見出し画像

シニア世代に向いている『ゆるスロー起業』 その方法とは?

#起業    #起業家   #ゆる起業
#ゆるスロー起業 #シニア起業

いま簡単にバイトを探し、稼ぐことができるようだ。ウェブで「スキマバイト」や「一日バイト」と入力すれば、いくつものサイトが目に入ってくる。実際、知り合いの女性も今まで専業主婦だったのが仕事を始めたばかり。小売店での販売や荷出し作業、幼稚園での補助業務、企業の清掃作業等、仕事は多岐にわたる。けっこう時給は良いようだ。1250円くらいになったと本人は喜んでいた。

そうした働き方もある一方で、『ゆるスロー起業』も、これからの働き方の選択になるだろう。ただ、どう考えてもその支援が充分とは言えないようだ。行政側も起業家が出てくることを望んでいるが、その考え方にはどうも馴染めないものがあった。

けっきょく行政の考えは、自分たちの仕事の一部をマル投げすることにあるように思えたからだ。人口減少社会になった日本、まず行政そのものの存在が危うくなっている。少しでも負担もなくすことが求められていることが大きいと言えるのではないか?

*日本の起業、データで見ると
あのバブル経済の崩壊、その後の1991年、起業家の平均年齢は39歳くらいだった。それが約30年後の2023年には44歳になっている。少しずつだが、中年層が多くなったようだ。50歳以上も全体の4分の1を占めるというから、この傾向はさらに進むと考えられる。

世界との比較でみると、日本人の起業は圧倒的に少ない。英国が13%、米国仏国でも10%あるというのに、日本では5%未満といわれている。1998年NPO法案が成立。12月に施行されたが、いまだに5万法人を少しこすくらいで推移してるようだ。

*シニア起業のポイント
シニアにとって、生活費を稼ぐ方法というより、「やりがい」と「生きがい」を求めるべきと考える。今の日本では稼ぐことだけ考えるなら、先に挙げたスキマバイトでもいいはずだ。しかし、これではつまらないという事。やはり社会に何らかの貢献をしたいと思うのが偽らざる気持ちと言えるだろう。

シニア世代の人にとって、今まで積み重ねた経験がある。これを生かすのがいい。そして無理をしないということだ。自分の身体を第一に考え、老後の資金には手をつけない。そんな考えで始められることをやるということ。利益は、ニを次。とにかく始めたら、数年をやりつづける!これがポイントと言える。

*3つの円で考えてみる!
1つ目は、地域社会から求められている仕事。2つ目が、自分にある経験スキルが活かせる仕事。3つ目は、「生きがい」「やりがい」のある仕事である。そのなかで何をやるのか?絞っていくことだ。それぞれ見ていくと…。

⑴今や高齢化社会になっている日本。1人世帯の高齢者も多くなっている。高齢者にとって、ちょっとした家の修繕や庭木の手入れなども大変だ。これを低価格で、近所の試合に頼めればどんなに良いことか?

⑵保育士や教員の経験があるのなら、学童保育もある。行政が行っているものがあるが、いまだに数は足りていない。飲食店などの経験があるのなら、地域カフェも良い。一人暮らしで会話がなくなった人の「たまり場」にもなる。

⑶生きがい、やりがい。起業家自身も歳をとっていく。人とのコミュニケーションの場を提供する事は、自分にとっても嬉しいはず。コミュニティ・カフェなどでのヒトとの触れ合いこそ、幸せの第一歩だ。

とにかく、地域のなかで頼られる存在になること。そうすれば協力者があらわれ、長続きできると思う。自分一人で全てを背負わなことも考えるべきだろう。

*広報活動、事業のキモ!
私が始めた「麻雀教室」でも触れたが、この告知なくして事業は成り立ち得ないということだ。いまは格安でカラー印刷のできる時代である。文面を検討したうえで印刷し、ポスティングすることから始めるべき。

またSNSを活用することも考えてみる。日々のつながりも大切にすべきだ。さらに行政の行っている広報誌に取りあげてもらうことも考える。ポイントは一年かけてやり続けること。季節によっては全く反応のない時期もあるからだ。

まとめ
シニア世代の『ゆるスロー起業』が間違いなく、地域社会から求められている。あとは仲間を得て、前進んでいくことだけ!と言えるのではないか?小さな仕事であっても、求められているのであれば、「生きがい」や「やりがい」につながる。

いまシニアのカラオケ飲食店が増えているようだ。私の街でもこの数年で3件は増えた。行き場を失った人たちの「たまり場」となっている。そんな社会状況、シニア起業はますます求められているはずだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?