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シャニマスP向けのSideMの読み方講座

 お疲れ様です。桃之字/犬飼です。まだ犬は飼えていません。

 犬飼タ伊いぬかいたい名義で、シャニマスとSideMの兼任Pをしています。二次創作をよくやるのはシャニマス(摩美々・小糸P)ですが、SideMも好きで追っかけています。大吾・朱雀Pです。

◆ちゅうい◆
この記事は、はちゃめちゃに越境の話をします。
なんなら純度100%で越境の話です。
そういうの苦手な人は引き返してください。

こちらは丸腰です! その銃を降ろしてください!


 ライブ三昧の10月でしたね。シャニ5.5thも最高の出来でしたし、SideM8thもえっぐい楽しかった。アイドルマスターシャイニーカラーズもアイドルマスターsideMも最高。略してアイマス最高。パンパパパンパン👏

 さて。SideM8thのライブレポは連番で拉致したシャニPが書いた記事に任せるとして(めちゃくちゃバズってて笑っている)

 ここ数日のタイムラインを見ていると、紫緑さんのように「他マスのPがSideMライブを初めて見た」的なレポートがかなり多く回ってきており、MOIWの功績を感じています。実際Kアリーナ付近、男性Pめっちゃ多かった。いつもは8:2くらいなのが今回は7:3って感じ。体感だけど。

 何名か話した感じ、「MOIWで知って初めての現場なんですよ!」という言葉と同時に、「曲は聞いてたけど、色々あったからあんまりアイドルのことは知らなくて……」という言葉をめちゃくちゃ聞きました。ホント色々あったからな……ホントに……。

 忌まわしきあの日から時が経ち、SideMのコミュを読む基盤が整ってきた今、改めて「今、SideMのコミュを読むには?」という話を書いておくことで、全人類向けコンテンツであるアイドルマスターSideMの沼に落ちる人を増やそうという魂胆でこの記事を書いています。

 犬飼自身がシャニエム兼任Pなので、「シャニでいうWINGはこれ」みたいな形でSideMコミュの読み方を紹介していく形となります。お付き合いいただければ幸いです。

なお、犬飼自身、モバはうーっすらとしか触っていなかった勢なので、又聞きだったりで書いてる部分もあります。なんか違うとこあったらこっそり教えてください。
また、「こういう人にはこれもオススメ!」みたいなものがあればじゃんじゃん教えてください。「マーベル好きならアンダーエッジ読もう!」とか。

お題箱置いときますね↓
https://odaibako.net/u/inukaenai

※2023.11.09追加:
犬飼の勘違いで、SideMemoriesをWINGとしていましたが、「あれはほぼGRADじゃね?」と指摘をもらい、確認をしたところ「ほぼGRADだわ…」となったのでそっちの方向に書き換えました。

SideMのコミュってどこで読めるの?

事務所所在地

 283プロダクションはenzaに事務所を構え事実上enzaを支配していますが、315プロダクションは今、アイドルマスターポータルの一角に事務所を構えています。
 シャニを含め他マスはお知らせの発信がメインな一方で、SideMだけはここからコミュや漫画などを読むことができます

 シャニマスのPにとっては衝撃的な事実なんですが、なんとアイドルマスターSideM、今ならガシャを回さなくても、イベントを走らなくても、パワプロみたいな育成ゲームやらなくても、コミュが読めます。ライブ限定コンテンツ以外全部読めます。太っ腹!

 これまでのSideMの歴史と、そして新たなSideMの物語が詰まったそのコンテンツ群、それが今回の目的地です。その名を『315 PASSION CONTENTS』といいます。

 この記事では、この315 PASSION CONTENTSをシャニマスのPが読むにあたり、「WINGっぽいやつならこれ!」みたいなガイドと、あとは「各コンテンツの歩きかた」をご案内できればと思っています。

 あとは目次置いとくので適宜飛んでネ!


315 PASSION CONTENTS - アクセス

※導線に文句言ってるだけなのでここは読み飛ばしても大丈夫です

 さて、では折角だしそのコンテンツの目次に行きたいですね。どこから行けるんでしょうか。目玉コンテンツだし、さぞ目立つようになってると思います。さっそく事務所に行ってみましょう。ウィーン。

おっつおっつケンケン〜〜〜
夜遅くまで大変だね〜〜〜(深夜2時)

 確かこの下にメニューがあったよな。まずはそこを見てみようか。

ちょっとスクロールすると
315 PASSION  CONTENTSの文字が!

