［医］アルツハイマー型認知症！防ぐにはどうすべき？

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いま私の親族で3人の方がこのアルツハイマー型認知症となっている。2人が女性、1人が男性の高齢者。男性については遠方にいるためどういった生活をしていたかはわからない。女性2人は共通の楽しみを持っていた。それは韓流ドラマ。この韓流ドラマ、以前は全50話にもなるものが多かったと記憶している。この2人、これを毎日深夜遅くまで見ていたのだ。私としては、これがいけなかったのではないかと思った。

＊65歳未満の若年性認知症！
50代の働き盛りの人にも、若年性アルツハイマー症が増えているようだ。現在、日本国内には3万7千人いるという。記憶の障害がでることで、仕事ができなくなるから、かなり深刻な問題だといえる。今日の産経新聞の記事にでていたので、そんな方の事例を紹介しよう。

大阪でリフォーム業を営んでいた63歳の男性。ある夏の日、急に今までやってきた壁の貼替え作業の手順がわからなくなる。これでは仕事は続けられない。受けていた仕事すべてを断り、事業から手を引いたという。すると自宅に引きこもるようになり一日中ゲームをやったそうだ。しだいに体調もおかしくなる。見かねた妻が心配し、病院へ連れていった。そこで初めてアルツハイマー症と診断されたと言う。

かなり落ち込んだ男性。支援活動している団体の活動にも参加しても、はじめは口数が少なかったようだ。それが、グループワークに加わり、人の悩みや困り事を聞くうちに、自身の病気にも向き合えるようになったという。

＊最新の研究！
認知症の約半分がアルツハイマー型だといわれている。やはり加齢とともに増えるようだ。そもそもアルツハイマー症は脳のなかにタンパク質の一種アミロイドβが蓄積されることで起きる。どんな人でも日常的に、脳内にはアミロイドβはあるのだが、健康な人の場合はきちんと排出され、たまることは無い。

アルツハイマー症が発症するのは、アミロイドβが排出されないことで起きる。これは脳内の毛細血管が減ることに関係しているという。まず血管が加齢や運動不足で硬くなる。すると本来は血管が伸び縮みすることで排出されていたはずのアミロイドΒが排出されず徐々に溜まってしまう。このことでまたアミロイドβが血管を防ぐことになり、さらにアミロイドβを増やしていくという悪循環に陥る。

＊どんな人がかかりやすい！
飲酒やタバコもふくめ、すべての生活習慣病はリスクファクターとなる。血液そのもの状態を悪くすることが引きカネになるようだ。そのうえでポイントとなるのが以下の要因。

⑴睡眠不足(質×時間)！
時間でいえば最低でも6時間は必要とされる。できれば8時間が望ましい。質でいえば、深い眠りがあることが大事といえる。質を悪くするのは、寝る前のスマホや映画テレビの視聴。さきに述べた韓流ドラマを深夜まで見るというのは、発症につながる危険な行動といえる。

⑵運動不足、活動量そのものが少ない。これもかなり危険な状態である。アミロイドβは血流に関係するためだが、血流が充分でないと血管そのものが硬くなるのだ。日々のウォーキングや早歩き、さらには仕事で身体を動かすというのもいい。

⑶入浴の仕方。シャワー派の人には申し訳ないが、やはり良くはない。湯船につかった方が良いのだ。身体全体を温めることで代謝がよくなり、血流を良くする。

＊アルツハイマー症の新事実！
アルツハイマー症と診断されたとしても、それがどうして起きたかを特定するのは難しいという。要因は多岐にわたるからだ。新しい発見によると、患者の5人に1人が遺伝によって引き起こされているとされている。

この研究は、スペインのサンパウ病棟のフォルテア博士のもの。関係しているのは、APOE4という遺伝子変異体。これを引き継いだ人はアルツハイマー症になりやすい。さらに両親2人からこの変遺体を引きつぐと、リスクが大幅に高まる。両親ニ人から引き継いだ人は、その半数が65歳で発症すると博士は述べている。

まとめ
この遺伝子を2つ持つ人は人口の3%くらいのようだ。私たちが注意すべきは、日々の生活様式といえる。若いうちからアルツハイマー予防方法をいろいろとおこなう事は大事といえるだろう。

まずは頭をつかう活動をおこなうこと。読書や作文のほか、遊びでは将棋や麻雀などもいい。さらに人との交流もけっこう頭をつかう行動。また歯を失うことは良くない。歯周菌がおおいと血液にも菌が入り込み、様々な病気を悪化させるからだ。もちろんアルツハイマー症にもかかりやすくなる。

100歳でも、全くボケない人たちの生活を見習うこともよいだろう。そして言えることは、100歳長寿者はみな活動的だということだ。趣味であったり、100歳でも仕事などをしている人もいる。活動量イコール長寿のカギと言えそうだ。