようとする姿勢があれば、そこから思いもよらない新しい世界が開けるかもしれない。
「おじさん」のいばらの道。次に見える景色が、どうか鮮やかなバラで彩られますように。。
そんなわくわくした気持ちをもって、今日も自ら「おじさん」として外の世界に旅立とうと思うのです。
おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫
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