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映画タワーリングインフェルノの感想

138階建ての超高層ビルで発生した火災。やがて火は燃え広がりビル全体が炎の驚異に飲まれていく。パーティーに参加していた300人は生きてビルから脱出できるか?そびえ立つ地獄。

これは凄い!1970年代の映画と言う事ですが今の時代と比較しても全く引けを取らないですよ。今まで見てきたパニック系映画では5本の指に入ります。

第1にCGに頼りきるんじゃない生身のハラハラ感に圧倒されます。一歩間違えたら死と隣合わせっていう恐怖を映像を通してちゃんと感じれるから凄い!

実際にこの映画の為だけにわざわざビルに火をつけたと言う話ですし後半に出てくるゴンドラの場面とか高所恐怖症の自分は見ているだけでライフが削られる気分になりました。火災により燃え広がった炎やそれによる爆発で退路を防がれる中でその火事をどうやって鎮火するのかも魅力の1つなんですがそれもまたとんでもな方法で見ていて誰もが驚くんじゃ無いでしょうか?CGの無い時代でこれだけの物を作るのって色んな工夫やアイディアが必要だったわけで当時の人達は皆頭を使って映画を作ってたんやなあって実感出きる良い映像体験になりました。

3時間っていう長尺のパニックムービーっていうとタイタニックと共通する部分も多いですがこの映画もタイタニックと同じく自分の死が迫った時に最後にどう生きるかを問われる死生観を描いた映画でもあります。

自分の大事な人の命を優先しその人を先に逃がし自分は残るのか、なにがなんでも自分だけは生きたいと取るのか?俺ならどうするかなあって見ながら考えてましたけどきっと自分は最後までじたばたする可能性が高いでしょうね「笑」だからこそ作中に出てくる男達が妻達を先に逃がし自分達は残る覚悟を固める姿はかっこ良いし人間ドラマとして感動します。

こういう人災とも言える事故で人が亡くなるのは現実にもある事ですが最後にそういう部分に対する警鐘を鳴らしてくる部分に今の時代にも通ずるメッセージ性を感じる映画でもありました。 

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