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ぼおるぺん古事記二次創作

ここに書くのは、こうの史代先生描く「ぼおるぺん古事記」の二次創作です。
オリジナルキャラクター(神)や独自解釈、何よりCVなど妄想を多分に含みますので、ご容赦ください。

あらすじ(適当)
三度目の大戦により人と神が滅びかけた後の時代。葦原中国、および高天原は、復興により人も神も力を取り戻しつつあったが、大戦によって増殖した禍が発生し、あちこちで災いを起こしていた。
そんなある日、オオクニヌシとスセリビメの御子神として生まれた姫神シロタエは、禍に襲われていた記憶喪失の姫神、ヌバタマを助ける。
彼女の手がかりを探すため、ひとまず天津神の住まう高天原への道を目指すふたり。
しかしその道中は、禍がひしめいていて……

という内容のコメディ冒険活劇ファンタジー。
ポストアポカリプスを生きる二柱の姫神の日常と冒険を描く

神様がた ※CVはイメージです。
主人公(姫二神)

シロタエ(トヨアシハラノシロタエノイズモヒメノミコト) CV:のん
→主人公その一。オオクニヌシとスセリビメの間に生まれた、国津神の姫神。誕生時に親神二柱が沸き立つばかりの清々しい白雲を見たことと、葦原中国の出雲の新しい姫神、という意味でこの名前がつけられた。
常に笑顔でのほほんとした能天気な性格だが、激怒すると口より先に手が出る程の爆発力と繊細さ、大切なものへの一途さは母親似(あと3の口にたまになるところ)。また時に物事の核心を突く発言をするなど、洞察力に優れる鋭い面もあり、無邪気な顔で容赦ない一言を放つことも(特に父オオクニヌシとニニギに対して)。勿論、本人に悪気は一切ない。
また、衝撃の真実を聞いた時には一瞬そのまま流し、直後に意味を理解してワンテンポずれて驚くなど、若干天然なところがある。
父親似の中性的な整った顔立ちをしており、母と同色の千歳緑の瞳とぱっつん前髪、後ろでまとめたセミロングの黒髪がチャームポイント(そのため、男装すると父そっくりの可愛い男の子っぽくなる)。末っ子だが、両親をはじめとして父神の他の妻達や異母兄姉達から可愛がられている。そんな本人も彼・彼女達を尊敬し慕っている。
そんな彼・彼女達から武術や禁厭(呪術)を始めとした様々なことを教わっているため、何気にハイスペック。そして見かけによらずとにかくタフな生命力の持ち主。あと石頭(物理的に)。
得物は山刀っぽい刀と弓矢。後に父から生大刀と生弓矢を譲り受ける。
服装は白のミニ袴姿。好きな食べ物はそばと魚、ぜんざい。
ひたすらボケ役。
後に、「生まれ行く命を育む」生命を司る神になる。

ヌバタマ(アマノヌバタマノヨミヒメノミコト) CV:早見沙織
→主人公その二。記憶喪失の天津神の姫神。
武術・禁厭ともに優れた才能を持つが、努力を怠らないストイックさの持ち主。
記憶は失っているものの、自身が天津神の生まれであることは覚えているため、クールで気位が高く、自尊心の強い性格。誰かに助けられることは「その神より下」という理由から頑に拒否していたが……。
押しに弱い面もあり、シロタエをはじめとする奔放な神々に翻弄されたりシロタエに引っ張られる形で騒ぎに巻き込まれたりする苦労性な神。しかし「逆境においても屈しない姿勢」は、シロタエに一目置かれている。そんな彼女のツッコミ時の変顔及び凶悪面はなかなか見物。
左目隠れの美しい黒髪のロングヘアーが特徴の美女。右目が茶色、左目がミッドナイトブルー(暗めの紫がかった青)の瞳を持ついわゆるオッドアイ(なので、前髪はミッドナイトブルーの方を隠している)。イザナギ曰く、どことなくイザナミに似ているらしい(男装するとガチで美少年っぽい見た目になる)。
紆余曲折あった後、キマタノカミといい雰囲気になる。
得物は十束剣及び小刀。服装は黒の外套(マント)に裳姿。好きな食べ物はチキンカレーとチョコレートケーキ。
ひたすらツッコミ役。
後に「生を終えた命を導く」死を司る神になる。

