ファミリーヒストリー
父方のいとこ達と、最近よく交流をしている。それぞれの近況や、知られざる思い出エピソードを聞かせて貰ったりしてとても新鮮だ。
父達が幼い頃の写真(60年以上前のもの)を本家のいとこからシェアして貰い「NHKのあの番組みたい!」と盛り上がっていた。
私たち孫の代にはもう点に見える昔の事象も、祖父母たちが生きてきた道のり=線がありその大きな流れの先に自分が居るということを感じずにはいられない。
両親とも東京の生まれ育ちだが、母方の祖母を除き祖父母達はみな地方出身だった。子沢山、兄弟が多い中で長子ではない日本中の子供達が上京してきた。そんな時代だった。
思い返せば、97歳で亡くなった祖母も人が来たら家に上げてたくさん食べさせて帰さないと気が済まない大らかな田舎のお母さんという感じだった。
もしかしたら、80年程前に地方から東京に出てきた祖父母たちの遺伝子が、川を登る鮭のように私を地方に向かわせたのかも知れない。
「豊かな里山に帰って生きよ。」と。
そんな子孫が一人くらい居たほうが、ファミリーヒストリーも豊かに面白くなるから。
ご先祖さま達のミーティングで、筋書きを用意していたのかも。
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