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《LIVE参戦記録》2019.08.04 THE ALFEE「Best Hit Alfee 2019 夏の乱 "Battle Starship Alfee"(2日目)」

我々ファンの中では「夏イベ」と称される、通常のツアーよりも大規模な場所で、セトリ(セットリスト;曲順)も変えて行われるライブです。通常は土日開催なのですが、その「後日程」日曜日の方に参加してきました。

ライブ自体の感想の前に、今回の会場についてどうだったかをご報告します。

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会場は幕張メッセ。国際展示場の3つのホールをぶち抜いての開催。
要するに普通のホールやアリーナではありません......ということで、まず心配したのが以下5点(多過ぎですか? 細かいことが気になるのが、ボクの悪い癖でして😅)。

① そもそも、3ホール全部を客席に使うのか。
② 会場への入場方法は?
③ 客席の配置は?
④ ホールと違って「オールアリーナ(同一平面)」なので、後ろの方のブロックからの見通しはどうなるのか。
⑤ 音響面は問題ないのか。

①については、こういう案配でした。下記画像は、ホール1の模様。

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グッズ販売、メモリアルチケット&グッズ交換、各種予約・販売などのスペースのために、まるまる使われていました。
あ、「メモリアルチケット&グッズ」って何ですかって? これですよ。

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なお、グッズに関してひとつだけ文句を。私が唯一買って帰りたいグッズ「イベントTシャツ(XLサイズ)」は、2日目の午後の時点でもう売り切れでした。これ、増産してWeb通販で再発してくれませんかねえ?

次に②ですが、ホール1の奥にある「入場口」なる文字......そしてそこへ向けて伸びる行列。気になりますよね? えっ、ホール1から直接会場に入れるんじゃないの???

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なんと、いったん外に出されて......

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隣(ホール2)に再入場するって流れでした。
うーん、これはいくら何でもキビシいでしょ。ホール1の内部から2の内部へ直結できないもんかと思いましたが、仕組み上壁にしかなり得ないんでしょうな。

この先に進む前に、「ALFEE夏イベの【特例】」をお伝えしときます。通常のツアーではダメなことですが、夏イベの場合は、開演前の撮影は《自由》です。なので、ステージ近くまでにじり寄って自撮りなさるお客さんもたくさんいらっしゃいました。

で、③の座席の割り付けはこんな感じ(キャパは11,000人ぐらいと思われます。翌日以降の報道で「2日間で延べ22,000人を動員」と書かれていたので)。

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ここで細かくみていただくと、「レール」という文字と「←→」表記があるのに気づいていただけますでしょうか。現場の画像はこんな感じ。

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え???
まさかとは思うが、いわゆる「センターステージ(花道+客席真ん中の小さいステージ)」じゃなくて、ステージの一部が客席の上を飛び越えて移動してくるっていうの???
おいおい、安全上の問題はないの? オーディエンスの真上をステージが移動していくって、前代未聞じゃないの?(多分先例はあると思いますが、私は知りません)

実際はこうなりました(ニュースサイトからの借り物画像ですみません)。

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ホントにこの舞台が、客席の上を飛んでいくんですよね。Cブロックあたりまではにじり寄っていっていたはずです。
これも、土台がコンクリートで安定していて、かつ、全面フラットという幕張メッセだからこそできたことでもあるし、そのデメリットを極力解消すべく、後ろのブロックのオーディエンスにも自分たちの姿を大きく見せたいという、メンバーの思いを見たような気がします。

④についてですが、私の席「E12ブロック 1番」からステージを見たら、こんな感じになります。

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当然ステージ上のメンバーは豆粒ほどしか見えません。
その代わり、会場内には4台のモニターが設置されていましたし、上述③のとおり「客席の上を飛ぶ張り出し舞台」があり、それに乗って何度もメンバーがお出ましくださいましたので、いちばん後ろのブロックだからという不満はありませんでした。
でも、そういえば、(ライブ中にも高見沢氏がいみじくもコメントしていましたが)この、いちばん後ろまで真っ平らという環境は、「昔の(屋外でやっていた頃の)夏イベと同じ」なのですよ。そうそう昔はこうだったよねえと。
そう考えますと、今回の幕張メッセは、結果として「メンバーの高齢化とファンの平均年齢上昇に配慮して屋根とエアコンを完備した、昔ながらの夏イベを感じられる環境」になったのではないでしょうか。
ちなみに、ホール2と3を分ける柱と鉄骨ですが、ライブが始まっちゃえば何も気になりませんでした。