主要神
オオクニヌシ CV:中村悠一
→国造りの神。先代の葦原中国の主で、シロタエの父。
心優しく穏やかなイケメン。良くも悪くも心根が素直な元女タラシ。懐の深い大物だけど元女タラシ。あと天然タラシも兼ねているため、良い具合に他神を苛立たせる天才。その件に関してはヌバタマはもちろん、娘のシロタエからすらも(ひたすらボケ役の彼女にしては珍しく)無邪気かつ無慈悲なツッコミを受けている。
とはいえ人タラシ&神タラシは健在なので憎めない。
愛妻家&恐妻家。何柱もの妻がいるが、何だかんだで正妻のスセリビメを怖がりつつ、そして彼女にしばき倒されながらも最も愛し大切に思っており、仲は良い。またシロタエを初めとした多くの御子神達に恵まれている。
多くの名を持つ神であるため、基本的な呼び名は「オオクニヌシ」だが、スセリビメ、ヤカミヒメなど、現在の名前を義父スサノオからもらう前に出会った神々からは本名の「ナムヂ」で呼ばれている。ライバル的存在のタケミカヅチにからかわれる際には「タラシの大神」「アシハラシコオどの」と呼ばれることも。
武術・禁厭(きんよう)共に高い実力を誇り、生大刀、生弓矢を使いこなす。あと異母兄達からこきつかわれていたため、家事も出来る。料理時の服装はバンダナに腰エプロン。
シロタエに狩りはもちろん武術と禁厭の手解きをしたのは当然この方。
現在はスセリビメと共に出雲の社に隠居しているものの、出雲の民からは(元女タラシなところをツッコまれつつも)慕われており、この世のあらゆる縁を司る総元締めを勤めている。なお、神在月の縁結びの会議も取り仕切るのももちろんこの方。
ちなみに見目麗しい神であるため、女装した際にはシロタエによく似た絶世の美女っぽくなる(本人はやりたがらないが)。
姫二神に最も影響を与える、最大のメンター。好きな食べ物は魚、ぜんざい。
もしかしたら本作の準主人公かもしれない。

スセリビメ CV:金元寿子
→オオクニヌシの正妻で、シロタエの母。千歳緑の瞳を持つ。お転婆で気性が激しく嫉妬深いが、その実繊細かつデリケート。あと一途。夫の女タラシぶりに苦労させられたが、何だかんだで夫婦仲は現在でも良い。
長い間御子神がいなかったため、娘シロタエを溺愛しているが、怒る時はきちんと怒る。また、他の妻達に対しては敵愾心をむき出しにするも、その御子神達には手出しせず取りあえず気にかける、宮に預けられたキマタノカミに対して最低限の面倒を見、成長したら実母に会うように薦めるなど、こっちはこっちで器が大きい(つまりツンデレ)。
イワナガヒメからプロレス技を伝授されており、得意技はコブラツイストとドロップキック。ウズメ・タケミカヅチとは友人。
オオクニヌシに対する娘達の容赦のなさに救われている一柱。また、虫とか蛇とかばっちいと思われがちなものの扱いに誰よりも長けている。料理時の服装は襷に腰エプロン。愛読書は『蜻蛉日記』で、読むたびに著者に同情して泣いている。
余談だが髪飾りの蛇は彼女の守り神のような存在で、スセリビメの感情の起伏に合わせて動く。が、シロタエ出産時にはとんでもない力で握られていたため瀕死っぽくなっていた。
好きな食べ物はハチミツ、父の手料理。