 新着エピソードへのリンクがありますね。てことはこのままどこかに目次へのリンクがあるはずなんですけど。バナーはクリックできないし、「コンテンツ一覧」みたいなボタンもない……このMOREは新着一覧のMOREだよな……うーん。もうちょっとスクロールしてみましょうか。

あら一番下
かのんく……いや、姫野さん。お疲れ様です。

 スクロールするとすぐにページの一番下にぶち当たりました。アイドルがランダムで出てくるんですが今日はかのんさんでした。可愛いですね。

 ……で、目次どこ?

 正解はここです。

ケェン!?!?!?!?

おまっ お前それ いつの間に!?!?

正解:
ページ読み込みが終わって賢がフェードインしたあと、じわぁっとボタンが出てくる

知らずにさっさとスクロールしてた……

 ちなみにここからも行けます!

正解②:
新着エピソード欄の『MORE』をクリックすることで総合目次に飛べる。

新着エピソードのMOREだから
新着の一覧じゃないのか…

 まぁなんかそういうわけで、犬飼は毎度しんどいのでコンテンツのページを直接ブックマークしています。

315 PASSION CONTENTSについて

 さて、ここからは315 PASSION CONTENTSの中身について説明をしていきます。リンク先はこちらです。もう一度言いますが、犬飼はココを直接ブクマしています。

 315 PASSION CONTENTSは、「315プロダクションエピソード」「エムマスアーカイブ」「サイスタアーカイブ」の大きく3つに分かれており、その内訳は以下のようになっています。

シャニのシナリオとの対応は?

 この記事では、シャニマスでアイドルを知る時の「WINGでアイドルを知り、感謝祭やGRAD/LPで理解を深めて……」というあるあるの流れを、315 PASSION CONTENTSで可能な限り再現するには?という話を書いていきます。平たく言えば、「シャニと似たようなノリで315プロのアイドルを知っていくこと」を目的としています。

 というわけで先に結論から。シャニの各シナリオが315 PASSION CONTENTSだとどういう対応になるか? というのをざっくりまとめたのがこちらです。

※2023.11.09
SideMemoriesの位置を変更しました

「とりあえず全員のWINGやる」はシャニマスPあるあるかと思います。アイドルとの出会いや、アイドルたちの抱えるもの、今後の課題などを知り、「田中摩美々……気になるな……」とかなるわけですが、このような『アイドルと出会う、アイドルを知る』をやる場合は雑誌か、あとはサイスタのドルエピにGOです。この辺読むとアイドルさんたちのことをざっくり知れて、「兜大吾……気になるな……」とかなります。なりました。

やっていこう

 さてさて。WINGはまぁそれとして、「その先はなんでこうなってるの?」という疑問もあろうかと思います。

 ここからは、それぞれのコンテンツについて「なんでそれに該当すると思ったか」であったり、「そのコンテンツの歩き方」みたいなところを解説していきます。

WING編

【コンセプト】
アイドルと出会う、アイドルを知る

 雑誌(通常号)、およびサイスタのアイドルエピソードでは、オーディションスカウトの現場であったり、アイドルを志す瞬間の話、そして新人アイドルとしてのエピソードが描かれています。サイスタのほうはだいぶWINGシナリオに近い質感してます。

 シャニの場合、「まずは全員WINGやってから推し/担当を決める」みたいなやり方を取ることも多いですが、そういった用途にも合っていると思います。

 オススメの順番としては、雑誌(通常号)→アイドルストーリーでしょうか。雑誌は3ページの漫画×2本とライトなので、ざっくり知るにはちょうど良いです。サイスタのアイドルエピソードはちょっと訳アリなので、後がオススメです。細かくは以下に書いていきます。

◆雑誌(通常号)

 雑誌自体はユニット単位でまとまっていますが、中身のエピソードは個人ごとです。ひとりあたり3ページ漫画×2本で、そのアイドルがどんな人物なのか、どうして315プロのアイドルになろうと思ったのか、ユニット結成時のお話などが描かれています。

 この漫画、モバの頃はひとコマごとに動いたりしていました。が、流石にそこまでアーカイブ化するのは難しかったみたいですね。

ちなみに雑誌(通常号)は、スカウトされた後どんな様子だったか…とかも描かれており、そういう意味ではシャニでいうSTEPにも近しいものがあります。まぁその辺はスタンスの違いで、「ワケあって、アイドル!」だからワケの開示は勿体ぶらない、みたいなやつだと思います。

