西駒んボッカ(2回目:完全勝利)
2024年9月8日
2回目の『西駒んボッカ』に参加した。
2年連続の参加となる。もちろん今年も15kgの部。
・再来の理由
去年ゴール後に、まさかの持ち物チェックをされた。
レインウェアの下を持ってきてなかったため、ペナルティを受けてしまい(ゴールタイム+15分)、それが悔しくて今年も参加した。
・そして、今年の結果
今年はしっかり必携品を全て携行してスタート。
無事、ゴール後の必携品チェックをクリアし、
純粋なゴールタイムでゴールできた。完全勝利。
そして、コースの勝手を知っていることもあり、大幅に早いタイムで記録更新。
ただ、参加者が去年より増えてて、順位は同じだった。
・レースの状況とか
ザックは去年同様、ミレーの「SAAS FEE 60+20」。
薪15kgは入るが、これでもかなりギリギリで、必携品や食料などを入れると、余裕はほとんどない。
薪は3kgごとにストレッチフィルムで巻かれてて、15kgの部はこれを5束持っていく。
薪は自分で選べるので、ザックで挑むなら、入れやすい薪の選定するのが大事?。
今年は前半の舗装路から、ちょっと攻め気味で歩いた。
終始自分のペースで進みたければ、舗装路の時点で前に出ておく必要がある。なぜなら、後半の登山道は登り良い道だが、けっこう狭い。ドラクエみたいに隊列になってしまうと、なかなか前へ抜けだせない。
タタハムは、順位狙いまではいかずとも、去年よりは早くゴールしたい気持ちでいた。
ちなみに、ガチで順位争いするなら歩いててはダメで、走りだ(無論、15kg以上背負った状態で)。
タタハムはそこまでの練習はしてない。。
(ちなみに、今年はこの日の特訓と言えることは1回しかやってなく、それも街中ウォーク(7km)という体たらく)
後半の登山道の、中盤(大樽小屋あたり?)から先は、傾斜がきつくなる。
この辺から、左肩が痛くて痛くて地獄だった。登る度に、15kgの薪に肩を潰される。
肩の圧迫を和らげようと、ザックをおんぶする形で両手で持つのだが、そうするとストックが使えなくなる。ストックの扱いも雑になってきて、邪魔になってくる。
脚はテンポよく登ってる分には大丈夫だったが、少し踏み外すと攣りそうになる。ザムストの圧着ソックスのおかげか、致命傷にはならなかった。
「ケガでレースを辞めることは誰でもできる」
「痛いのは気のせい」
という、アドベンチャーレーサーの田中正人さんの言葉を思い出しながら進む。
この痛みから解放されるには、ゴールするしかない。
ザックを下ろして休むという選択肢はない。15kgのザックは、下ろしたり背負ったりするだけでも大変だし、タタハムのポリシーとして、「抜かした人に抜かされたくない」というのがある。まあ一番の動機は、ゴールがあと2kmくらいだから我慢する……という感じであるが……。
幸い、左肩は痛いだけであり、こむら返りと違い、動けなくなる訳ではない。
ゴールまで残り1kmほどになると、開けた場所に出てとても気持ちいい。
天気がよければスタート地点も見下ろせるが、今年は曇り気味。
ここまでくれば傾斜も緩くなり、稜線を行くラストスパート。
ストックは使わず(使えず)、ザックをおんぶしたままゴールした。
・下山とか まとめ
山荘でサービスの みそ汁を頂き、水を補給して休む。
(西駒山荘では水が補給できる。売店もやってる)
「西駒んボッカ」の楽しみの一つは、15kgの重りを解放したあとの下山である。
翼が生えたように体が軽く、「空に飛んでっちゃうんじゃないか!?」という感覚の下山は、この大会でしか味わえないと思う。
だが、今年は左肩が激痛だったので、去年よりも爽快な気分にはなれなかった。「下山もずっと歩きかー」と、しょんぼりしてた。
下山ルートは、
・来た道を戻るルート
・横山ルート
の2つがある。
「今年は来た道戻るルートかなー」と、下山しながら考えてたが、なんか
だんだん痛覚がマヒ(?)してきて、走れるようになった。
迷わず横山ルートで下山した。
横山ルートは、来た道を戻るルートよりも、スタート地点に戻るまでの距離が少し遠くなるが、傾斜が緩く林道のような道がずっと続く。
テンポを崩さず走れるので、元気があるなら(またはランナーなら)こっちがオススメ。
去年はスタッフ以外誰も会わなかったけど、今年はちらほら人がいた。
道に迷わず、今年はコース図通りのルートでスタート地点に戻ってこれた。
完走証と参加賞、超具だくさんの豚汁を頂き、今年の『西駒んボッカ』は完全終了。
午後から雨の予報だったが、最後まで晴れて良い天気だった。
来年は参加はちょっと考え中。
会場まで、関東圏から車だと遠いんだよな~。
まあ、遠いのは百歩譲ったとして、帰りの中央道がいつも大渋滞するというのが……なんとかならんものか。
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