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月ノ美兎の2020年を振り返る ~ゲーム実況編~

月ノ美兎委員長の今年を振り返るnote、全5回の第3回です。
このシリーズは全て以下のマガジンにまとめる予定です。

前回、前々回のnoteでは全4回と言っていたな。あれは嘘だ。
書き足りないことを見つけたんで1回増やします。今日明日で3つnote書きます。
ちょっと体力的にきつくなってきたんですけど……

で、今回は委員長の今年のゲーム実況を中心にまとめようと思います。
去年、委員長は「ゲーム実況」「雑談」「企画」をバランスさせて、だいたいどれも同程度の頻度で配信してたんですが。
今年はコロナの影響で、委員長の雑談配信の核となっていた体験レポが一時期不可能になっていました。そのため雑談が減り、ゲーム実況がかなりの比重を占めていました。

そんな彼女のゲーム実況から、今年ならではのトピックを僕の判断でピックアップしていきます。

マリオカート

最近マリカにじさんじ杯もあって記憶に新しい委員長のマリカですが、僕が主に紹介したいのはマリカ大会の話じゃありません。

今年1月にあった、視聴者とマリカで勝負して、2時間以内に最下位取ったら歯医者に行くという配信です。

委員長は去年秋ごろ、虫歯があるっぽいけど放置してると配信でカミングアウトし、以降「歯医者行け」が委員長に対するリスナーの合言葉になっていました。最近の剣持に対する「ボイス出せ」みたいなノリのやつです。

委員長はずっとリスナーの声を聞かないフリし続けてたんですけど、とうとう折れてリスナーとの勝負に賭けることに。

で、見苦しく抵抗していたんですが結局2時間もかからず、5レース目、時間にして25分で見事最下位ゲット。歯医者行きが決定しました。
いやぁ、これリアタイしてたときのリスナーの一体感と言ったらなかったなぁ。委員長に「早く負けろ」と念じたのは後にも先にもこのときだけです。

委員長はこのときアシストつけてたんですが、エキシビションでアシスト外して第6試合を始め、途中で「これで最下位にならなかったら歯医者なし」と唐突にルール改定するんですが、この頃の委員長はアシスト無しではまったくダメで走りはヘロヘロ、めでたくこのレースも最下位ゲットしました。

まぁ何だかんだ言って、委員長自身歯医者行かないといけないと内心では思っていて、決心つかないからリスナーに後押ししてほしかっただけなんだろうな、とは思うんですけどね。前後の言動から察するに。
で、歯医者に通い始めてみると神経を抜かないといけないレベルまで虫歯が進行していたようで、とにかく歯医者行って良かったねって感じです。

余談ですが、委員長と同じくしてこの頃歯医者に通うvtuberが多数おり、なぜか歯医者ブーム(?)が沸き起こっていました。
うまい具合にそのへんまとめた動画があったので貼っときます。

あつ森

今年の3月に発売された『あつまれ どうぶつの森』、委員長もまさに発売日当日に実況をスタートさせました。

ただ、委員長のあつ森実況は他の人と少し、いやかなり毛色が違っていたと言うか……

初回から、たぬきちを「自分に色目を使ってくるエロオヤジ」扱いし、最初は抵抗していたはずなんですが1時間も経たないうちにたぬきちをパパ呼ばわりし、配信が終わる頃には委員長はエロ狸の情婦になっていました。
何度目かに初登場したしずえには激しい対抗心を見せ、というか勝手にしずえを自分からたぬきちを奪い取るメス猫(メス犬?)扱いし、しずえを見かけるたびにメラメラと嫉妬心を燃やすようになりました。頭おかしいね?
昼ドラみたいな小芝居が毎回入り、そのために毎度、変なオブジェを作ってたぬきちのいる役所付近に置いたり、配信前に妙な仕込みをしてました。

