コーチング

昨年からコーチング資格を取るためにセミナーに参加していました。基本、「石橋を叩いても渡らない女」と呼ばれ、だまされるかもしれないセミナーになんて参加しない性格だったのですが。今回ばかりは別。

そのセミナーが素晴らしく良かった。

参加メンバーはもちろん、先生も面白く優しく。その中で学んだこと。
日本の教育は98点の点数に対して「あとの2点は何を間違えたか」にフォーカスする。「98点も取れたこと」になかなかフォーカスしないこと。言われてみれば確かにそう。自分も子供もそういった教育環境の中で今現在も育てられている。「何ができなかったのか」「なぜできなかったのか」

セミナーでは「出来たこと、にフォーカスする」ということをやり続けた。結果、子供に対して、「出来たこと」をとことん事実として伝えられるようになった。無駄にほめるのではなく、結果を認識しあう行為。アドラー心理学に通じるかもしれない。娘を叱る事は激減した。

セミナーで出会ったメンバーの中には「人生が変わるから」と聞いてこのセミナーに通いに来た方もいらっしゃった。実際その方は人生変わっただろうなという体験をされていた。

自分も「人生変わったな」と思えることがある。自分自身に対して許すことが出来るようになった。自分で自分の首を絞めるような生き方をしてきた。出来ない自分が許せなかった。今でもできない自分を責めることはあるけれど、「この部分はできたじゃない」と、出来たことにフォーカスできるようになってきた。これだけでも気持ちが楽になる。

ささいな事で救われる気持ちがそこにあった。