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介護職の給料を上げるために必要なこと

いくつもの社会福祉法人や民間の介護事業者と関わってきて、自分なりの答えがある。

まずは、

事業収入の最大化を行うこと。

次いで、

理事の報酬や役員報酬は、一定の高いラインを越えなければ、報酬を出さない、もしくは最低限にしておく。(未払い計上で可)

と言うことに尽きると思う。

例えばデイサービス。
稼働率が60%程度で、余剰人員を3人も4人も抱えていては、どうひねくり返してもまともな人件費は捻出できない。

例えばショートステイ。
稼働率が90%程度では、上記同様。

例えば特養やグループホーム。※サ高住や住宅型有料老人ホームも同様。
空床期間を3日も4日も平気で作る。下手をすると1ヶ月も空けてしまう。

こんな運営をしていたら、儲かるはずもなく、高い給料なんて支払えるはずがない。

とんな状態にしたいのか。そのためにどんなことをするのか。
そんな単純で当たり前のことをとことん突き詰め、経営陣が自分の収入を賭けて必死に頭と体を使うだけ。

それをせず、ほどほどの運営をして、自分はそこそこの収入を得て、従業員には安い給料で済ます。

儲かっていて、従業員に当たり前のように高い報酬を出している事業所もある。

単に平均的に介護職の給料が安いからと、加算だ手当てだと場当たり的なことをするから、真の経営努力をしなくなる。これが多くの介護事業者の姿だ。

まともな経営努力と、職員教育。そして経営状態の情報共有を正しく行えれば、業界は必ず良くなる。

経営者が覚悟を決められるかどうかだよ。

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