生きるということ
風を頬に感じたり
ただ立ち続ける大樹を見上げたり
たまに、枝に小鳥が止まったり
小鳥は鴉に追われて逃げたり
鴉はゴミつっつき、人に石投げつけられたり
蝉は長い間地面の中
たったの七日で命が終わること
死にたいと繰り返す父が
腹減った!と、
差し入れにケチつけながら
バクバク食べたこと
同じ日々を、何も起こらない日々を
感謝すること
何か起きても
何が起きても
わたしは一人ではないこと
人に支えられて今があるということ
大気を空を
花を川を山を海を
すべからく其処に変わらず在る
圧倒的なる自然を感じること
そして
同じ空の下
あなたがアナタが
貴方が貴女が
居るのだと知ること
真夜中、徒然。