のび太の海底鬼岩城見たで

オススメ度🌟🌟🌟🌟🌟

夏休みにドラえもんの道具で海底へとキャンプへ出かけたのび太達はそこで海底人達と遭遇して…

歴代ドラ映画の中でも5本の指に入る位好きな作品。

再鑑賞しましたがやっぱりこの冒険感めちゃくちゃ好きです。

東西冷戦の真っ只中に作られた作品と言う事もあり、核兵器、差別、環境破壊と言う重い題材を扱いながらも深い海の底を体験すると言う子供心を擽る要素に大人になった今みても知的好奇心を刺激されワクワクが止まらない最高の教育的エンタメ映画。

作中の後半でエルがのび太達に語る核戦争を目論み自滅したアトランティスの末路とその負の遺産として残ってしまった自動報復装置を持ったポセイドンの存在はこれがドラ映画だと言うのを忘れる位恐ろしい。ドラえもんは限りなく人間臭い人間の心を持った理想のロボットやけどポセイドンみたいな高性能なAIを備えたコンピューターやロボットが暴走してしまうと思うと本当に怖い。科学技術が発達しAIのレベルが高くなった現代だとなおさら。これは戦争における核使用のアウトラインを越えつつある我々人類への警告であり痛烈なメッセージだ。最後のバギーの特攻には泣いた。

宇宙旅行が現実味を帯びた中で後々の未来ではこの作品の様な海底旅行ができる時代が来るのだろうか？自分が生きてる間に実現するなら一度は行きたいなあ。深海は今だに未知の領域。