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オーナーと従業員との関わり方、コミュニケーションの方法について①

日々のサロン運営において、従業員との関わり方にお悩みのオーナーさまは少なくないのではないでしょうか。
本記事では、弊社(株式会社TAT)の高野芳樹社長がどんな思いで従業員に接しているのかについて紹介いたします。
サロンの経営・マネジメントに関して何かしら参考になれば幸いです。


従業員に対して実際どのようなコミュニケーションをとっていますか?


現在は月に一回、社内のグループウェア上で全スタッフ向けにメッセージを発しています。
当月の経営成績と財務状況の報告、世の中の動きについての所感などがその内容です。

きっかけは2年前、初めて新型コロナウイルスの感染が拡大した頃、店舗は休業を余儀なくされました。

いきなりの休業指示で、特に店舗スタッフは心細かっただったでしょう。
先行きも見えない中、不安な気持ち解消することが先決と考え、「休業した単月は赤字になるけど大丈夫、今はがまんしてがんばろう」とまずメッセージを送りました。
当時は月に2回ぐらいの頻度で発信していましたね。


メッセージを発信する際、心掛けていることは?


業績をできるだけわかりやすくオープンに、話しかけるような口語体で書く、というようなことでしょうか。

実はコロナのずっと前から日々の売上・利益などの数字を毎日更新して誰でも閲覧できるようにしています。

なぜ全スタッフに業績を開示できるのかというと…、

まず、私は売上と利益を以下のように定義しています。

売上=お客様へのお役立ちのバロメーター
利益=永続的発展のための未来創造費用
・さらなるお役立ちへの投資の資源
・社員の物心両面の幸せの資源
・何があっても動じないためのダム

目的がはっきりしているから、「いまどんな状態か」みんなで働いた結果を包み隠さず開示できるのです。

わかりやすくという点でいえば…、

たとえば自分が旅客機を操縦する機長だとしましょう。
高度や速度、目的地までの距離などの情報を計器を全てチェックして「いま飛行機はどんな状況にあるのか」をクルーに対してアナウンスしているようなものです。

例えを使ってわかりやすく、というのも大事だと思っています。

それにしても、メッセージを受け取ったみんなはどう思っているか気になりますね…。

ということで…、次回はスタッフがメッセージを読んでどう感じたのかについて紹介いたします。