ポケットが涙と嘘でいっぱい(4月上半期のまとめ)
※この記事には、要所要所で推奨BGMが存在します。流しても、流さなくてもそんなに違いはありません。
(小粋な音楽)
やあ、皆こんにちは!!!
今日は、paypayに加入した店がどれだけマージンを払うのかを知っておこう!
おい!!!!!
paypayの手数料ってクーポンの有無で0.38%も
違うんかい!!!!!
じゃあ、全ての店でクーポンを導入しろ!!!
嘘です、嘘です。
そこまで売上の高くない店だったりすると、その0.38%分がクーポンによって生じる損益を下回ったりするんですよね。
因みに、クーポンによって生じる損益は月額1980円。
分かりやすく行きましょう。
クーポンが出るようにすると支払額は
売上×0.016+1980
出なければ、
売上×0.0198
さて、売上が月額でいくらを超えれば加入した方がいいでしょうか。
SPIの練習です。やってみてください。
1.8万円
2.17万円
3.52万円
4.105万円
簡単ですね。
売上×0.016+1980=売上×0.0198となる値を探せば良いのです。
1980=売上×0.0038
売上は521052.〜円。
よって、月額で521053円を上回る売上なら良いのです。
はい、ということで答えは3番でした。
因みに、クーポンの使用は別途3%かかるらしいです。
ということは、先程の計算に追加して……
めんどくせーーーー!!!!
クーポン、なくていいわ!!
ずーっとpaypayの話してます。
新しいものが受け入れられない老害はこうやって生まれていきます。
皆さんは、新しいものを受け入れていきましょう。
SDGsとか、LGBTとか。
あぁ、いまは、LGBTQIAAPO2Sか。
聞いたこともないカラオケ屋の
フリーWiFiのパスワードか!!!!
LGBTまでは分かるとして、その先は分かりますか?
LGBT迄には理解が進んでも、その先は無知故に、理解できなくなる。
いえ、無知であるということに文句を言いたい訳では無いのです。
際限なく増えてしまえばそうなるのは、仕方ないことなのですから。
そう、増えるというのは危険なことなんです。
どんなコンテンツでも、増えていってしまえば知らない人から見ると理解出来なくなってしまう。
プロ野球とか、プロサッカー。
2次元コンテンツならMCUとか、アイドルマスターとか、fateとかVtuberとか、ボーカロイドとか。
だからこそ、我々は細分化したものを分かりやすくする為に統合して減らしていくべきなのです。
これがモンテスキューが提唱した三権分立ですね。
嘘です。
むしろモンテスキューはその逆で、権力という1つのものを3つに分割せよと提唱した訳ですね。
だからこそ、現代文の教科書に掲載されていた名作、『握手』においてルロイ修道士はこう言ったわけですね。
(大元は「我思う故に我あり」で有名なデカルト先生の言葉ですが、この際わかりやすい『握手』にしときます)
統合しろ、とか分割せよ、とか両極端なことを言っている自覚はあります。
二重規範、ダブルスタンダード、ダブスタを言っている自覚もあります。
まあ、要するに程々が1番ということです。
激しい喜びも、深い悲しみもこの世には必要ありません。
『植物のような人生』を皆で送りましょう。
それがSDGs。新時代のスタンダード。
思想の強い国語教師か!!!!
すいません、今迄の全部読み流していいやつです。
というか、僕の言うことの7割は聞き流してください。
中身のないことをあるように取り繕って言っているだけなので。
そんな空疎な人間に、何が出来るというのか。
何もできません。
出来ることといえば、謎かけくらい。
あとは、フライヤーの掃除を早く綺麗に出来ます。
ああ、あと昔ニコニコ動画とかで流行った曲ならイントロでタイトルと歌手が分かります。
えーっと、あと4コマ漫画の『ひだまりスケッチ』の3コマ目を見たら4コマ目が分かります。
実質なんも出来ねえじゃねえか!!
落選です
素直にあちらの扉から出ていきます。
2次選考、無理だろうけど一応応募しておくか……
就職活動において、誰しもが書かされるもの。
エントリーシート。
定番といえば「学生時代に力を入れたこと」、「あなたの長所」、「あなたの特技」です。
少なくとも大体、200文字は書かないといけません。
自分の特技を200文字も書くなんて、
できるわけがないッ!
取り敢えず句読点を増やすとか、接続詞を長めの文字数のものにするとかのその場しのぎじゃ通用しないんです!
だってそもそもの中身がないんだから!!!