タケミカヅチ CV:細谷佳正
→軍神にして雷神、剣の神。嫌味かつドSなナルシストだが根は真面目。また目下の者には礼儀正しく優しさを見せる。アマテラスの武官を勤める。売られた喧嘩は買うタイプ。
オオクニヌシのライバル的存在で、彼の正妻であるスセリビメとは友人(そのため、事あるごとにオオクニヌシから嫉妬されている)。同僚のウズメとも仲が良い。アメノトリフネとは良き仕事仲間。
姫二神には先輩風を吹かしつつも後述の理由から彼女達の戦術・武術の師匠を自ら買って出ており、スパルタ修行を課しつつも的確なアドバイスをしたりきちんと食事をとらせたりと面倒見のよさを見せる。
その理由は、ヌバタマの事はオオクニヌシにすら容赦のない神であるため、シロタエはオオクニヌシの御子神であると同時に父神を無邪気かつ無慈悲にディスる神であるため。また、同述の理由で、二柱の事を気に入ってすらいる(曰く、「自分がいびるよりもキレキレで愉快」)。
軍神らしく武術の腕と技はオオクニヌシをも上回る。彼の禁厭も攻撃の補助に特化したものが多い(腕を剣に変化させる等)。また、敵への煽りスキルも高い。
オオクニヌシには現在でも突っかかったりしているが、有事の際には共闘する。好きな食べ物は野菜料理(奈良漬け、ずいきの煮物、大和まなの煮物など)、葛餅。

スクナビコナ CV:金田アキ
→ちっこくて可愛い国造りの神。農業神、薬神、禁厭の神にして温泉の神でもある。
頭の良いオオクニヌシの元相棒。事情あって常世の国に里帰りしていたが、最近はこっちの社に鎮座している。
酒造の神でもあるためうわばみだが、変な物が入った酒を飲んでしまうと……?
姫二神の禁厭・医療の師匠。が、ちっこいため体力がなく、移動方法はもっぱら風とか鳥とかあと姫二柱やオオクニヌシの肩の上。
サクヤビメとキマタノカミに医術を教えつつ、共に産科医の仕事もしている。
が、診察の際の聞き方があまりに露骨なのがたまにキズ。そのせいでスセリビメからは頭を潰されかけ、アメノウズメからは口を裂かれかけた(いずれも未遂)。
好きな食べ物はおにぎり(塩のみ)、神酒。

アメノウズメ CV:潘めぐみ
→芸能と神事の神。美しいお姉様。短刀を使用し、舞い踊るかのような接近戦を得意とする。上司のアマテラスから厚い信頼を寄せられている。同僚のタケミカヅチとは仲が良く、スセリビメとは友人同士。
他神のためなら文字通り潔く一肌脱ぐことをためらわず、男神にも堂々と渡り合うほどの度胸と気の強さを持つが、夫のサルタビコに対しては色事どころか口吸いすら恥ずかしがるほどウブなので、スセリビメやアマテラスから呆れられている。でも夫の事は心の底から愛しており、また固く愛し合っている。
変顔もお手のもの。
好きな食べ物は海鮮丼。

サルタビコ CV:大塚明夫
→導きの神。天狗っぽい外見のコワモテだが、シャイで無口。生真面目だがすっとぼけた一面を持つ。こちらも妻のアメノウズメとの色事どころか口吸いすら恥ずかしがるため、他神から呆れられている。しかしかつての神々にしては珍しくひたすら一途に妻を愛しそして固く愛し合っている。
好きな食べ物はてごねずし。

サクヤビメ CV:小原好美
→繁栄、安産、子育ての神。おっとりした美しい女神だが、怒らせると怖く、彼女の禁厭および神域展開にもそれが反映されている。姉のイワナガヒメとはとても仲良しで彼女を尊敬しており、彼女をディスる者は容赦しない(ニニギは追い返しただけなのでギリギリセーフだったらしい)。
ちなみに夫は息子達の出産時のことから完全に尻に敷いており、息子達も彼女には頭が上がらないなど、見た目に反して肝っ玉お母さん。
安産と子育ての神であるため、スクナビコナの力を借りながら助産師の仕事もしている。同じく安産の神であるキマタノカミとは仕事仲間。
彼女の作る甘酒はとてもおいしく、スクナビコナも絶賛するほど。
実はシロタエ誕生時に立ち合っており、その際に彼女を取り上げている。
好きな食べ物は桜風味のスイーツ。

