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#54 やっぱり研究が好きなんだなぁ

1月19日。火曜日。今日は、寒かった。今日以上に寒い日が来ないことを祈る。

そんな今日の話題は【やっぱり研究が好きなんだなあ】ということで。レポートと報告に追われているので手短に書きます。まあただの雑感やね。

今日の記録

午前、起きれず。12時起床。朝食、昼食、身支度。13時からオンライン授業。自宅で受講。

今回もまた、先輩の修論発表を聞く。すでに何回か聞いている議論。それでも新しい話題が出てくるのが面白い。年休の取得要件の一つ、継続勤務要件の話。労働法って大変だ。

15時から、心理学実験。先週の続き。VRゴーグルをつけて、サイコな世界観に浸る。図書カード1000円もらえて、嬉しい。軽く夕食。

17時頃、田中拓道『リベラルとは何か』、読了。感想、どこかでまとめたいな。具体性のある議論で面白かった反面、リベラルという思想・精神を掘り下げたいという人はちょっと物足りないかも知れない。政策が中心であるため。

夜、レポートの準備。と同時に、人の書いた原稿のチェック。色々コメントを送る。こうした「レジュメチェック」が何よりも楽しいことであるよ。

やっぱり研究が好きなんだなあ

(2000字ぐらい)

今日は院生生活について。現在わたくし、大学院生である。人文系大学院の修士1回生をやっている。院生の主な仕事は「研究」にある、ゆえ、僕が日々何をしているかというと、「研究をしている」ということになる。

のだが、実態はそうでもない。というのも、もし修士だけで出て行くならば(D進しないならば)、同時に就活もせねばならないし、あと修士の1年目は、色々単位も回収せねばならない。単位を回収するためには、あんまり興味のない授業の予習も頑張る必要が出てくる。そうなると、日々の予習:就活:研究が4:3:3ぐらいにもなりがち。本来集中して行うはずの「研究」が全体の3割程度にしかなっていないため、多分これはあんまりよくない状態だと思う。

何が言いたいかといえば、院生といえどもあんまり「研究」が本業となっていないこと。もっと突っ込んだことを言えば、「研究」を本業とする必要もないんじゃないかということ。我が身になってから実感するが、修士で出て行く者にとっての先決事項は、何よりも就職先を見つけることである。これより大事と感じること他に無し。そして就職するためには、ちゃんと卒業(修了)することが前提となる。そのためには単位の回収が必要であり、そうすると自然と、就活=日々の予習>研究ともなりがち。
もちろん、研究を疎かにすれば修論が書けないゆえ、どちらにしろ研究は大事になる。のだが、これももうぶっちゃけた話、Dに進まない人の修論は審査が甘め、との言説もある。ガチで落とされる人はそんなにいないということ。こんなのは真に受けるべきではないのだが、でもなんとなく理解はできる。僕の分野なんかは、理系やフィールドワークが必要なところと違って、データが無くても「論文」っぽいものは書けてしまう(ちゃんと先行研究に基づいていれば)。手を抜く気は全くないのだけれど、正面勝負を挑まなければならない就活と違って、こっちは多少ごまかしが利くのかもしれない、という話。いや、本当によくないんですけどね。こういうこと考えるのは、本当によくない。

ともかく、話をまとめると、院で過ごしていても「研究」の重要性をあんまり実感しないということ。だって就職に必要ないんだもん、、、 最低限「それっぽい」修論を書いて、最低限の「学問をした」という実感を持って、2年のモラトリアムとともに社会に旅立つ。そういう院生生活を構想する人もいる、のかも、しれない。僕も若干、そうなりつつある(よくないね)。研究は最低限、修士を出て行ける程度でやっていればいいかな的な。ちょっと「修了」のハードルを甘く見すぎているのかもしれませんが、、、

で、ここからが本題で、僕は日々↑で書いたようなネガティブな感情をもって過ごしがち。なのだけれど、時たま、本当に時々、「やっぱり自分って研究が好きなんだなあ」と実感することがある。研究と言うよりは、もっと広く学問的活動とか、学問的探求と呼ぶべきか。人の文章を読んで、議論の穴を突いたり、隠れた前提を探したり、もっとこうした方がいいんじゃないかというところを見つけたり。こういうことをしていると、忘れてしまった「研究が好き」という感情が蘇りがち。

具体的には、人のレジュメをチェックしているときなどにこうなる。12月ごろに2回、そして今日1回、人のレジュメ・原稿を読んで、コメントを送るということをした。コメントの内容としては、ここの英文の意味はこうなんじゃないかとか、もっとこうした方が主張がわかりやすくなるんじゃないかとか、半角括弧使ってんじゃねえぞぶちのめすぞなどなど。あとは引用の仕方を注意したり、関連する議論を探してきて載せておいたり。そうした、「人と一緒に議論を作る」という行為が、何より何よりも楽しい。

思えば、学部時代も副専攻のゼミで後輩のレジュメチェックなどをしていた。あと、バイト先でも後輩に文章のルールなどを教えたり。まあ結局は、学問的な活動が好きというよりは、単に自分の知識を授けることが好きなだけかも知れない(それはだいぶ否めない)。のだが、そうした知識の教授も「研究」によって支えられている面があるので、まあ広く学問的探求が好きということにして問題ないでしょう。多分。

一応、自分の「好き」を職業にできれば理想だが、それも難しいかなとは思う(諦めが早い)。自分の拘りと会社の方針の齟齬とか、「好き」であるがゆえの苦しみとかもあろうので。それでも諦めが早すぎるか。ただ、今日のまとめとしては、「自分が何を好きだったか」を意識してみるというのは、結構大事なことだと思いました。それで元気が出たりするので。


今日はそんな感じです。ぐだぐだしゃべるだけの回になった。オチも教訓も特になし。まあ、手短にということで。こういう自分の雑感書く系の記事、最近してなかったな。

どうでもいいけれど、当noteはバランス派。ゆえに、ネタ→雑感→真面目→ネタ→真面目→雑感とかでループさせていきたいと考えています。次回もお楽しみに。


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大学近くの交差点。サムネの画像を補給するためだけに撮った。