◆アイドルエピソード(サイスタ)

「ひとりひとりにフォーカスをあてた物語」という意味では、サイスタのアイドルエピソードも該当します。なんとyoutubeに全部あります。
 サイスタのころはフルボイスだったんですけど、今はボイスなしです。大人の事情……。

 こちらもユニット単位で(動画が)まとまっていますが、内容は個別エピソードとなっています。

 事務所へ加入してすぐくらいの時系列で、仕事中/仕事上がりなどのちょっとしたきっかけからのお話を通してアイドルのことや過去について知ることができます。

 スマホゲームであるサイスタがベースなので、シャニマスに負けず劣らず立ち絵が動きます。また、アイドルの身内にも立ち絵がありめちゃくちゃ動きますし、当時はめちゃめちゃ喋ってました。実装当時、界隈が大騒ぎになりました。今は全員声なしになっちゃったのは惜しい……。

 なお、これはちょっと注意点なんですが、モバエム時空とサイスタ時空は微妙に設定に齟齬があります。色んな大人の事情だとは思うんですが、突き詰めて考えるとワケわかんなくなるんで、まぁふわっと受け取ることをオススメします。

感謝祭/GRAD/LP/pシナリオ/sシナリオ編

※2023.11.09
SideMemoriesを挿入しました

 で、ごめんなさい、ここで一気に破綻しました。

 いや、あのですね。色々と考えてはみたものの、この辺に1:1で対応するものがなかった。いやいや待ってください。ないワケじゃないんです。1:1対応しないだけで。説明するからその銃を降ろしてください。

再整理:シャニマスの場合

 ここはSideMのPちゃんが「どしたん???」ってなってそうな気がするので、そちらに向けての説明です。シャニマスのP(Plant)の皆様は既知の内容だから飛ばして大丈夫。

 まずシャニマスでのお話ですが、感謝祭、GRAD、Landing Point(LP)は、それぞれのアイドルの所謂「メインシナリオ」となっています。

 プロデュースモードの制約も手伝って、基本的にプレイヤーは感謝祭→GRAD→LPの順にコミュを読むことになりますし、それぞれのお話もそれを前提に描かれています。例えば、WINGの時に出来なかったことが時を経てLPで出来るようになる、とかです。

 GRAD/LPあたりはアイドルたちの自己定義の話が出たりもするのでそういうのに弱い犬飼は毎度ボロ泣きしながら読んでいます。

 各シナリオについて、犬飼が理解しているのは大体こんな感じ。

◆ファン感謝祭
 
各アイドルがユニットごとの仕事だけでなく、ソロの仕事もたまに入り始めたかなーみたいな時系列。「283プロ ファン感謝祭フェス」が開催され、各アイドルはその中で手作りのライブ演出を任されることになったが……? みたいな話。
 各アイドルのユニット内での関係性や立ち位置などが描かれるのと並行して、ユニット全体に対して「ユニットの在り方とは」「なにに感謝する?(=なにを重視する?)」などのお話が浮き彫りになっていく。

◆GRAD
 
各アイドルが真っ当に忙しくなってきた時間軸。Produce101みたいなイベント(通称GRAD)に参加することになり、ずっと目を逸らしてきた課題やアイデンティティに悩み、答えを探すお話。この辺になると、アイドル間で「売れてる子」「売れてない子」が結構ちゃんと浮き彫りにされててちょっと怖い。
 特徴として、実装初期のころから「そういうとこあるよね」と言われてた部分や、「そこ避けては生きていけないよね」みたいな部分に切り込みがちなことが挙げられる。時にはアイデンティティを揺るがすレベルで悩みながら、それでも前に進むアイドルたちを応援するお話。人によっては結構胃が重くなる。なった。

◆Landing Point(LP)
 GRAD以降で、各アイドルがそのまま順調に仕事を続けている感じの時間軸。各ユニットが初のワンマンライブをやることになり、その日に向けた準備とそれでも続く仕事の中で、個々人の悩みや葛藤、自己定義などなどが描かれる。
「Landing Point(着陸地点)」の名の通り、そのアイドルにとってひとつの大きな節目・転換点となったり、浮ついていたアイドルが地に足がつくようになるといったお話が多く、自己定義話大好きマンは大体泣く。泣いた。

