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なりたかった自分と、なりたい自分。

「プロサッカー選手になる。」これが、僕が人生で最初で最大に大きかった夢で、きっとこの先も越えることがないであろう夢だ。

大学1年生の秋頃、もうサッカー選手は無理だなって自覚して、次の道を模索すべく色んな道を考えた。だからカナダやイギリスに留学にも行った。そして、大学2年生の秋頃から就職活動も始めた。

もちろん、いいことをしてるつもりだった。いい選択をしてるつもりだった。自分の夢だけにとらわれず地に足を着けて現実に目を向けて行動してるつもりだった。そしてそんな先を行く自分が好きだった。

そうやって就職活動を進めていく中で、自己分析を入念に行なった。そうすることで、自分はどんな仕事が好きでどんな仕事が向いているのかがわかると思ったからだ。しかし、当時も今も想うことは、どんな仕事、職種に就きたいかではなく、「どんな自分になりたいのか。」が一番重要だと思うし、そこだけは絶対に譲れないと思う。

そう思った時に、僕は、「どんな自分になりたかったのか」と考えた。

答えは簡単で、「プロサッカー選手みたいな人になりたい」ただそれだけだった。

と言われても、プロサッカー選手みたいな人?てなるだろう。

つまり、自分が誰かに夢や憧れ、希望や喜びを届けることができる人、ということだ。

しかし、たまに将来のことを考えていら中で、自分がイギリスの大学院を卒業した後に何をしようか検討している時に、どうしてもビジネス思考で利益のことばかり考えてしまっている自分がいる。正直、人間だからお金があるに越したことはないが、それを1番に考えている時の自分は、好きじゃない。

つまり、将来、もし自分が大金を稼ぐような企業家や実業家、ビジネスマンになれたとしても、それがただのビジネスであったり、誰も幸せにできないのであれば何も嬉しくないし、そうはなりたくない。もちろん綺麗事だと承知している。でも、それが自分がなりたかった自分ではないと自分が一番わかっている。

話を戻すが、大学2年生の頃の僕は、就活もして、留学もしてとても充実してると思っていたけど、今、思い返すと、それこそ自分の弱さだったなと思う。

先のことしっかり考えてるね、行動力凄いね、とかいい言葉を周りからかけてもらったけど、本当はもう、サッカーはダメだなと思って、それを何かでカバーしようとしてただけで本心ではなかった気がする。それと同時に、自分の中の不安が自分の余裕を消して、先のことばかり考えていた。

「恐怖は、未来を壊す」まさにその言葉の通りだった。

皆さんは、どうでしょうか。「なりたい自分」や「なりたかった自分」はいますか。自分には、嘘つけないから人って困りますよね。僕はたくさん自分を自分で騙してきたので、そのツケが回ってきた感じです。

題にもあるように、「なりたかった自分となりたい自分」正直どちらも同じなんですよね、同じ人間だから。同じ僕だから。人の性格が変わらないのと同じで、これも変わらないのかなと思います。

もちろん内容は、人それぞれですよ。

今更、サッカー選手になりたいだなんて情けないこと言わないけど、別の形で、彼らと同じような役割を果たせたらそれが僕は一番幸せです。だから、まだ何の仕事をこれから先するかわからないけど、もし僕がビジネス思考になってたら言って下さい。「それがなりたかった自分なの?」と。そうやって言ってくれるのがまたその人の優しさなのかなとも僕は思ってますから。

でもやっぱり、職業に関係なく自分の仕事に自信と執念と熱がある人って凄くいいなって毎回、情熱大陸を観ながら思います。

でも、やっぱその中でも僕は、サッカー選手は凄いなって思うし、それはカテゴリーや国、関係なく、どんな選手でも彼らを必要としてくれる誰かがファンがいるって素敵なことじゃないですか。だから、僕は、そんな彼らを尊敬しつつ、誇りに想います。だからこそ、僕も彼らにそう思ってもらえるような人になりたい。

それが、今の自分が「なりたい自分」です。

Jリーグもほとんどがもう最終節、この1年間、たくさんの喜びと、夢と、憧れを僕はあなた達からいただきました。

ありがとう!がんばれ!



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