そういう昼ドラみたいな妙にねっちりしたノリはあるにはあったんですが、一方で配信の大部分は純粋にあつ森のほのぼのした雰囲気も楽しんでいました。
途中から、あつ森は普段の配信とは別扱いになって、あつ森は昼に、通常の配信は夜にやる、なんていう2回行動も何度かありました。ちょうどコロナでみんなもステイホームしている真っ最中で僕も毎日テレワークだったので、仕事のお供に委員長のあつ森配信を垂れ流していました。あれは幸せな空間だったなぁ……

また、委員長もよく幼女って呼ばれるんですが、あつ森配信でもしょっちゅう幼女になっていました。
特にこのシーラカンスを釣り上げるシーン、あまりのはしゃぎっぷりで、大好きなシーンです。

また委員長のあつ森で忘れてならないのは、委員長がリスナーの島を訪問した配信でしょうか。ほんとどの島もすごかった。
特に印象的な島は、委員長自身が切り抜いてまとめています。


SIREN

前回の「ライバーとの交流編」でも触れたんですが、委員長は1月にSIREN実況を始めました。

当初は、ホントにクリアできるのか、というかそもそもまともにプレイできるのか、リスナーの間でも結構不安視されていたところがありました。
で実際、特に初期は委員長の方向音痴な面が顔を出して、道に迷いまくってたりしました。本人は真っすぐ進んでるつもりなんだけどどんどん右に曲がっていったり。

更にクソムズアクションが要求されたりなんかもして行き詰まりかけたんですが、そこに現れたのが「SIREN大好きライバー」のレヴィ師匠ことレヴィ・エリファだったわけです。
第3回からは基本的にレヴィ師匠とのコラボで進める形となり、時折自身を「ナヴィ・エリファ」と名乗る師匠の的確なサポートにより、道に迷うなどの不安要素がほぼ解消されました。
更には師匠が常に委員長を褒めまくり、それで委員長がひたすら照れる、という「レヴィみと」のやりとりが新たな見どころにもなった、というのは前回のnoteで書いたとおり。

ですがもう1つ、新たな発見もありました。
それは、委員長の神エイムです。

去年もGTA5実況で異様なエイムの良さを見せつけたり、そもそも一昨年のエイプリルフールに現れたヘラピンも、よく見ると妙に射撃が上手かったりしたのですが。
師匠が現れてからのSIRENでは、委員長のエイムの良さが本物だったと見せつけることになりました。

特に志村という猟銃を使うじいさんを使って敵をスナイプしながら進むステージで、異常とも思える上手さを発揮しました。
第4回配信、師匠が参加できないタイミングで出くわした、志村の「敵を狙撃しながら1分55秒以内に目標地点に到達する」というSIRENの中でも1,2を争うと言われる最難関のRTAステージを、委員長はたった20分ほどでクリアしてしまいます。
また最終回、ラスボスと対決する手前でライフルでの敵との銃撃戦に勝たないといけない場面があります。レヴィ師匠すら一度心が折れてクリアを諦めたという難所を、1回目は20分ほど2回めは30秒で一発クリアしました。

そんなこんなで、委員長は新たにミトヘイヘと呼ばれるようになりました。

ギャルゲー

去年のアマガミ実況以来定番となった委員長のギャルゲー実況、常に安心して見ていられるというか、信頼しかないんですよね。
今年もいくつかのギャルゲータイトルが実況されました。

School Days LxH あの有名なスクイズの実況。誠、言葉、世界というぶっ飛んだキャラたちを前に委員長のトークも冴え渡っていました。わたくしは誠さんのちんこだっただけは名言。
委員長自身がまとめた切り抜きがあるので、興味ある方はこちらをぜひ。

