空港ファッションってツッコミどころが多すぎる（ジミンとホソクとテヒョン）

もちゅ

昨日、愛するBTSのメンバーたちが来月に行われるアメリカ ラスベガス公演にむけ韓国から出国した。

異国の地へ旅立つテヒョンさんの姿を、別の場所（日本）でリアルタイムで確認できる現代の文明と技術の進化に感謝である。

テヒョンさんの服装のクレジットはこんな感じ。


「空港写真」という存在を知ったのは紛れもなくBTSのファンになってからだ。

文字通り海外公演に行くために空港にやってくるアイドルたちの姿を、マスターや記者たちがめちゃくちゃ撮ってめちゃくちゃSNSや記事に載っけてくれるのだ。海外公演をよく行う韓国のエンターテイメントから生まれたひとつの文化とも言えるだろう。

(プライバシー問題など色々あるのは承知の上で今回はふれずにすすめます)

空港写真の醍醐味は推しのノーセットノーメイク&私服姿が見れることに限る。言うなれば半分プライベートな姿を拝見することになる。普段ステージの上や誌面で見せてくれるキラキラな姿（=アイドル的正装）とはすこし違った一面を拝めるというわけで、ファンとしてはありがたいイベントである。もはやイベント扱い。

最大のポイントは私服ということ。私服。個人の服。

しふく
【私服】
1.
個人の服。
2.
制服でなく、私服を着ている警察官。
Oxford Languages

つまり、各個人が自宅のクローゼットにある手持ちの服の中から(おそらく)自ら考え、選んだアイテムたちで組んだコーディネートだということである。スポンサーへの配慮が少々あったとしても、推したちが「今日はこれ着よう〜」と選んだ服なのである。それってつまり

デートじゃ〜ん（違います）


私たちオタクに供給されるのは、毎回コンセプトやテーマが決められ、衣装としての服を纏った状態で撮影されたものであり、そこにアイドル本人の意志はほぼ宿っていないに等しい。

でも、空港写真に写る彼らの服装は彼らの意思が宿ったものなのである。

「今日これでいいかな…でもちょっと寒そうだな…あ、でも向こうに着いたらこれくらいがちょうどいいかも」

とか考えてるのだ。もしくは

「これかっこいいから自慢したいな…」
とか思っちゃったりしちゃってるかもしれないのだ。

服装というのは非常に個人を表現しやすい手段だと思う。いまの感情（気分）や好きな系統、しいては財力までも服装を通して伝えることが可能だ。とはいえ、そういった"表現"よりも「TPO」を意識する場合が多いだろう。

TPOとは
TPOとは、time（時）・place（場所）・occasion（場合）の頭文字を取って作られた和製英語のこと。「時と場所によって服装や言葉を使い分ける」という意味で使われる。TPOの類義語には、「ドレスコード」や「服装規定」などが挙げられる。
weblio.jp

国際空港に来ているということは海外に行くという目的があり、目的達成のためにこれから長時間飛行機に乗る。その場合、おしゃれ云々よりも楽な格好が良い、と私なら考える。

おそらく私と同じ考えで
ジン、ユンギ、ナムジュン、ジョングクの4人は
「機内で快適に過ごす」ことを目的にした服、あるいは「機内着に着替えやすい」「移動時間を快適に過ごす」ことを前提として組まれたコーディネートであるように思う。スウェットパンツやスキニーなど比較的動きやすく、ラフな格好をしていることが多い。

問題は残る3人だ。

まず、ジミン。
最初に言わせてもらう。

私はジミンの私服がめちゃくちゃ好きだ！！！ギャルだから！！！


ジミンはギャルである。みちょぱである。
まるでブランドのミューズかのような着こなしで周囲を釘付けにする。基本的にブランドミックスは最低限にとどめ、コーディネートにおいて主軸のブランドが定まっている。そして色使いは多くないし至ってシンプルなのだが、敢えてアイコニックなアイテム（ココマークの入ったニットやプティットマル、クロムのクロス等）を取り入れることで、身に纏っているものがハイブランドであり、自分にしか着こなせないということを静かに主張するのだ。

