見出し画像

部下を殴った話

ずいぶん昔の話だ。
傷害事件にされなくてよかった。

今なら絶対に許されないんだろうね。

忘年会。
事務所近くの居酒屋でどんちゃん騒ぎ。
二次会はカラオケ。
楽しかった。

散開するときに、一人の部下がかなり酔っていて地下鉄で帰れそうもなかったので、タクシーで帰れと、一万円を渡す。
タクシーに乗るところまで見送ればよかった。

その部下は、歩いて事務所に戻り、営業車の鍵を持ち出し、車で帰った。
その道中、中央分離帯にぶつかり、車は大破。
幸いにも部下は軽傷で済んだ。

もちろん懲戒免職だ。

私も減給処分だ。相当教訓になった。

数日後、部下全員を集めてことの顛末と、再発防止に向けた話し合いをした。

その時に、○○さん(私)にも責任があると、一人の部下が言った。
もちろんわかっている。タクシーに乗るところまで見送ればよかったと思っていたからだ。

しかし彼はこう言った。
「あいつの家までタクシーで二千円もあれば帰れるのに、一万円も渡したら欲も出ますよ。営業車で無事に帰れれば一万円丸儲けですから」と。

冗談のつもりかと思っていたのだが、本気で言っているようだ。

え?じゃあもしお前もあいつと同じ立場だったら、数千円の欲で飲酒運転するってことか?と聞くと、

まあするんじゃないですかね

と。

はい、殴ってしまいました。
グー👊で。

その時ってね

反省なんてしない。
2、3発殴ってやればよかった。
と思った。


今はね
実は反省なんてしてないし、昔も今も同じ考えw


私はそんなヤツ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?