ときめきメモリアル2 ギャルゲーの元祖であるときメモの2作目、PS1のゲームを実況、全2回。特に2回目は6時間以上の長時間配信でした。個性的でかわいいキャラが何人もいる中、がさつで男勝りの赤井ほむらにのめり込んでいったのも委員長らしいかも。
余談ですが、この実況があったのはちょうどにじさんじ甲子園の選手育成期間中で、真裏でのでろーんの実況で「大会No.1投手 月ノ美兎」が大活躍しており、「今日はどっちの委員長見たら良いんだろう?あれ、どっちも委員長の配信なんだっけ…?」と頭をバグらせながら2窓していた覚えがあります。

くっころでいず にじさんじでも詩子お姉さんやフレンなどが実況していたこのタイトルを、10月に入って委員長も実況しました。
異世界から女騎士が主人公の部屋に転移してきて「くっ、殺せ」と言う、という出落ち感満載のタイトルだったんですが、何だかんだツッコミを入れつつ委員長ものめり込んでいました。伝統芸「わたくしで隠さなきゃ」が2020年にまさかの進化を遂げたのも見どころです。
今月あった、姉妹編の『NinNinDays』実況も良いです。

メイドさんと繋がりたい フリーゲームで、メイド喫茶に通いながら推しメイド「いちごちゃん」を攻略していくゲームです。
この実況で一番の見所は委員長の知識かも。メイド喫茶への造詣の深さはマニアのレベルも超えてて、ビビります。

シャニマス

今年なんといっても話題になったもので、委員長のゲーム実況で1つ選べと言われたらこれかもしれません。既にバズり編で紹介したとおり、V界隈の内外への影響が凄まじかった実況シリーズでした。

バズったよ、という話はバズり編を読んで頂くとして、シャニマス実況にはとにかく、委員長の良さが詰まっていました。
敢えてその要素を分解してみると、こんなものが挙げられると思います。

1. 古参アイマスPとしての、アイマスに対する豊富な知識と「お作法」の理解度の高さ

2. 映画研究部に所属し、監督や脚本として自主制作映画を何本も作った経験経験からくる、ストーリーに対する考察の深さ、特にシナリオライター視点でのメタ読みの鋭さ

3. ギャルゲー実況などにも見られる、女の子に対するいい意味でのキモさ

4. 自身がバーチャルアイドルとして活動していて、その経験から、作中のアイドルにも「同じアイドル」として共感できてしまうこと

23人のアイドルを1回につき1人ずつ、全員のWING編をプロデュースしました。(ただし、YouTubeの不調で配信上は2分割されているのも1回と数えています)
それに加えて
・ ストレイライト感謝祭
・ ノクチル「天塵」視聴
・シャニマス公式生配信、通称「シャニマス案件」(現在は非公開)
の3回を加えて計26回は委員長にとっても最長の実況シリーズとなりました。

YouTubeくんとの闘い

5月、『くっころでいず』と同じメーカーqureateから出ている『プリズンプリンセス』を実況しようとしたときのことでした。
パンチラ(というかパンモロ)がひたすら登場するちょっとお色気要素のあるゲームで、「健全なゲームだし、これでBANされたら誤BANかな?HAHAHA…」と本人も語っていたら、パンツのパも出ない、配信開始4分ほどでBAN
再度枠を取り直して配信しようとするも、枠はちゃんと作っているのにYouTubeがいつまで待っても配信を開始してくれなかったり、で40分ほど悪戦苦闘します。

で、最終的にやっと配信できた「YouTubeへの謝罪枠」がこれ。

BANを食らっているにも関わらずYouTubeをエロで煽りまくる内容で、多くのリスナーを唖然とさせました。
短すぎてどこにもまともな記録が残ってないのですが、僕が憶えている限り、7分40秒ほどしかない配信なのに同接が2.6万人くらいありました。

