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【大学受験】共通テストの現代文の対策

みなさんこんにちは。今回は共通テストでの現代文(評論文・小説)の対策を紹介します。

高校1・2年生や高校3年生、浪人生など共通テストまでの期間は人それぞれ異なりますが、是非読んでいただけると幸いです。

まず、共通テスト「国語」は大問4つで構成されており、第1問が評論、第2問が小説、第3問が古文、第4問が漢文です。配点は各大問とも50点で、合計200点満点です。試験時間は80分です。



ここからそれぞれの対策方法を2024年のものを元に説明していきます。


評論文の対策


<出題の傾向>
過去に出題されたテーマは哲学、文化、社会に関するものが多いです。学術的な論文が主となっていて、文章の文字数は3500~4500字のものが多いです。


次に設問について解説していきます。


問1の漢字は傍線部と同じ漢字のものを選ぶ設問。

問1にでてくる漢字は受験生になじみが薄い熟語の出題も多くなってきていますが、学校で配布されている漢字の参考書などで対策しておきましょう。

配点は10点ですが、あまり時間をかけて勉強する分野ではないので、すきま時間などを活かして対策しましょう。


問2から問5でセンター試験型の構成・展開設問。

内容把握の問題では、選択肢を吟味する際に本文の記述と照らし合わせる作業を丁寧に行う必要があります。そのときは傍線部の前後だけを見るのではなく、その傍線部の前後から次の傍線部が引かれているところまで見るように心がけましょう。
また、本文の論旨が理解できていれば、それと関連付けて正解の選択肢を選びやすくなります。



問6の生徒の学習場面型の設問。

あまり見ない形式の問題ですが、文章全体の要旨が問われていることが多いので、そのことに留意して選択肢を吟味できれば、正解を導くのは難しくないです。




小説の対策


<出題の傾向>
出典は近代の作家から現代の作家まで幅広く選出されています。題材は家族や友人などを扱ったものや青年期特有の問題を扱ったものなど普遍的なテーマが多いです。


次に設問について解説していきます。
問1は語義を問う設問。

問1では基本的・一般的な語句の意味が問われます。感覚的に文脈に合いそうなものを選ぶのではなく、辞書的な意味にも文脈的にも合うものを選ぶようにしましょう。

Z会からでている『現代文キーワード読解』や桐原書店の『読解を深める現代文単語』などで小説に頻出のキーワードを身に付けましょう。

問2から問5は心情説明を中心とした部分読解の設問。

登場人物の心情を問う問題では、いかに登場人物の心情がはっきりとでているような表現を正確におさえながら解いていく必要があります。しかし、小説においては、直接的な表現で心情などを表すということは少なく、情景や状況などから感情を読み取らなければならないため、この点は演習の際などに意識しておくと良いでしょう。


問6は表現に関する設問。

表現に関する問題では、選択肢の差異がわかりづらく正解を確定しにくいため、本文と選択肢を慎重に照らし合わし、消去法で解いていくのが良いです。



問7は本文の内容を【資料】の論旨をふまえつつ捉え返す設問。

問7では資料を読み解く情報処理能力が求められます。独特な問題ですが、評論文でも同じような設問があるため、難易度はそこまで難しくないです。問題演習を重ねて、限られた時間の中で解き切れるように出題形式に慣れましょう。


いかがだったでしょうか。皆さんが共通テストの現代文で高得点をとれるように願っています。ぜひ参考にしてください。ありがとうございました。

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