最後の⑤、音響面ですが、意外と悪くなかったです。
そりゃあロックを大音響で鳴らせば、どんな会場だってそれなりに聞こえるでしょって思われるかもしれませんが......まあ基本はそういうこと。
武道館、大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナといった会場と、そんなに劣ることはなかったかなと感じました。


会場についてのレポートは以上。
ここからライブ自体の感想になります。

セトリ全体は「ALFEE 幕張メッセ セトリ」でググっていただければ、いくつかのサイトに出ていますので、そちらをご参照ください。

個人的なセトリの予想としては、

★6月下旬にニューアルバム「Battle Starship Alfee」が出たばかりなので、そこでの新曲を大いに盛り込んでくるであろう
★春ツアーで演らなかった曲も入れてくるであろう
★最近は高見沢氏が「(特に最近ファンになった)観客を置き去りにする(ALFEEの)プログレを聴け」モードなので、変拍子の曲も多めになるであろう

でしたが、個人的な最大のツボは、「進化論 B」と「Rock 憂」の2曲が入っていたこと。どちらも、現時点の、そして2019年の「個人的テーマソング」として心に刺さっている曲なので、聴きながら拳振り上げながらグッときてました。
あとは、「イントロだけで1分57秒」という前代未聞の「Battle Starship Neo」。これをオープニング(1曲目)に使うかと思ったら、中盤に持ってききたのが予想外でしたが、イントロのギターソロでミスタッチがまだ残っていたので、完全には「1曲目でガツーンと!」というレベルではなかったのでしょう。秋ツアー以降の熟成が楽しみです。
意外だったのは、「展覧会の絵」のオーバーチュアだから「Gate of Heaven」が来るかなと思ったら(それは前日にやったらしく)、「DNA Odyssey」につなげていたところ。「展覧会の絵」からは「DNA〜」冒頭のアコギイントロをすっ飛ばしてドラムフィルから入って辻褄合わせてましたが、若干の唐突感はありました。
その他、久々にライブで聴いたなあと感じたのが、「ラブレター」「至上の愛」。あと、「Yellow Sunshine」を生で聴いたのは、私の記憶が確かならば、BEAT BOYSとしてのツアー以来(ということは、20数年ぶり)です。

ああ、あとですね、公演中に地震があったそうで
周囲のお客さんが「揺れてますよねえ?」とざわざわしていたので、それで気づいたぐらいでしたが(幕張メッセあたりだと震度2?)。
天井の照明も微妙に揺れてましたが、ライブは何事もなかったかのように続行されました。この辺が、よくも悪くも地震慣れしている東京らしいというか。関西だったら「公演を一時中断」とでもなるんでしょうか。

さらに余談として、アンコールで「高見沢氏、転けました」😆
リハでは桜井氏が転けたのを高見沢氏が「気がたるんどる!」などと説教ぶちかましたそうですが、本番では自分がやっちゃうあたり、さすがでございます。

長くなったので、そろそろ結論など書こうと思いますが。

最新アルバム「Battle Starship Alfee」自体が「1枚で、ALFEEの歴史45年分を見事に凝縮した世界観を楽しめる」ものだったので、その延長戦上で楽しめた3時間以上のステージでした。
実は、6月頭の大阪でのライブ参戦は、「鬱だ氏のう」落ち初頭だったので、半分座ったままで拳を振り上げることもなく、消化不良の状態で会場を後にした(いや、生で曲を聴くこと自体は楽しめましたよ)のですが、今回は違いました。自分のメンタル面も回復基調に乗ったなと確認できましたし(ただし、今は筋肉痛で相当大変です)。

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秋ツアーの予定が発表され、年末恒例の「イブイブ+イブ 武道館 2Days」は、武道館改修期間のため、日程も「クリスマス+クリスマス明け 代々木体育館 2Days」になりました。
代々木体育館は行ったことがないハコなので、どちらかには参加したいと思いますが......「聖夜」は25日/26日のどちらでやるのかな?

今年の「個人的テーマソング」の歌詞を心に刻みながら、年末には心身とも復調して臨みたいと思っています。

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