宇宙人狼

他ライバーとの交流編でも触れましたが、「両手に花ってレベルじゃねぇぞこれ!!」の8人がにじさんじの中では先駆けて宇宙人狼(Among Us)の実況「にじ宇宙人狼」を始めました。
以降、
・「にじ宇宙人狼」2回
・「両手に花」から椎名を抜いてアッキーナ・まゆゆ・甲斐田の3人が加わったメンツでの「ゲリラ宇宙人狼」が1回
・ にじさんじから5人、ホロライブから5人参加しての「にじホロ宇宙人狼」が1回
の計4回、委員長は配信で宇宙人狼をプレイしています。

で、この4回を通して、委員長の特徴が何となく垣間見えました。
まず、すぐ死ぬ。だいたい最初に死にます。バーチャル富竹とか呼ばれていました。
しかし終盤まで生き残るとかなりの強さを発揮します。基本的に直感が鋭くて船員視点でもインポスターを見抜くのがうまい上に、トークスキルがあるからか議論で会話の主導権を握るのが上手いです。
あ、やっぱり方向音痴なのと、集団行動が苦手なためか1人でフラフラしがちなところはあります。これ、雪山人狼でもよくやらかして自身を不利に追いやっていた記憶があります……が、ただゲーム性の違いからか宇宙人狼では雪山人狼ほどこれがデメリットになる場面は少ない印象です。
あと、配信外での練習ではインポスターが上手かったらしいんですが、配信上では今のところインポスターでは活躍できていません。でもそもそもインポスターになることが殆ど無いです。

とりあえず、今のところ委員長が一番活躍したのはこれかも。
「にじ宇宙人狼」第1回、7戦目。

あと、にじホロ宇宙人狼では全編通して、ホロライブの潤羽るしあとの絡みが面白かったです。最後に共闘して勝利をもぎ取るところも含めて。

なんというか……委員長、るしあちゃんのことをリゼ皇女と同じ目線で見てますよね……

※ ちなみにですが、「ゲリラ宇宙人狼」のときは委員長が議論に全く入れず、全然活躍できませんでした。で当日はコメントが荒れたりしていましたが、実際は単にDiscordの不調(あるいは設定ミス)で、委員長の声は議論になると他の参加者からほとんど聞き取れなくなっていたというだけの話でした。

委員長のゲームの腕前

長々と書いてきましたが、最後に委員長のゲームの腕前について書こうと思います。

元々、委員長は基本的にゲームが上手くないというのが一般的な評価でした。
しかし特に今年に入ってからは、むしろゲームの才能を感じさせるような場面が随所に見られるようになりました。SIRENでのミトヘイヘ然り、あるいは先日あった第3回マリカにじさんじ杯での活躍然り。
なので最近は、「委員長はゲーム慣れしてないだけで、別に下手ではないんでは」という評価がちらほら聞かれるようになりました。

僕はそれには半分同意で、でもそれだけだと委員長の特性を表現しきれてないのでは、という風にも思います。
ここで僕の思う、委員長の優れているところとダメなところを挙げてみます。

【優れているところ】
・判断が速い
 → 去年のデトロイト実況ではQTEの上手さが光りました
・神エイムで、あと目押しが上手い
  → SIRENでのミトヘイヘ、シャニマス、あとデレステなどの音ゲー
・直感が鋭いときもある
 → (ここでの例としてはおかしいかもですが)宇宙人狼なんかはこの類

【ダメなところ】
・方向音痴
 → マップがある探索ゲーではひたすら迷う。
  ただし一度道を憶えると全然迷わなくなる
・アイテムを見落としやすい
 → 目の前にあるアイテムでも見落とすことがある

天才的な才能を見せつけるときもあれば、普通の人には考えつかないようなミスをしたりすることもあります。上手いとか下手とかいう一言では表せない感じですね。得意不得意の差が激しいなと感じます。

でも、子供の頃ゲームを禁止されてたために全くゲーム慣れしてなかったのが、ライバーデビューしてから徐々にゲーム慣れしてきているのは間違いなく事実だと思います。
マリカもまだまだ上手くなりそうですし、来年はゲーム面でももっと活躍してくれそうです。



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