 めっちゃ長々と書きましたが「要するに」というところで、感謝祭〜LP、そしてp/sシナリオのキーエッセンスを抜き出すとこんな感じになります。

・ユニット内におけるアイドルの立ち位置提示とその変化
・ユニットメンバーとの関係性提示とその変化
・アイドルとしての自己定義
・精神的・成長的な課題との戦いと落着

 で、「じゃあこれらをsideMに置き換えると?」と考えると、1:1対応するものが見当たらないというか、「全部イベストじゃないかそれ?」っていう。例えばクリイベで想楽くんが「自分には才能がないから…」なんて悩んでたやつとかライサムとか、あの辺ってまさしくGRADなんですよね。

SideMの場合

 というわけで(?)長々と書きましたが、説明をシャニマスP向けに戻しましょう。対応表をもう一度載せます。

 先に、話が早く終わるSideMemoriesのほうから説明します。

◆Side Memories

※元々WINGに入れてたんですが、ご指摘いただきこちらに移動させました。

2023.11.09 修正しました

 アイドルひとりひとりにフォーカスをあてた物語です。馴染みのあるコミュ形式。ボイスはありません。

 基本的には315プロに加入後しばらく経ってからのお話で、お仕事や日常のちょっとしたトラブルなどを軸に、そのアイドルの人物像や過去の出来事が語られます。

 元々、「イベントで一定走るごとにポイントが貯まって、満タンになったら読める」みたいなコンテンツだったこともあり、結構深い話も展開されます。

 どのくらい深いかというと、例えばGRADとか。あとは3〜4周目あたりのpカードとか。あとは……マイコレとか? いずれにせよ、ある程度アイドルたちのことを知ってから読むと良いコンテンツなので、この後に書くイベントシナリオをいくつか読んでから合間に読むとかが良いかもしれません。

SideMemoriesの時系列、「加入直後」と勘違いしてました。ごめーん!

2023.11.09

 さて、SideMemoriesがGRADということは、そこに至るまでの間にアイドルをもっと知っておいた方が良いな、というのはなんとなくお分かりでしょう。シャニでいえばp/sカードコミュや感謝祭コミュですね。

 この辺りに該当するのが、モバエムのイベントシナリオたちです。

「シャニのメインシナリオとSideMのイベントシナリオが同列?」と首を傾げる方もおられるかもしれませんが、実はこの「イベントシナリオ」という概念、シャニとSideM(特にモバ)だと、立ち位置がだいぶ違うんです。

 これはあくまで犬飼の主観ですが、背景として一番大きいのはモバエム時代のトチ狂ったイベントシナリオ供給力だと思います。7〜10日くらいの周期でシナリオイベントをやって、最終日の13時にイベント終わり→4時間後の17時から次のイベント(シナリオつき)が始まるという狂気のスケジュールだったんですよ(※2023.11.10正しい時間に修正。お題箱で指摘くれた方ありがとう!)
 アイドル強化月間とかなんちゃらフェスとかそういうインターバルすら一切挟まず、だいたい月に3,4本のペースでアイドルの新しい物語が供給され続ける。

 勿論、そういう速度感となるとモノラルダイアログスみたいなクソ重い一撃が叩き込まれるわけでは決してなくて、ひとつひとつのイベントシナリオは短くて軽め、場合によっては「問題提起だけあって解決しない」なんてこともしばしばありました。ですがそれでも、年間40本以上の物語が積み重なり続けるとなるとそれは物凄い重みを持つものです。

 さらに、モバ時代のイベントは基本的にユニット越境ばっかでした。なんて羨ましい。厳密には、ひとつのイベント内にふたつのユニットが登場し、シナリオ中で絡む時もあれば絡まない時もある、みたいな形ではあるんですが、複数ユニットの組み合わせ登場するため担当の登場頻度も必然的に上がるわけです。なんて羨ましい。あと劇中劇も多いので、「いつもと違う担当の姿」をいっぱい観測できます。なんて羨ましい。

 そうして、各アイドルの物語をものすごい密度で積み重ねて描くことで、SideMにおけるイベントシナリオは『アイドルたちが様々なお仕事やイベントをこなす中で多くの課題と直面し、時には自身のアイデンティティすらも揺るがす出来事すら起きる中で、ユニットメンバーや事務所の仲間たちの力も借りながら、日々成長していく"大群像劇"』というコンテンツへと進化しました。

