見出し画像

『今の相手』をちゃんと見ているか?

録画しておいた『Silent』(毎週木曜夜10時放送のフジテレビ系ドラマ)の最終回を見た。

ここまでのあらすじ

高校時代、青羽紬(主人公)と佐倉想はつきあっていた。
当時、難聴を患った想は、耳が聞こえなくなったことを告げずに
一方的に別れることを選んだ。

再開した2人は、
手話を使いながら思いを伝えあって
一緒に過ごすようになっていたが、
青羽を大切に思う想は、
ろう者の自分が青羽と一緒にいることをつらく感じるようになり
また、青羽と別れることを選ぼうとしていた。

印象に残った場面

青羽と離れることを悩んでいる想に対して
奈々(ろう者の友人)が
『今のその子をちゃんと見た方がいいよ』
と言った。

奈々は、
2人の関係がうまくいかないのは、
ろう者、聴者だからではなく
今の相手をちゃんと見て、
理解しようとしていないからだ
ということを、想に伝えようとしていた。

『今の相手を見ているか』

これは、ろう者・聴者だけの問題ではないと思う。

例えば、夫婦間でも、
慣れているからこそ見えなくなってしまっていることがある。

結婚した当初の未熟な2人のときは
たくさんけんかして、
相手を突っぱねたり、否定したりして、
それがしこりとして残ってしまうこともある。
それでも「そのときの自分」を
そうすることで相手に伝えていたのかもしれない。

けんかもしつくすと、
ある程度、居心地もよくなって
「伝えなくてもわかるでしょ」
と思いがちだったりする。

過去のしこりを抱えたまま、相手を見ると
「今の相手にも自分は受け入れられない」
と思い込んでしまったりする。

でも、
自分も色んな経験をして、
一緒に時間を過ごして、
日々変わってきたように
きっと相手も日々変わっている。

「今の自分」もそのまま伝えて
「今の相手」をそのまま受け取る。

「今の相手」を見つけられるように
ちゃんと会話をしようと思う。

そして
『伝えることを諦めないで』いようと思う。

読んでいただいてありがとうございます。
今日も明日も、
それぞれにとっての幸せがありますように🍀


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?