目崎 115+12 ゆたかさについて

もうすぐクリスマスで、もうすぐ年末で、もうすぐ年始ですね。
金曜日の目崎です。
隔週更新なので、次更新するのは年末。その次は年明けとは言えないくらいの時期となります。

ツイートもしたんですが、本来ならば毎年この時期は脚本・演出を務めます、横浜市は青葉区小中高生ミュージカルの真っ只中。
コロナ禍によって今年は中止を余儀なくされてしまい、僕は直近の現場も抱えておらず、少し、ゆっくり過ごしています。

ゆっくりすると、いろいろなことが見えてきます。
あれもやらなくちゃこれもやらなくちゃ。
部屋の片付けもしたいぞ、そう言えば貯めてた仕事があったな、などなど。

そんな中で最近もっぱら頭の容量を使っているのは、お金の話です。
いろんなお金のことを考えています。

演劇におけるお金のこと、劇団におけるお金のこと、もちろん自分の生活のお金のこと…
気にせず生きていけたらと思いますけど、立場上そうもいかない。考え続けるわけです。

お金が潤沢にあるわけじゃない!と言いつつも、昨今話題になりがちでした、文化庁が行っている継続支援事業。
これ、お金がもらえる!というものではなくて、「使ったお金の3分の2までは補助を出しますよ」みたいなやつなんですよ。補助してもらえないものもあります。飲食のお金とかはだめ。あくまでも、文化の、活動の、継続の、支援。
だから演劇を続けたりする上で必要な部分にお金を割けばよいのです。

そんなわけで、夢や理想も詰め込みながら、「一体自分の活動において、どこにお金をかけたらより良い活動ができるのか」を考えたりしたわけです。

これが難しい。
お金ない〜ひぃ〜
とかよく言う割に、いざ「使っていいよ」と言われると、本当に必要なものってなんだっけ?ってなるわけです。

演劇なんて極論、役者とお客様がいれば成り立つわけです。極論です(笑)

必要な物、必要な物、と考えて、優先順位を考えて・・・としていって、そして、自分の自己研鑽に行きつきます。
いやいつだって自己研鑽してるつもりですけどね。継続支援は自己研鑽費用も含まれるものなのです。

演劇観るのも、資料として本を買うのも。
文化があるのって豊かなことなんだなって再認識しました。
「こんなご時世に演劇」
よく聞く言葉です。こんなご時世だからこそ、って言い方もあると思います。
そんなこと早く言わなくて良くなるくらい、みーーーんな豊かになりたいですね。
文化は不要不急なのかもしれない。でも、文化がないのはきっととてもつまらない。

僕は演劇を気をつけてやり続けちゃいます。不要不急じゃない、と思えたお客様が文化を、娯楽を欲した時に、「面白い!」と思ってもらえるように、今はだらっとしようと思います。

頂いたサポートは、今後の活動に役立てさせていただきます!