ひかりのなかにが照らす未来。
青春てたぶんこんな音でこんな声。
まずはこの曲を10人に聴かせてみようと思う。
1人はとりあえず叫びたくなるだろう。
2人はとりあえず走り出すだろう。
3人はとりあえずバンドやりたくなるだろう。
10人はひかりのなかにを好きになる。
メンバー
ヤマシタカホ(Vo/Gt)
たけうちひより(Ba)
ジョー(Dr)
今年高校を卒業した19歳トリオ。
世の中には30歳お笑いトリオなる方たちも存在しているようです。
彼らが束になって汗だくになりながら全身全霊でお笑いをプレーすれば、目の前にいるお客さんの内の1,2人をクスクスさせることが出来ると伺いました。
何故そんなことをするのでしょうか。気が知れません。
そんな彼らとは比べ物にならないパワーを持ち、もっと多くの人に勇気と甘酸っぱさをありったけの演奏とありったけの歌声で届けてくれる、ひかりのなかに。
周りの存在が気になって、でも気にしてなんかないぜをやってみて。頭の中で何かを否定して肯定して。でもやっぱり否定して。朝起きたら忘れてて。でもやっぱり思い出しちゃって否定して。
を反芻していたあの日々のあの瑞々しさが、歌詞から痛いくらいに伝わってくる。
”毎日悲鳴をあげている
140字収まりきれない感情が
積み上がってく
追いかけ回されくたびれるな
ここから早く抜けだそうぜ
馬鹿らしい日常は捨ててみて”
(冴えない僕らに灯火を)
彼女たちは今、6ヵ月連続配信リリースをぶちかまし、毎月最高速度を更新中。
9月2日に配信された第3弾がど真ん中180kmストレートで、1週間経った今でも僕のミットが痺れている。
僕が放送部だったら、授業が終わった瞬間に放送室に駆け込み、この曲を爆音で全校中に流す。
きっと誰も怒りはしない。
この曲をラジオで初めて聴いた時、笑ってしまっていた。
このバンドを好きになって良かったと早くも笑ってしまっていた。
プレイリストに入れたのに、この曲だけをリピートして聴いている。
勝たん。
息が止まるくらいの会心の一撃を喰らわしてくる歌詞に出会う瞬間がある。それも出会い頭に。
何ヵ月か前にもあった。
”諦めるないつか夢は叶うし
挫けずに明日へ走れ
そういう歌を全部搔き集めて
燃やしてやりたかったんだ”
(舞台裏)
炸裂している。
この「舞台裏」という曲はあまりにも刺々しい。でもそれはきっと真ん中にあるものを見せないため。守るため。そう聴こえる。
人に合わせることが正義の人がいれば、人に合わせないことが正義の人もいる。でもそれは自分から見た景色。他人から見える自分は正義か否か。
とかなんとか考えてる有耶無耶を全部ひっくるめて拳に込めて耳をぶん殴られてる気がする。
の後に「もういいから!こっちだよ!行くよ!」と背中を押しながら、進む道を照らしてくれる曲。
音楽がいつもそばにいた人生。
あの頃、新曲を出したら欠かさず学校で話して唄ったORANGE RANGE。
あの頃、今でも付き合いのある友人と僕とを繋げてくれたのはRIP SLYME。
あの頃、女子と話すきっかけはとりあえずBUMP OF CHICKEN。
最近だと誰とかなんですかね。分かりません。
でもそうなっちゃうバンド、います。
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