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歯医者さんと私☆~その1~

●私も過去、幾件もの歯医者さんを渡り歩いて来ましたが、こんなにお話が好きな歯医者さんは初めてです。 (^▽^;)

 今回は、そんな歯医者さんと私の対話をもとに、お話をしてみたいと思います。

●さて、私は「殺陣師(たてし)」という職業をしています。

 私の師匠は「NHK大河ドラマの殺陣・武術指導を50年以上手掛けた方」で、名を林邦史朗先生と仰います。
 残念なことに、先生は2015年の10月の末に亡くなってしまわれましたが、私は最期の病床で先生から乞われて、その名を託される事となりました。

2015年6月、まだ先生がお元気なうちに、DVDのパッケージ用に撮影をした写真☆

 ところがその頃すでに、男性で「中川邦史朗」を名乗る者がもうその年、NHK大河ドラマの「真田丸」の殺陣を振り付けている途中だったのです。
 私はその後で名を受け継ぐ事になりましたから、そこは判りやすいようにと、名前の後に(女邦史朗)と記す事を決めました。
 生前、林邦史朗先生は常々、稽古を休まない中川と山野が自分の後継だと、何度も口にされておられました。

●2022年現在の私についてなんですが。

 生前の師匠と、二人三脚で制作を続けた30作品を超える殺陣や、真剣刀法の教育DVD、演武の映像などを、Amazon、Yahoo!などで通信販売をする傍ら、カルチャースクールなどで「林邦史朗先生が創始の殺陣や、護身術を教える仕事」をしています。

●また林先生が亡き後で、私は必要を感じて、先生の追悼本を自費出版致しました。

 というのは、私の仕事というのは、とっても表現のしにくい内容であったからです。 😅💦
 先生の追悼本を出版する事で、林邦史朗先生の人生を纏め。
 その生き様と教えを受け継ぐ者である事を記し、自分の仕事にも活かせるようであれたらと願い、ずいぶんと時間を掛けて制作を致しました。

●そんな私は、実家の株式会社では経理を務めてもいます。

 なので、どんな医者に行く場合でも、職業は「会社員」としています。
 その方が通りは早いし、ましてや歯医者で「職業・殺陣師」を名乗る事もないだろう。 ( ̄_ ̄ i)
 何しろ治療の間は、口を開けてばかりなので、お話が出来る訳でもないのだから。
 ・・・私は、それまでは、そう思っていました。

●さて10月のある日、私は予約をしていた事務所近くの歯医者さんに行きました。

 「歯の詰め物が取れて」しまい、それを切っ掛けに、ググって探してみる気になったのです。 👀  
 平素は、実家に仕事に戻った折に、行きなれた歯医者さんを予約して行っていました。
 けれどこの度は、ちょっと実家に帰るのにタイミングが悪かったんです。

 詰め物は上の歯だったのでとにかく、できれば近々に済ませたい★
 ググっと見ると、歩いて3分ほどの場所に歯医者さんがありました。
 コメント欄を見ると、なかなか評判が良いようで、特に(!)
「この歯医者さんは、注射が痛くない」
 という一言が気に入って、予約を取るべく電話をしました。

●ところが、詰め物を再度詰めるだけ、と思っていたのに、私はアテが外れてしまいました。 😅💦

 振り返れば、定期健診もせずに月日がもう、ずいぶんと過ぎてしまっていましたから。 👀
 ともかくもこの日は、やたらめったら口の中などの写真などのデータを取られ、レントゲンを撮られ、嚙み合わせの為の資料を取られるという時間に。
 どんな検査をし、どんな事を探っているのかについては、PCや紙の資料での説明もしてくれました。

 これらのデータを基に、治療計画を練り、時間的にどれほど掛かるのか、費用はどれほどに掛かるのかなどを次回までに考慮してくれるとの事。
 ・・・とりあえず、取れた詰め物は「仮止め」をしてもらえましたが、これは付けてもまたすぐに取れてしまうという、歯医者さんのお話です★
 
 何とはなし、少し気落ちをしながら。
「溜息をつかないで下さいよ~・・・」
 と、肩を叩かれ、励ましを受けながら、この日は、それだけでこの歯医者さんを後にしました。
「次回を、楽しみにしていて下さいね」
 とも言ってもらえましたが、私の心は暗く沈む思いでいたのです・・・。 (´_`。)
 ~その2に続く~
 

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