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[寸話]TSS100の音楽性の違い

こんにちは、たたみすです。
今回は短め。

TSS100の音楽性の違いについて。
同じTSS100でもトレーニング方法によって中身が変わってくるよという話。
今日は「TSSが多ければ強くなるのか?」という話はしません。
ただ、アスリート的には一日のトレーニングでTSSを100以上稼ぐのが良いとされているのとわかりやすいのでタイトルをTSS100としています。

TSSとは

疲労具合を数値化したものです。
算出にはパワーメーターが必要です。

計算式が面倒ですがFTPで1時間走ると大体TSS100です。
FTPの50%で1時間走るとTSS25です、なんで!?

同じTSS100でもこれだけ違う。

このTSSの計算が厄介です。
IFの求め方はNP➗FTPです。 

TSS = (運動時間秒 x NP x IF)/(FTP x 3,600秒) x 100

例1)FTP300の人が1時間300W(100%)で踏むとTSSが100になります。
単純明快でわかりやすい。

例2)FTP300の人が1時間150W(50%)で踏むと…TSSは25です???
IF=(150➗300 = 0.5)が影響しており、先の例の単純に半分にはなりません。
TSS100にしようと思うと4時間乗る必要があります(ずっと150Wと仮定して)

さて、300Wで1時間でTSS100、150W4時間でもTSS100。

同じTSS100ですがどちらのTSS100の方が強くなれそうでしょうか。
イメージしてみてください。

どっちが強くなるんだ

結論どちらも強くなります。
ただ、どちらもTSS100を稼いでいますが、効果は変わってきます。
1時間の方は短時間パワー、つまりvo2maxの向上や糖代謝の短時間パワー向上に優位なトレーニングです。
4時間の方は毛細血管増加、脂質代謝などのロングライドに優位なトレーニングです、ダイエット効果抜群です。

自分が目指すレース・イベントの特性に合わせてTSSの稼ぎ方を考えるのが良いと思います。

バランスよくTSSを稼ごう

極端な話4時間の方のトレーニングばかりやっていると、
FTP(1時間パワー)である300Wから乖離しているのでFTPの低下はなくとも向上は難しいでしょう。
逆に1時間しか乗らない練習ばかりしていては長時間走るスタミナはつかないでしょう。
バランスよく練習することが大切だと思います。

最後に

バランスよくトレーニングするのが大切ですが、
それはわかった上で時間が取れないなら1時間ぶん回してTSS100稼ぐのが手っ取り早く強くなると思います。

もちろんロングできる時間があるなら絶対にやった方がいいです。
現実にはFTPの50%で踏み続けるシチュエーションはないのでTSSの数字ではなく時間で管理した方がいいと思いますが。

そんなTSS100の稼ぎ方の話でした。

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