イワナガヒメ CV:河瀬茉希
→サクヤビメの姉。岩と不老長寿の神。外見モアイな漢女。いい意味で性別間違えた神。妹のサクヤビメとは外見が正反対だが、とても仲良し。
力持ちで、プロレス技の使い手。得意技はラリアット。また、頑丈であることを利用して妹の仕事を手伝うことも。
外見にコンプレックスを持っているが、妹の優しさと、純粋に慕ってくる姫二神に救われている。
戦いにおいて本気になった際の実力はオオクニヌシ・タケミカヅチに匹敵するほどで、組手で常勝するタケミカヅチでも「時間一杯まで逃げ切って隙を狙い、首の皮一枚繋がった状態でようやく勝てる」と発言するほど。
彼女の作るロックケーキはとてもおいしい。
妹と同様、シロタエの誕生時に立ち会っている。
好きな食べ物は金平糖。

その他の神々
アマテラス CV:ゆかな
→ご存知太陽神。丸顔がチャームポイントのふくふく可愛い女神。高天原の最高神で、タケミカヅチとアメノウズメの上司に当たる。
気位が高いが、いざという時のノリはいい。押しが強く良くも悪くも子供のような神だが、責任感は強い。そのため侍女達から慕われている。
部下達及び侍女達には厚い信頼を寄せており、特に同性であるアメノウズメに対しては彼女の実力を誰よりも認めている。また、ウズメ・サルタビコ二柱の夫婦生活をヤキモキしつつ呆れつつも優しく見守り応援している。
スセリビメから見たら伯母、シロタエから見たら大伯母にあたるのだが、滅多に会わないこともあり二柱が礼儀を払って「アマテラス様」と呼ぶのに対し「伯母様(大伯母様)と呼びなさい!」と訂正するのがお約束。なお呼ばれるとすごく喜ぶ。また、シロタエの相棒たるヌバタマのことも気に入っており、大姪共々ことあるごとにスカウトしている。
ちなみにシロタエが産まれた際にはオオクニヌシに「服従の意を示すべく親子で会いにこい」という命令を出したが、本心はそれにかこつけて大姪を早く見たいだけだった(他の神々からはその思惑がバレバレだったが、せめてもの情けで全員黙っていた)。
スサノオほどではないが、レスバトルの達人。また、彼とは色々あったが、今は程よい距離にいるようだ。
好きな食べ物はうどんと甘いもの。

ツクヨミ CV:福山潤
→ご存知月神。誰に対しても紳士的なまさに夜の貴公子。が、個性派の姉と弟に挟まれ目立たないだけで、実は夜の荒くれ共を従える程のカリスマ性の持ち主。夜の間寝ている姉に代わって、夜の安全を守る。
シロタエから見たら大伯父にあたる。最近は積極的に大姪とスキンシップを取れる姉が少し羨ましくなってきているようだ。
好きな食べ物は洋酒とそれに合う肴。

スサノオ CV:玄田哲明
→ご存知暴れん坊。嵐の神で農耕神。あと一応海神。根之堅洲国(根の国)に住んでおり、天や地上から流された穢れの管理をしている。
スセリビメの父で、オオクニヌシの義父。シロタエにとっては祖父にあたる。
外見に似合わず料理上手で、フリルエプロンをつけて料理する姿はまさにオカン。荒々しい性格で、気に入らない相手には何かと試練という名の鬼畜なイタズラもとい嫌がらせを仕掛けるが、それをこなした者は素直に認め、助力する潔さも持つ。若干マザコン気味だが、母を想う気持ちは本物。
妻のクシナダヒメとは別居中だが、仲が悪くてそうしている訳ではなくむしろ今でも非常に仲睦まじい。なので夫婦デートの際には結構張り切る。
口達者でレスバトルの達人。
姉のアマテラスとは色々あったが、こちらも程よい距離に落ち着いているようだ。
好きな食べ物はばくだんおにぎり、柏餅。

