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<独立1年>私のライターとしてのリアルギャラ

今日で開業届を提出して1年経ちました。ライター歴は12年です。

これまでは編集者としても働いてきたので、ライターさんにはギャラをお支払いする立場でもありましたが…
やっぱり相場ってよく分からないんですよね。

みなさんのライターとしてのギャラはいくらぐらいなんでしょうか?
せっかくなので私のリアルな原稿料を紹介します。
おそらく私は原稿料は低いほうです。
なので情報交換が出来たらうれしいです。

驚愕したwebライターのギャラの異常な低さ

知ってはいましたが、webの世界での原稿の計算が1文字●●円がスタンダードということにホント驚きました。
こういう料金体系だから、webの文章って無駄に長かったり余計な要素が満載で読みにくいんだろうな…と思いました。
1記事で3000文字、5000文字、下手したら1万文字の記事がありますが、そもそも、そこまで文量が必要なものってそんなに無いと思います。

高い仕事だと1文字3円、平均1円ぐらいでしょうか?
3000文字だと3000円〜9000円…
9000円ならまだしも、3000円は適正価格とは思えません。もっと低い場合も普通にありますしね。
ただwebメディアの稼ぎ方って特殊なんで、そんなに払えない現実もあるんでしょう。大手でもそこまで儲かってないっていうし。

私は1本●●円で仕事を受けることにしていますが、企業のwebサイトに書く仕事だと単価2〜3万円ぐらいが多いかな。

ただ、webメディアの良いところもある

文字数にそこまでシビアにならなくて良いところは圧倒的アドバンテージです。
紙だと枠が決まっているので泣く泣くカットすることがありますが、webだとそれは無い。
1文字●●円だと文量が増えると予算の都合でカットされちゃいますが、1本で計算するとそれができます。だからこそ交渉は大切です。

”1文字●●円”系の仕事は交渉しよう

クラウドワークスなどを活用している方も少なくないと思います。私も利用してますが、1文字●●円だとしても必ず交渉して”1本”●●円にしてもらってます。
1文字1円2000文字より、1本2000円にしたほうが絶対良いです。
先方もよほど理由がなければNGとは言わないです。たぶん。

ライターにとって大切な技術は、決められた文字数の中にキチンと収まる(かつちゃんと読める)文章を書くことです。
198文字できれいに収まってる文章と、210文字で無駄が多い文章。
後者のほうが高くなるのはおかしくないですか。

高くて大丈夫なの?紙媒体

本が売れなくてヤバい!とか言われてますが、やっぱ紙媒体は原稿料が良いです。(商売のシステムがwebとは違うので、そりゃそうだと思いますが)
某新聞社から地域記事系のお仕事をいただくことがありますが、文字数(500wぐらいが多い)に関係なく最低8000円は保証されてます。
雑誌だと見開きページで600〜2000w、1Pでせいぜい300wでしょうか。ギャラも5000〜2万円ぐらい。幅はあります。
記念誌系だと文字数は多くて大変ですがページ数もたくさんあります。1P1万円前後、10Pも書けばそれなりの金額です。50Pぐらい書くこともあります。
ただ振込がけっこう遅いことが多いので注意。

地方取材だと

北海道だと移動距離があるので、往復で5時間以上かかる場合は日当としてプラス1万いただいてます。もちろん交通費や宿泊代は別です。

<最後に>先輩ライターからいただいた金言

フリーになった当初、先輩ライターに言われた言葉が「安い仕事でも精神的な赤字になってないなら受けていい」でした。
どんな価格でも常に気持ちは黒字でいる。
この精神はとても大切だと思います。

偉そうにギャラの話をしましたが、ぶっちゃけもっと安い仕事だってやってます。2000w1500円とか。
けど、それなりに楽しい記事なのでまったく問題ありません。

ただ、昨今の物価高で原稿料上げたいです。それがなかなか難しいのが悩みどころです。

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