 さてここで、シャニマスにおける感謝祭〜LPにおけるキーエッセンスを思い返してみましょう。

・ユニット内におけるアイドルの立ち位置提示とその変化
・ユニットメンバーとの関係性提示とその変化
・アイドルとしての自己定義
・精神的・成長的な課題との戦いと落着

 お分かりでしょうか。イベントシナリオに、これらのエッセンスがほぼほぼ入ってるんですよね。そういうわけで、モバエムアーカイブのイベントシナリオこそが感謝祭でありGRADでありLPといっても過言ではない

 そしてもっと言うと、シャニマスにおける「pカードシナリオ」「sカードシナリオ」も該当しています。
 そもそもSideMの場合、カードにストーリーは付いていない(セリフがひと言入ってるだけ)ので、シャニマスのような「コミュが必修のカード」はありません。SideMにおいて、その役割を持つのはやはりイベントシナリオです。樋口のオタクが定期的にピトス・エルビスやオイサラバエルで苦しんでいるのと、北村想楽くんのオタクが「ペンギン………」と限界になってるの、だいたいいっしょ。

とはいえ、カードについてるセリフからも色々と情報が得られたのは確かで、その辺は今だと有志がwikiでまとめてくれています。イベントアルバム読みを続ける合間で眺めると、色々と栄養が得られて楽しいです。
 もしくは、来年3月にメモリアルブックが発売されるので、SideMのプロデューサーと炭バトルをして勝ち取りましょう。負けねーぞ!

※11/8 21:00 追加しました

ちなみにちなみに。
ここまで読んでくれたエムシャニ兼任Pが居れば是非聞きたいのだけど、「ウチの担当のGRADはこれ!」「LPはこれ!」ってイベストあればぜひ教えてください!

お題箱置いときますね↓
https://odaibako.net/u/inukaenai

 ……と、だいぶ長々書きましたが。
 そんなわけでここからは、GRADやLP、p/sシナリオなどなどの立場としてSideMのイベントシナリオを読んでいくための「歩きかた」を書いていきます。

◆イベントアルバム

 前述の通り、イベントシナリオは膨大にあります。この記事を書いている時(23年11月頭)で、5シナリオ×60ページ=300シナリオほどが収録されています。あ、なんかちょうどさっき追加されたっぽいな。2020年の分。

 まぁそういうわけなので、「気になるアイドルの成長を追う」という目的に主眼を置くなら、フィルタ機能を積極的に活用していきましょう。

「イベント一覧」の文字の横にある
虫眼鏡をタップするとフィルタが開きます。

 イベントアルバムは、「新しい順」で並んでいます。つまり、一番最後のページが一番古いです。なので、WING→感謝祭→GRAD→LPのようにアイドルの成長順に読んでいきたい場合は末尾のページから順に読んでいくことになります。

 まぁとはいえ、GRAD/LPとは違って「前のを読んでないとあんまわからん」ってことはないです。各イベントシナリオはちゃんと独立した起承転結をしているので。
 なので、順番通りに読むのに飽きたら、タイムラインで「○○Pの方!!! おすすめのイベストどれですか!!!」とか聞いてみるのもアリです。みんなすごい勢いでオススメしてきます。します。

◆イベントアルバムの見方 - イベントコミュと雑誌(増刊号)

 SideMのイベントシナリオは、二つの媒体で同時に展開されていました。イベントコミュと雑誌(増刊号)です。これはシャニマスでいうイベントコミュと報酬サポカみたいな関係性で、イベコミュを読む→雑誌(増刊号)を読むという流れがおすすめです。

 例えば以下のページを見てもらうと、「ストーリーを振り返る」と「雑誌を見る」が併設されていますが、これはそういう都合です。アンダーエッジは良いぞ。

 ちなみに、雑誌(増刊号)に直接アクセスすることもできます。

 雑誌も物量が多いので、適宜フィルタを活用しましょう。「増刊号一覧」の文字の横の虫眼鏡から開くことができます。

 なお一点注意事項なのですが、モバエム初期のころはイベコミュ+雑誌(増刊号)に加えて、同時期に開催していたガチャについても雑誌(増刊号)が出るという形になっていました。なので初期のイベントの詳細を開くと、コミュとは関係ない雑誌が後にひっついていたりします。バグではありません。そうとは知らかった犬飼は友達に「これバグじゃね?」と訊いて怒られました。ごめんて。