クシナダヒメ
→農耕神。スサノオの妻で、スセリビメの母。シロタエにとっては祖母にあたる。何本もの三つ編みにした茶髪と、そばかすがチャームポイント。穏和で愛情深い素朴系美少女。
現在は老いた両親のために夫と別居しているが、非常に仲睦まじくよく会っており、二柱の夫婦デートを見かけたものは御利益があるとまで噂される程。

オモイカネ CV:市来光弘
→知恵の神。神々のブレーン役。別天津神の一柱、タカミムスビの御子神だが、それを笠に着ることなく謙虚に神々のために知恵を働かせる。また親子仲も良い。
たまーに人選ミスをするものの、基本的に名参謀。
コンピューターの扱いにも長けている。

オオモノヌシ CV:鳥海浩輔
→蛍光灯ソケットっぽい姿の蛇神。オオクニヌシの元相棒。尊大かつ不遜な性格だが、仕事はきっちりこなす。
好きな食べ物は卵とにゅうめん。

コトシロヌシ CV:梶裕貴
→オオクニヌシの御子神で長男。御子神達のリーダー格。シロタエからは「コトシロ兄様」「コト兄様」と呼ばれている。
託宣と漁業の神。気さくな性格で、神や人を見る目はピカイチ。異母妹であるシロタエを可愛がっており、ヌバタマとも仲良くなる。
父程ではないが優秀な禁厭の使い手で、姫二神の修行に付き合ったり一緒に釣りをしたりしている。
実はタケミカヅチと仲良しで、彼から何かと気にかけられている。
ある事情からニワトリに対してトラウマを抱いており、見るのはもちろん鶏肉も卵料理も食べられない。が、他の鳥は平気で、うずらの卵なら食べられる。また、トリナルミノカミとも普通に仲良くしている。
好きな食べ物は魚。

タケミナカタ CV:小野大輔
→オオクニヌシの御子神で次男。シロタエからは「タケミナ兄様」と呼ばれている。
一応軍神。あと蛇神(龍神)、水神、風神、狩猟神、農耕神、開拓の神でもある。
国譲りの際の契約により諏訪から出ることは出来ないものの(各地の分社は行き来が可能)、民達と共に終末後の生活をそれなりにエンジョイしている。
天津神であり同じく軍神であるタケミカヅチを(国譲りの際の因縁もあって)一方的にライバル視しており、彼が異母妹とその相棒の師匠を務めていると知った際には諏訪の分社から妹達の所に押し掛けた程。しかしタケミカヅチに煽られ、彼女達の組手の修行に付き合う羽目に。
とはいえタケミカヅチがチートというだけで、父程ではないものの優れた武術の腕を持ち、決める時は決める。
事あるごとにシロタエとヌバタマを気にかけている。
諏訪のミジャグシとはすったもんだあった後にWin-Winの関係になっている。
好きな食べ物はそば、具沢山の味噌汁、半ごろし(おはぎ)。

ヤカミヒメ CV:喜多村英梨
→オオクニヌシの妻の一柱で、初恋の相手。キマタノカミの母。控え目で大人しい絶世の美女。姫二神のことは「さん」付けで呼んでいる。普段は因幡に住んでおり、息子キマタノカミと二柱で暮らしている。
オオクニヌシの最初の妻だった事もありスセリビメから目の敵にされているが、姫二神の事となると共同戦線を張り、スセリビメに一方的に捲し立てられつつも絶妙なコンビネーションを見せる。また、息子の面倒を見てくれていた彼女に対し、畏れつつも感謝の念を抱いている。シロタエとも親交がある。
息子がヌバタマといい雰囲気になったと知った際には誰よりも喜び祝福した。
好きな食べ物は梨。

