論点(今 解くべき 問い)を考える

 皆さんこんにちは。
今日は、会議で大事な論点(今、解くべき問い)を考えて、課題解決に向かうためのフレームワークです。

 この問題をどうしようという時、つい悩んでしまいます。
 悩む…前に進まずグルグル思考が同じところを彷徨うこと。
 考える…未来に向かって思考すること。
 だから、悩むのではなく、考えて、課題解決に向かいましょう。

さて、今日この解決に使うフレームワークは、
AS IS(アズイズ)と
TO BE(トゥービー)です。
アズイズとは、現状、問題、プロブレムのことです。
トゥービーとは、あるべき姿、○○である状態、将来像のことです。ここは、現状をシンプルに裏返して、あるべき姿を考えることがポイントです。

それでは、具体的に、良くない現状からあるべき姿を考えてみましょう。
例えば、机が片付いていない(現状)状態から、あるべき姿を考えたとき、机が片付いている状態となります。
しかし、私たちはどうしてもここで解決策をいれたくなります。
例えば、机の上に紙がない状態にする、という風に答えたくなりませんか。
こうなると課題を考える時、紙から入ることになり、課題を考える範囲が狭くなってしまいます。
さて、では、課題とは、何でしょうか?
ここで、課題とは、どうやって、どのように、いかに、
アズイズからトゥービーに持っていくか、現状からあるべき姿に近づけていくか。ということです。
先程の、机が片付かない問題の課題は、
いかに机が片付いている状態にするか、ということです。
もう一つ例をあげます。
アズイズ(現状)が
○エレベーターの待ち時間が長いとお客様からクレームが届いている。
だった場合、
トゥービー(あるべき姿)は何でしょうか?
○エレベーターの待ち時間が長くない状態。
と答えがちですが、ここの正解は、
○エレベーターの待ち時間が長いというお客様からのクレームが無い状態です。
そうすることで、課題も俯瞰して大論点から考えられることになります。
この課題を解決するために、ロジックツリーを使いましょう。
ここでは、WhatツリーやWhyツリーではなく、
どうすればあるべき姿になるか?という「Howツリー」を使っていきます。
エレベーターのクレームをなくすために、どうすればいいか?を考える時、
○エレベーター自体について考えるのが一つ、エレベーターをどうすればいいか?
→台数を増やす
→スピードを上げる
→低層階は停まらない
などが考えられます。

○一方、エレベーター以外をどうすればいいか?ということも考えられますね。
→エレベーター付近の環境を変える
→階段利用を促す
→待ち時間を飽きさせない環境を考える(絵画、音楽、映像など)
という風に考えていくことができますね。
現場は具体しか見えていないことが多いです。
アズイズ、トゥービーのフレームワークを使って、社長や上司になったつもりで、上の立場から俯瞰して見ると、考える課題が広がります。

それから、課題を考える時MECE(ミーシー)していきましょう。MECEとはもれなくダブりなくということで、切り口では、スポーツのときは「心技体」とか、食べ物のときは「QCD」、新規事業展開のときは「ヒト、モノ、カネ、情報」など、フレームを使って、もれなくダブりなく考えていきましょう。
今日の内容はいかがでしたでしょうか?
以上、ご清聴ありがとうございました。

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