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誰か助けてくれ

これは私の悲痛な叫びである。
内容はとても我儘なものだ。幼稚だ。そんなの分かっている。
これを公開することはとても恥ずかしい。
色々な人から批判を受けるだろう。甘ったれるな。お前より苦しい状況にいる人はいくらでもいると言われるだろう。
だけど書かずにはいられない。書かないと自分の中で消化できない。
せめて芸術として昇華したい。芸術もどきでもいい。
脳内に留めておくのは無理だ。もう一人では抱えきれない。

私の前置きは長い。
だから私が今から何を書こうとしているのか、この段階で一言伝えておこう。
これは「虚栄心とプレッシャー」の物語である。

私はもう少しで28歳になろうとしている。
20代も、もう終わりに近い。
「20代のうちは失敗してもいい」、「若いんだから色々と体験しなさい」、「何事も挑戦するのは若いほうがいい」
このような「20代マジック」が使える期間も、残りわずかとなっている。
正直、心の中では「20代を過ぎて30代になっても、まだまだ若いだろう。」ということは理解している。理解しているが、「20代」という言葉の響きに私は圧倒されてしまう。
要するにプレッシャーを感じているのだ。とても強いプレッシャーを。

私はこのプレッシャーに真っ向から挑戦し、自分なりに努力を重ねてきた。

現役で都内の国立大学に入学し、大学では体育会系の部活に所属しながら、ゼミ活動などの勉学に励んだ。その結果、無事に行きたい会社に入社することができた。入社後も自己研鑽を続け、数年後に外資系企業への転職も成功した。

ここまでこれたのは、ある種の奇跡といってもいいだろう。
今まで小・中・高と公立の学校を経て、大学は国立だったので、一度も私立の学校は介さなかった。
文字通り雑草魂で這い上がってきたのである。

もちろん、家族や友達、教師の方など、周りのサポートがあってからこそ、ということは理解しているし、感謝している。

だがここで言いたいのはプレッシャーの話だ。

「ここまで成功してきたのだから、次も成功しなくてはならない。」
「ここまで上手く階段を上ってきたのだから、足を休めてはならない。早く次に行こう。」
「ここで満足していたらもったいない。せっかくのチャンスを有効に使わなければ。」

自分の中の心の声が、責め立ててくる。いつも私を追い込むのだ。

そして私はそれを拒否できない。

「もう十分頑張ってきたじゃないか。」
「そろそろ休んでもいいじゃないか?」
「ゆっくり過ごせよ。」

自分に優しくしたい気持ちもあるが、結局は負けてしまう。
最後には頑張ってしまうのだ。

頑張っている自分に酔っているのだろうか。
あるいは、周りに凄い自分を見せたい?

そんな分析をしても無駄である。
なぜなら、今まさに新たな「頑張る目標」ができてしまったのだから。
この目標を達成するために、脳内で思考が駆け巡り、胸の動悸が激しくなる。

私は現在、都内で一人暮らしをしている。1Kで家賃は9万円ほどだ。
そして約半年後、1LDKの家賃20万円ほどの物件に引っ越そうとしている。

これこそが私の悩みの種なのだ。

約11万円ほど、家賃を上げる。
このことが強く私を悩ませる。

正直、この引っ越しは強制ではない。それが厄介だ。

ここまで読んでくださった方ならお分かりになると思うが、
「自分で」決めたのである。

いや、正確に言うと、これから引っ越しを決めようとしている。

客観的に見ると、家賃を上げる必要はそこまでない。

これは虚栄心や、自分の行き過ぎた上昇志向が原因だ。

半年後にその家賃が高い地域に引っ越すことで、様々なメリットが得られることは否めない。

・会社に近いので、通勤時間を減らして英語の勉強に集中できる。
・地域性からみて、優秀な方との人脈を得られる可能性が高い。
・20後半ということでこれから婚活に臨む予定だが、引っ越した先の地域のステータスが高いので、婚活に有利になる可能性がある。

だがやはり、このようにメリットを羅列してみても、月の家賃を11万円も増やすことに意味があるのか、やはり確信が持てない。3つ目なんて、自分で書いていて惨めになってきた。婚活のために住所まで味方につけるとは、、、。

「メリットを享受できるかは、引っ越してからのお前の行動次第」なんて言葉は聞きたくない。

お金持ちの読者がいれば、11万円なんて大したことないと思うかもしれないが、私にとってはプレッシャーだ。

厄介なのは、今私が20後半だということだ。
この地域の地価から考えて、住めるのは独身のうちだけかもしれない。家族持ちでここに住むには、かなりの大金が必要だ。
それに会社の近くというのも、ある種、「今住むのを逃したら、住む機会がなくなるかも」というレア感を演出している。
婚活もそう。自分のステータスを極限まで上げるという完璧主義的な面が出てきてしまう。妥協できない。

要するに、私の中で引っ越すことは決まっている。

後は、どう上げた分の家賃を補填するかが問題だ。

解決策は、収入を上げるか、支出を減らすかだ。

今まで節約なんて考えたこともなかった。
節約なんて考えている暇があったら、自分の収入を上げることに集中したいというのが本音だ。

節約すると惨めな気分になる。自分の人生の可能性を狭めてしまっているような気分になる。

もちろん努力はしようと思うが、節約しろだなんてどうか言わないでほしい。私のテーマは「虚栄」だ。節約とは相反するものなのである。

そうなったら自分の収入を伸ばすしかない。
転職して伸ばしたいところだが、今の会社は気に入っているし、後2~3年はここでスキルを蓄積したい。だからこれもなし。

我儘でしょ?

となると、最後は副業だ。

本音を言おう。私は国際政治の分野に興味がある。唐突でも申し訳ない。
国際的、抽象的、複雑、社会的に重要度・影響度が高い、高貴な分野が好きな私にとって国際政治はうってつけの分野なのだ。

だが、この分野でお金を稼ぐにはまだ自分には知識も経験も不足している。事業育成には時間がかかるだろう。引っ越しに間に合わせるのはギリギリだ。こう書いていると本当に我儘で言い訳ばかりだな。

だから私は最後の手段に出る。

この記事をできるだけ多くの人に読んでもらい、自分の知名度を上げる。
知名度を上げた後に稼ぐ方法が無限にあるのは、言うまでもないだろう。

私が皆さんにお願いすることは一つ。

この記事をSNSや口コミで拡散してほしい。

私という存在を世に知らしめてほしい。

我儘で幼稚なお願いということは分かっている。

世の中には、私以上に知られた方がいい存在がいくらでもいるというのは承知のうえだ。

飢餓に苦しむ方、難民の方、いじめや虐待を受けている子、マイノリティで差別を受けている方、障害に苦しむ方、本当に生活が苦しいというレベルで金銭的に困っている方、被災してしまった方等々、、、。

そのような人がいる中で、こんなお願いをするのはとても心苦しいし、書いていて情けなくなってくるが、それでもお願いしたい。

ちっぽけで愚かなクソガキを誰か助けてください。


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