キマタノカミ
→オオクニヌシとヤカミヒメの御子神。シロタエからは別名で「御井兄様」と呼ばれている。
木の神、水神、安産の神。現在は成長し、母親似の美男子になった。
異母妹のシロタエ、彼女の相棒で親友のヌバタマとは一緒におやつを食べる仲。同じ安産の神であるサクヤビメと同様、スクナビコナに医術を教わりつつ産科医の仕事をしており、彼女とは仕事仲間。
何だかんだ言って面倒を見てくれたスセリビメに感謝の念を抱いており、彼女が臨月の時に自分も立ち合おうとしたが、「アンタは民の方を見てやりなさい」と遠回しにヤカミヒメを気遣ったスセリビメに止められた(そのため、シロタエ誕生後に薬草を届けるにとどまった)。
紆余曲折あった後、ヌバタマといい雰囲気になる。
本来ならば長男だが色々あって婚外子として扱われている。しかし御子神達の集まりには何のしがらみもなく誘われ参加しており、他の兄弟達との仲も良好。
好きな食べ物は鯖寿司。

トリナルミノカミ
→オオクニヌシの御子神。シロタエからは「トリ兄様」と呼ばれている。
神事の神。ふくろうのようなぽっちゃりな丸顔がチャームポイント。そして妻子持ち。

サシクニワカヒメ CV:井上喜久子
→オオクニヌシの母。スセリビメ達オオクニヌシの妻にとっては姑に当たり、シロタエ達御子神にとっては祖母に当たる。国土の神。
たまに差し入れしてくれる。
息子オオクニヌシに女子供を始めとした弱者への礼節と優しさを叩き込んだのはこの方。

キサガイヒメ&ウムギヒメ
→女神コンビ。グラマーなヒーラー担当。キサガイヒメは赤貝の神、ウムギヒメは蛤の神。
基本的に二柱一対で治療にあたるため、神々からは「貝姫(様)達(方)」という呼ばれ方をする。
かつて瀕死のオオクニヌシを救い、そして彼の御子神たるシロタエの誕生に立ち会った、出雲一家にとっては何気にMVPな方々。
普段は高天原で診療所を開いており、応診に出かけたりする。
修行や戦いでよく怪我をする姫二神を治療し、怒ることも。

その他の神々
アマテラス CV:ゆかな
→ご存知太陽神。丸顔がチャームポイントのふくふく可愛い女神。高天原の最高神で、タケミカヅチとアメノウズメの上司に当たる。
気位いが高いが、いざという時のノリはいい。押しが強く良くも悪くも子供のような神だが、責任感は強い。そのため侍女達から慕われている。
部下達及び侍女達には厚い信頼を寄せており、特に同性であるアメノウズメに対しては彼女の実力を誰よりも認めている。また、ウズメ・サルタビコ二柱の夫婦生活をヤキモキしつつ呆れつつも優しく見守り応援している。
スセリビメから見たら伯母、シロタエから見たら大伯母にあたるのだが、滅多に会わないこともあり二柱が礼儀を払って「アマテラス様」と呼ぶのに対し「伯母様(大伯母様)と呼びなさい!」と訂正するのがお約束。なお呼ばれるとすごく喜ぶ。また、シロタエの相棒たるヌバタマのことも気に入っており、大姪共々ことあるごとにスカウトしている。
ちなみにシロタエが産まれた際にはオオクニヌシに「服従の意を示すべく親子で会いにこい」という命令を出したが、本心はそれにかこつけて大姪を早く見たいだけだった(他の神々からはその思惑がバレバレだったが、せめてもの情けで全員黙っていた)。
スサノオほどではないが、レスバトルの達人。また、彼とは色々あったが、今は程よい距離にいるようだ。
好きな食べ物はうどんと甘いもの。

ツクヨミ CV:福山潤
→ご存知月神。誰に対しても紳士的なまさに夜の貴公子。が、個性派の姉と弟に挟まれ目立たないだけで、実は夜の荒くれ共を従える程のカリスマ性の持ち主。夜の間寝ている姉に代わって、夜の安全を守る。
シロタエから見たら大伯父にあたる。最近は積極的に大姪とスキンシップを取れる姉が少し羨ましくなってきているようだ。
好きな食べ物は洋酒とそれに合う肴。