そうして僕は就活という大きな壁を前に、ただ頭を垂れるのです。
絶望と無力を抱きしめながら。
いだ天ふにすけ先生の個展、『わたしだけのものになる』に行きました。
このツイートを見た時から、行かねば!!!という気持ちでいっぱいでした。
そもそも、いだ天ふにすけ先生がどのような漫画家か知らない方のために解説しておきましょう。
簡単に言うと、成人向け(今迄はR-18という言い方がされてきましたが、法改正により成人年齢が引き下げられたことでこの言い方で良くなりました)の漫画を書いている方です。
要するにエロ漫画家です。
でも、凡百の漫画家とは違います!
絵柄の特徴ももちっとしているとか確かにありますけど、それ以上に登場人物がいいんですよ。
実在する非実在存在って言うんですかね。
全体的に解像度が高くて、リアリティのあるキャラクターがたくさん出てくるんですよ。
でも、彼らの要素の一つ一つを見ていくと確かに非実在存在なんですね、これが。
要素の1つだけを取上げて他者に説明すれば、2次元の存在だと笑われてしまうようなものが積み重なり実在性のある存在になっているんです。
これに絵柄が組み合わさり、ワールドが形成される。
それは確かにこの世界に似ているのですが、どこが異なる非現実。
パラレルユニバース。
こんなに素晴らしいものを、500円(ステッカー付きは800円)で見てもいいんですか!?
細部に至るまで描き込まれてるの、良いんですよね。
成人向けの画像なのでここに添付できないのがとても残念ですが、『あなただけの雌になる』という単行本の表紙である、キャラクターが口淫のジェスチャーをする1枚絵も拡大して展示されていました。
いだ天ふにすけ、天才すぎる……!!
まずは下着の書き込み。
黒のレースの素材を実物に寄せつつも、絵柄に落とし込む技量の凄さ。
そして次に全体の構図。
指で輪を作り、そこから臨む口。
そして引きで見ると腕で輪が作られており、その輪の中にある胸部を強調する。
これにより、一瞥した際の印象を胸と口に集め、表紙を見た人間が
「これはエッチな漫画だ……!」
となることは灼然である。
そして毛髪。
所々にある枝毛が、彼女が『more』などのオシャレ雑誌のモデルではなく、性消費される成人向け漫画の登場人物だと否応なしに伝わらせる。
Amazing!!!
5/7までやってるので、是非。
読んだことなくても、ここで単行本も売ってるので。
買ってください。
因みに僕はTシャツと受注販売のポスターを買いました。
15000円くらい飛びました。
でも、慣れてしまえば悪くはないけど。
だってそうでしょう?
こんな良いものが視覚へとダイブしてきた時、我慢なんてできませんよ。全く。
不快のデザイン展というものに行きました。
行こう、行こうと考えていたのですが日比谷まで行くのが面倒で仕方なかったので見送っていた所、こうも時間が過ぎてしまいました。
しかし大学がはじまり、キャンパスは都内の一等地にある……ということで喜び勇んで参りました。
世界中に散らばる不快にも意味があるのだな、と感じながら展示を見て回ります。
その中の一つに、モスキート音が聴けるブースがありました。
何も聞こえねえ!!!
一般的に周波数が高くなるほどに聴こえる人数が減っていくらしいのですが、人間なら誰でも可聴な音も聴こえない。
感じるのは脳に対する圧迫感だけ。
もしかしたら、皆さんとは見える世界も違う(少し色が弱いので)だけではなく、聴こえる世界も違っているのかもしれない。
嗚呼、悲しき人生。
天は我を見放した。
救うどころか、更に跋扈するとは。
でも大丈夫です。
強く生きますから。
他者と異なることによる不幸は散々味わってきました。
と思っていたのですが、家に帰ってYouTubeでモスキート音を聞いてみたら適正年齢の音まで聞こえました。
会場で常にその音がしていたので夏の日のセミのように耳が慣れて聴こえなくなっていたみたいです。
すぐに全てを悲観するのは僕の悪い癖です。
(ボーカロイドの曲を『ブラック★ロックシューター』と『メルト』と『いーあるふぁんくらぶ』しか知らなかったのですが、最近はこれを聞いています)
先日、Francfrancという女性向けの雑貨屋に男一人で行きました。
色々な事情があり、Francfrancでしか販売されていないマグカップが欲しくなってしまったのです。
女性向けの店舗というのは非常に苦手です。
かつて、人目を気にせずに池袋の乙女ロードで同人誌を漁っていた頃とは違うのです。
僕にも自尊心だけではなく、尊大な羞恥心というものがあります。
だってそうでしょう。
逆を考えてみてくださいよ。
レンタルビデオ屋の18と書かれた暖簾をくぐったら女性が1人でビデオを物色しているのと同じですよ。
いや、何度か遭遇したことがあるな。
まあ、そうそう体験することでは無いというわけです。
しかし、このマグカップが何としても欲しい。
僕は店へと向かいました。
ああ、若い女性しか居ない〜〜〜〜!