イベントシナリオ編

 さて、ここまでめちゃめちゃ尺を使って「シャニマスとSideMのイベントは違う!」と説明をしてきましたが、じゃあシャニマスと同じような「ユニットごとの長編エピソードイベント」みたいなものが無いか、と問われるとそんなことはありません。サイスタの各シナリオイベントがこの辺りをカバーしてくれています。

【コンセプト】
ユニット単体の仕事・エピソードや、
事務所全体でわちゃわちゃしてる話を読む

◆イベントストーリー(サイスタ)

 ユニットごとのシナリオが読みたい場合はこちらがおすすめです。
「新しいブランドのアンバサダーになった」などのお仕事きっかけでのエピソードが見れます。マジーアアンティーカみたいなもんです。

◆メインストーリー(サイスタ)

 読んで字の如く、サイスタ時代のメインシナリオです。第一章と第二章で得られる栄養素が違うので、少し細かく説明します。

◆第一章
越境をやりつつも各ユニットにフォーカスを当てるほうに軸足を置いており、ユニットごとにどんな子たちなのかを知るという意味ではかなり適しています。
また、「推しが決まらなくてざっくりみんなのこと知りたい!」みたいな時にも有効です。ちなみにMOIW2023で唯一のオリメン披露だったTrue Horizonはこの章のテーマソングです。

◆第二章
 噂の男極メンゴクのお話なんですが、これはシャニマスでいうピクニックバスケットやオペレーションサンタのような、事務所内越境でワイワイやってるお祭り回みたいなお話です。三十路ごえの五人が主役ではありますが、事務所のみんなもだいぶ活躍しますし、トンチキさ加減もだいぶ極まっています。個人的にはだいぶ好きな味付け。矢文とか。

再度の但し書きとなりますが、モバエム時空とサイスタ時空はたまーにビミョーに設定に齟齬があります。突き詰めて考えるとワケわかんなくなるんで、適度にふわっと受け取ることをオススメします

STEP編

 さて、これで最後です。
 現在、シャニマスの方でも順次実装が進んでいるSTEP。各アイドルの前日譚が描かれた物語で、アイドルになることを志した理由についての深掘りだったり、もっと昔の出来事だったりが語られます。

 WING編の時にも書きましたが、SideMにおいて、「アイドルを志したきっかけ」は雑誌(通常号)の中で語られていることが多いです。基本的にSideMのアイドルは「ワケあって」アイドルになっているので、最初に「ワケ」がばーんとお出しされていることが多いんですよね。

 過去のお話という意味では、上記に加えてイベントシナリオの中で断片的に語られていたり、リメンバーショットというガチャカードの中で過去のイラストや一言コメントがあったり、そういう散らばった情報を集めて集めて行間を読む感じで共通幻覚を生み出す方式を取っています。

 また、サイスタでは明確に「前日譚です!」と銘打って『エピソードゼロ』がお出しされ、(ちょっと設定に齟齬や変化があったりはするものの)アイドルになることを志した理由やもっと過去のお話が触れられていたりします。特にC.FIRSTの三人は供給元がサイスタなので、彼らの前日譚はここにこそあります。

 というわけで。

【コンセプト】
アイドルがアイドルを志した理由や、過去のお話を知る

◆雑誌(通常号) ※再掲

◆エピソードゼロ(サイスタ)

 なお、先ほども言ったようにSideMは「ワケあって、アイドル!」なので、シャニマスと違ってこっちを先に読んじゃって差し支えないとは思います。が!

 これはあくまで犬飼個人の、本当に個人的な思想なんですが、C.FIRSTだけはエピソードゼロを一番最後に読んでほしい。ごめん。これは本当に犬飼の思想。ただ本当に、C.FIRSTだけはWING(アイドルエピソード)→イベスト(メインストーリー&イベントストーリー)と読んでもろて、なんならその上でメンバーのソロも聴いてもろて、その上でエピソードゼロを読んでほしい。こういう押し付けは鬱陶しいというか個人的には嫌いなんですが、それでもこれはそれだけの価値がある。はず。騙されたと思って是非🙏🙏

その他:シャニにない要素編

◆日常での1コマ

 モバエム時代、定期的に「ログインしたら寸劇が見られる」期間がありました。数往復程度の短い会話ではあるんですが、ユニット内はもちろんユニット越境もあり、各アイドル同士の関係性などを知るのにとても良いコンテンツです。シャニマスくんはそもそもユニット越境をやたら特別視というか神聖視してるせいでこういうことやってくれないんだよな。なんでや。もっとやれや!!!

