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ポジティブとネガティブ

最近、ポジティブという言葉が嫌いになった。
いや、特に差し迫って人生がつらい状況にあるとかではないけども。

ポジティブを嫌いになった理由は、ポジティブという言葉を差別的に使っていなかったか、と自分で自分が気になったからだ。
言葉はどのような言葉でも受け手によって差別的になりはすると思う。……それにしても。

……私は今まで「人間はポジティブでないといけない」という風に、一種の強迫観念のように考えてきた。

しかしある日ふと思い至る。

ポジティブになれない人はどうすればよいのか?    ……と。

経済的に苦しい人もいるだろう。
身体が思うように動かず、ポジティブになれない人もいるだろう。
そのような人に「もっとポジティブになれ」と言ったとしたら、それはもはや言葉の暴力だ。

私はかつてTwitterで、「ネガティブなツイートをやめて下さい」と発信したことがある。
それは結論から申し上げれば、おおいに誤謬(ごびゅう)を含んだ発信であった。

賛同の返信を戴いたりもしたが、誤りであった。

心よりお詫び申し上げる。

結局、人間ありのままでいいのではないか、と思う。ポジティブな人はポジティブ、ネガティブな人はネガティブ。
しかしそれが明らかに人に迷惑をかける場合、修正できるようなら修正しなければならないように思うけれど。

これからもどんどんと凝り固まった自分の考えを改めて、人間としてレベルを上げていきたい。

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