例えるならばソーシャルゲームを始めてすぐに、イベントステージの最高難易度に挑戦した時のような感覚です。
しかし、行かない訳にはいきません。
ええい、南無三!!!
そう唱えながら、煌びやかな怪物の口腔内へと侵入します。
気分はまるでバスコ・ダ・ガマ。
僕を見ないでください。
そう思いながら、お目当てのマグカップを探しながらコソコソと店を回ります。
全く見つからない!!!
終わりだ。
帰るしかない。
ネット通販で買おう。
送料を入れたら倍の値段がしますが、怪物に消化されるよりはマシでしょう。
「なにかお探しですか?」
店員が話しかけてきました。
終わりです。
ひとつでも返答を間違えればまず間違いなく通報されます。
いえ、店員も別に悪意や正義感を持っている訳ではありません。
ここは素直に話しましょう。
「このマグカップを探してまして」
スマートフォンの画面に事前に調べた画像を表示させます。
「ああ、こちらならここに……」
目の前にありました。
すいません、身長が高いことと持ち前の注意力散漫とがリンクして低いところのものは目に入らないんです。
僕はそのまま店員に連れられ、レジへと向かいます。
僕の心の中には羞恥心という名の一刻も早くこの場を去りたいという気持ちだけが大きく、大きく聳え立っていました。
レジに着くと、店員から予想外の一撃を喰らうこととなります。
「どうしてこのマグカップなんですか?」
おい、巫山戯ないでくれ。
君は美容師か。
こういう雑貨屋の店員が間を持たせようとするな。
ここで選択を間違えれば良くて通報、悪ければ店舗備え付けの刺股で拘束された上に、右眼部に罪人を指し示す焼印です。
間違えられません。
考えるんだ、僕。
恋愛SLGで鍛えた選択肢で……!
桂木桂馬、僕に力をくれよ……!
「彼女へのプレゼントにこれがいいかな、と」
100点満点です。
僕の心へのダメージと引き換えに、この場をやり過ごすことが出来ます。
「じゃあラッピングしないとですね!」
ありがとう店員さん。
僕の嘘に付き合ってくれて。
付き合っている相手は居ないのだけれど。
そのラッピングは僕が帰宅したらゴミ袋代わりに使うと思いますけれど。
5分ほど待つと、丁重に包装されたマグカップが僕の前に現れました。
店員さん、ありがとう。
敵視して申し訳ない。
そうして僕はそのままバイトへと向かい、着替えている最中にポケットから先程のレシートがはらりと床へと落ちました。
拾い上げ、何気なく見ているとあることに気がつきます。
この包装、
150円もするじゃねーか!!!!
僕は、嘘の代償として150円払ったのでした。
とっぴんぱらりのぷう。
5000文字に到達し、缶が空いたので今回はここまで。
と思ったけれど、絶対に触れておきたいことが一つだけありました。
先日、坂本龍一さんがお亡くなりになられました。
ご冥福をお祈りします。
ご存知ない方など居ないと思いますが、一応ご説明しておきますと、『RYDEEN』でお馴染みのテクノ界の創始者、YMO(Yellow Magic Orchestra)の一員であり、個人では『戦場のメリークリスマス』などを作曲された素晴らしい方です。
捻くれ者の僕が心の底から尊敬する人物の一人であり、亡くなられたことが発表されてからは自分が思っている以上にダメージをくらい、まともに動けませんでした。
彼は天才音楽家であると同時に、社会活動家でもありました。
この世界の不義に立ち上がり、素晴らしい言葉を残したのでここにそれを引用させていただきます。
この言葉はとても大切なことです。
別に、誰が何をしたっていいんです。
音楽家であろうと、画家であろうと、会社員であろうと。
決められた業務以外の活動をやったっていいんです。
歌を歌ってもいいんです。
絵を描いてもいいんです。
普通に働いてもいいんです。
やりたいようにやったって、いいんです。
歳をとると涙脆くなっていけねえや。
弱くなったのか、それとも受け入れられてしまうほど強くなったのか。
答えはいつも、ポケットの中に。
終幕
おまけ
好きなアーティストの好きな曲だけを詰めた夢のようなプレイリストです。
今度こそ本当におしまい
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