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日記#16

猫が猫であるように

犬が犬であるように

全身全霊僕でありたい

これは僕の大好きな歌の歌詞です。

ジャム・ザ・ハウスネイルという教育テレビの紙粘土アニメみたいなやつのEDで3行しかない歌詞ですが、子供が寂しげなメロディに乗せて歌うこの歌は小さい頃からずっと自分の心の中の宝箱ゾーンみたいな場所にあります。思えば小さな頃から自分の居場所についてよく考えることが多かったような気がします。このクラスの中でどう立ち回れば自分は人に嫌われないかとか、ひとりぼっちにならないか日々探究してきました。一度いじめられたりとか人を傷つけた経験があれば誰しも少しはそうやって臆病な人間関係を築くものだと思います。そうやって少しずつ自分の色を変えていき、大人になって社会というものにうまいこと属すことができるんだと思います。
僕は人とコミュニケーションを取るのがとても好きだし、その人が今どういう考えで、何を面白いと思って、自分のことをどう思ってるのか察知するのが割と得意な方だと思います。でも人間関係の構築に成功した時、僕は呪いのようにこの歌を思い出すんです。「僕は全身全霊ぼくであれているだろうか。」そう考えると自分の表情や感情が全部偽物のように感じて、だんだん息苦しくなってきます。そうやって僕は人から距離を取ることを選んでしまうんです。

しかしこの一年かなりたくさんの人と出会って、出会えば出会うほど息苦しくなるはずが、今は以前よりたくさん人と出会っているのに少しだけ息がしやすくなりました。とても嬉しいことです。水中でぶくぶく口から泡を吐いていた僕を陸上に引っ張り上げてくれたような、そんな感覚があるのです。この一年出会ってくれた方には感謝しても仕切れないです。もちろんずっと前から出会っている両親や友人にもとても感謝しています。まだ半身半霊くらいですが僕は少し僕らしく生きられていらようになりました。明日はこのまん間という永平寺町にあるシェアハウスで演劇をします。このような機会を頂けてとても感謝しています。僕らしくやっているので是非ふらっと立ち寄ってみて下さい。第3回公演のチケットもありますし!!

僕最近バンド組もうと思ってるんです。ていうかもう決めました。バンド組みます。
バンド名は!!「ジャム・ザ・ハウスネイル」にしたいです!!でもなんかめちゃくちゃゴリゴリのロックやってそうだな。シティポップっぽくもあるな、小洒落た感じもするし。よし駅前のレコード屋にギター習いに行こう。

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