 なお現在、この『日常での1コマ』は315プロダクションエピソード内で『アイドルたちの1コマ』として続いています。しかもこっちにはクラファもいます

『アイドルたちの1コマ』に触れたのでついでに紹介しておくと、もう片方のCONNECT WITH STAGE!はライブと連動したコミュが読めるコンテンツです。

 先日、突然タイムラインをH@NDMANというクリーチャーが横切ったと思いますが、アレはここから生まれた存在です。

"ヤツ"です。

 有償のものと無償のものがあり、現時点(23年11月)では3DライブであるF@NTASTIC COMBINATION LIVEに関わるものは有償です。
 逆に8th関連は無償なので、高校生組がワイキャイしながら事務所全体を巻き込んでライブを盛りアゲていく話、是非見てってください。

 また、先日の8thライブで発表された噂のChina.FIRSTやバーテンFRAMEなんかも315プロダクションエピソードの中に追加されて行くと思いますす。アソビストアプレミアム会員なら読み放題とのことで、どうせシャニマスのオタクはプレミアム会員だからつまりみんな読めます。楽しみに待っていましょう!

お疲れ様でした。

 ここまでで約1万文字です。思えば遠くへ来たもんだ。

さいごに

 ここからはちょっとしたアドバイスというか、心構えのお話を少しだけ。

 まず、コンテンツ自体が8年も9年も続いているので、「全部読む!」とかって意気込むと多分途中で心が折れます。そのくらいの圧倒的な物量と重みがあります。そもそも49人もいるんでね。シャニの倍です。あと、アソビストーリーのセッション保持時間がめちゃくちゃ短くて定期的にログイン求められてイライラするという障壁もあります。まじであれなんとかしてほしい。

 シャニマスをはじめた時、「まずは全員のWINGを見よう!」と言われた方、結構多かったんじゃないでしょうか。少なくとも犬飼にシャニを勧めてくれた人はほぼほぼそれを言ってました。同じように、まずはWING編としての雑誌通常号/ドルエピ(サイスタ)をさらうところからはじめてみるのがオススメです。それだけでも十分に「ええ子やん…………」「好き………………」ってなるパワーが315プロのアイドルにはあります。犬飼としては、315プロの全員を好きになってもらえると嬉しい。さらに欲を言えば兜大吾くんと紅井朱雀くんをよろしくお願いします。

 あともうひとつ、これは別の角度の「心構え」のお話になるんですが。

 SideMのアイドルはめちゃくちゃ課題解決が上手いです。ざっくり例えて言うと、シャニマスのイベントシナリオ(特に初期のもの)でイベント丸々一本かけて解決した課題が、SideMだと10話中の1話でサクッと片づいちゃったりします。これは平均年齢が高めなことや、「ワケあって」で人生二周目なことに起因しているんですが、それゆえに「ぼくプロデューサー、必要?」となってしまうこともあります。なりました。
 でも大丈夫です。SideMはコンテンツ自体の姿勢として「ファンであること」も許容してくれるので、犬飼は紅井朱雀さんを全力で推すと決めました。握手会行きてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 それと、SideMのリアリティラインはだいぶアイマスしてる(動詞)ほうです。というかどちらかというと、シャニが気持ち悪いまでにリアルによってると言った方が正しいかもしれない。住所不定の格闘家や年齢不詳の音楽家、果てはなんらかの六代目がアイドルやっていたりするので、その辺のチューニングは頑張ってください。

宣伝です。

 283プロも315プロも好きになるとですね、両方の事務所のアイドルがキャッキャしてるとこが無限に見たくなるんですよ。

 というわけで宣伝ですが、2024年2月の歌姫庭園37で283プロと315プロの越境作品を集めた合同誌『PASSION@TE WING!! 02』を開催します!リリースしました!(02.23更新)

通販もあるよ! よろしくな!

 02とついているからには01があるわけなんですが、歌姫34で頒布して既に完売してしまいました。ごめんよ。

いじょうだ

 齋藤社長にあやかって最後は一本締めで終わりましょう。
 いよーォ パンッ👏


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