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食事調査について~どの方法で行うか~

今回は食事調査についてです。

スポーツの選手や指導者が栄養士に求めるものとして、コンディションの調整や体重管理などが挙げられます。しかしそれらは栄養士以外でも担うことができます。ただ、今回のテーマである食事調査は栄養士にしかできない業務だと思います。スポーツ現場で調理の知識と栄養素の知識を併せ持っている専門職は栄養士以外にはいないと思います。

栄養士の方はご存じの通り、食事調査は大変な作業です。手間もかかりますし、選手の負担も大きくなります。その割に食事調査は精度を上げるのが難しいです。でも食事面をサポートする際に食事調査は必須だと思います。

今回はスポーツ現場での食事調査の考え方について書いていきます。

➀食事調査の意義

体重管理や貧血の改善などを行う際はまず現状を把握するために食事調査が必要となります。そこから現在の食事パターンを把握し、改善点を見出します(例:朝食からのエネルギー量が少ない、補食を摂っていない、など)
次に栄養素の摂取目標量を決めて、その栄養素が摂れるように行動計画を立てていきます。

このような流れがスポーツ栄養マネジメントの流れなので、食事調査におけるスキルを身に着けておくことは重要だと思います。

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