自分にも他人に向ける目線を持つ

過去を振り返っていると、自分はダメだなぁと出来なかったことを並べあげてしまいます。
ああすれば良かった。
あの時のあれがダメだった。
何度も繰り返して落ち込んでしまいます。
そして出来なかった自分に不甲斐なさを感じます。

けれど、人から言われる言葉は正反対です。
こんなところが素敵だと思った。
よく出来ていると思うよ。
もちろんお世辞も含まれているかもしれません。
けれど言われて初めてその行為が人によっては難しいことで、素晴らしいと捉えられるのだなぁということに気が付きます。
たいてい褒められることは、自分にとっては当たり前のことだったり、つらくないことだったりするからです。

よく考えると、私も他人の素敵だなと思う行為は、自分にとって困難なことであることが多いです。
人前で話すことが苦手な私は、どんな時でもきっちり意見を言える人に憧れます。
めんどくさがりの私は、細かな部分まで丁寧に行われている仕事に憧れます。
でもそれって、その人にとっては特別でもなく、当たり前の事なんですよね。

全知全能な人なんてどこにもいません。
苦手を互いに補っていくのが人の営みです。

だから私も自分を責めるのではなく、出来たことを褒めていこうと思います。
自分だと思うと欠点ばかり目についてしまうので、客観視して、他人を見るような気持ちで自分の素敵なところを見つけていきましょう。