スサノオ CV:玄田哲明
→ご存知暴れん坊。嵐の神で農耕神。あと一応海神。根之堅洲国(根の国)に住んでおり、天や地上から流された穢れの管理をしている。
スセリビメの父で、オオクニヌシの義父。シロタエにとっては祖父にあたる。
外見に似合わず料理上手で、フリルエプロンをつけて料理する姿はまさにオカン。荒々しい性格で、気に入らない相手には何かと試練という名の鬼畜なイタズラもとい嫌がらせを仕掛けるが、それをこなした者は素直に認め、助力する潔さも持つ。若干マザコン気味だが、母を想う気持ちは本物。
妻のクシナダヒメとは別居中だが、仲が悪くてそうしている訳ではなくむしろ今でも非常に仲睦まじい。なので夫婦デートの際には結構張り切る。
口達者でレスバトルの達人。
姉のアマテラスとは色々あったが、こちらも程よい距離に落ち着いているようだ。
好きな食べ物はばくだんおにぎり、柏餅。

クシナダヒメ
→農耕神。スサノオの妻で、スセリビメの母。シロタエにとっては祖母にあたる。何本もの三つ編みにした茶髪と、そばかすがチャームポイント。穏和で愛情深い素朴系美少女。
現在は老いた両親のために夫と別居しているが、非常に仲睦まじくよく会っており、二柱の夫婦デートを見かけたものは御利益があるとまで噂される程。

オモイカネ CV:市来光弘
→知恵の神。神々のブレーン役。別天津神の一柱、タカミムスビの御子神だが、それを笠に着ることなく謙虚に神々のために知恵を働かせる。また親子仲も良い。
たまーに人選ミスをするものの、基本的に名参謀。
コンピューターの扱いにも長けている。

オオモノヌシ CV:鳥海浩輔
→蛍光灯ソケットっぽい姿の蛇神。オオクニヌシの元相棒。尊大かつ不遜な性格だが、仕事はきっちりこなす。
好きな食べ物は卵とにゅうめん。

コトシロヌシ CV:梶裕貴
→オオクニヌシの御子神で長男。御子神達のリーダー格。シロタエからは「コトシロ兄様」「コト兄様」と呼ばれている。
託宣と漁業の神。気さくな性格で、神や人を見る目はピカイチ。異母妹であるシロタエを可愛がっており、ヌバタマとも仲良くなる。
父程ではないが優秀な禁厭の使い手で、姫二神の修行に付き合ったり一緒に釣りをしたりしている。
実はタケミカヅチと仲良しで、彼から何かと気にかけられている。
ある事情からニワトリに対してトラウマを抱いており、見るのはもちろん鶏肉も卵料理も食べられない。が、他の鳥は平気で、うずらの卵なら食べられる。また、トリナルミノカミとも普通に仲良くしている。
好きな食べ物は魚。

動物達
イノシシ神
→オオクニヌシの随身である、雄のイノシシ神。赤の体色が特徴。クールで忠誠心の厚い性格。まさに漢。姫二神を初め、神々からはイノシシくんと呼ばれている。背に主のオオクニヌシを乗せ葦原中国を駆け抜け、時には姫二神を乗せて駆け抜ける。
結構表情豊かで手先が器用。シロタエ誕生時にはいち早く産屋に駆け付け他の神々を起こし、門番も務めた陰のMVP。
人語は話せないものの、鼻を鳴らすことで神々との意志疎通が可能。

ウサギ神
→ご存知因幡の白兎。お調子者だが憎めない。シロタエやスセリビメからは「ウサギさん」と呼ばれている。シロタエの幼い頃の遊び仲間で、今でも仲良し。

コウモリ
→素早く夜を駆ける使者。スセリビメは彼らを伝令役に両親と連絡をとっている。

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