まさに「みんなが憧れちゃう芸能人ファッション」のお手本である。マスクと帽子の間であの可愛いつぶらな瞳がキラリと光る瞬間でさえも彼の策のうちなんじゃないかと思うほどだ。この人は完全に見せつけにきている。シャネルを纏う自分を。マルジェラがダル着だという事実を。

次にホソク。

爆おしゃれ先生のお出ましである。

ジミンが真似しやすいおしゃれさんだとしたら、ホソクは真似しづらいおしゃれさんである。ハイブランドがふざけて出してるんちゃうかと思うような、誰が着るねんみたいな服をしれっと着こなしているのが彼だ。

この間のアメリカ帰りにモッコモコのバスローブみたいなので帰国したときは本当にびっくりした。気づいたら風呂上がりかよと突っ込んでいた。
あと裸体にGジャンきてた時もほんとびっくりした。裸体にGジャンは後にも先にもスギちゃんとホソクだけだろう。


UNI◯LOで満足な私からするとどう身に付けるのかすら理解できない意味不明アイテムでさえ、彼の手にかかれば一瞬でおしゃれアイテムと化す。「J-HOPEさんじゃないとできない着こなしだよね」と言わせる。
何より彼の素晴らしいところはそれだけ個性的なおしゃれ姿でありながら「移動時間を快適に過ごす」という目的を基本的には失っていないところである。

TPOをおさえつつ、常人にはできないファッション。
つまり爆おしゃれ先生なのである。


最後にテヒョンさん。
彼は私の推しなのでここからは主観的かつ贔屓目な解説をさせてもらう。

私はこう思う。テヒョンさんにとって空港は自身のお気に入りアイテムたちのお披露目の場なのだと。

かっ……かわいい…………！！！！

保護保護

完全なる予想ではあるが、
テヒョンさんには都度「今回絶対に使いたいアイテム」があると思う。これをお披露目したい。これが気に入ってるから着ていきたい。これを履きたい。そういうアイテムがある。そしてそれを基準にコーディネートを組むのだ。

今回でいうとMUTEボストンバッグだろう。
自分がプロデュースしたアレである。

テヒョンさんにとって海外への移動は「おでかけ」なのだ。おでかけするなら、自分の気分を上げるような服装を。そういう思考なんじゃないかと思う。

か、か、かわいい…！！！！！

なので、わたしは毎回の空港写真を楽しみにせずにはいられないのだ。

今回はどんなテーマかしら。
今回の主役はどのアイテムかしら。

と。

そしてテヒョンさんのコーディネートの特徴の一つでもあると思うのだが、彼はブランドミックスが上手い。
今回も5つ以上のブランドを組み合わせている。

Twitterでも書いたのだが、ハイブランドになればなるほど各ブランドの主張が強くなり、組み合わせるのは難しくなると思っている。
でもテヒョンさんはとてもナチュラルにさまざまなブランドを取り入れる。それができるのは、おそらく彼があまりブランド主張の激しいアイテムを選ばないからだろう。アイコニックなアイテムを持たないわけではないが、基本的にブランドロゴが大きく入ったものや、ブランドを象徴するような柄は選ばない。そういったものを選ぶ場合はそれを主役にして、他のアイテムはかなりおとなしいものをチョイスする。

ハイブランドのものをチョイスしながらも
その主張があまりないのも私的に良いなと思うポイントだ。


テヒョンさんの直近の私服・私物でテンションが上がったのは、カルティエのタンクとデルヴォーのブリヨン。タンクは最近よくつけているイメージ。
ブリヨンに関してはクロコダイルで、もう空港でそれを肩にかけた姿を見たときは息を呑んだ。
テヒョンさんらしいセレクトだと感心したし、ものすごく似合っていて素敵だったな〜。

他のメンバーが黒づくめな中でもブラウン基調でジャケットまで羽織ってる姿を見るとおしゃれしてんな〜と愛おしくなる。かわいいね、テヒョンさん。これからも楽しみにしているよ〜。


そんな彼らが到着するのは韓国時間の本日夕方だそう。

長時間移動で疲れるとは思うけど
メンバーみんな無事に到着しますように。
帰国時の空港ファッションも楽しみですね。



もちゅ

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