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息子の参観会で授業に夢中になった話。

先週中1息子の参観会に行ってきました。
普通は子供の授業態度や先生達やクラスの様子、展示された作品を見たりするんだと思いますが。
子供そっちのけで、一緒になって授業を受けてきた母ちゃんです。

私の知っている授業は、教師が一方的に喋って挙手で当てられたり、今日は27日だから出席番号27番、答えて下さい。
裁判みたいな雰囲気だったと思う。

先生は、教科書を開いて読み、解説しながら黒板に書いて、生徒は黒板をノートに書き写すので、ノートと黒板を往復する視線。先生の事はあまり見てない。

だったと思うんだけど。
もしくは1時間ビデオ鑑賞会。

地理でオセアニアの授業を受けてた息子クラス。
ノートに書くじゃなく、プリント配布されて空欄を埋め尽くすスタイル。
黒板には余白たっぷり。サックリと重要な事がまとめられるだけで、メインはPCと接続したモニター(テレビ)。
なので、必然的に皆顔を上げてる方が多く先生を見て聞いてる。先生も黒板に書いて生徒に背を向ける事もあまりない。ほぼずっと生徒と向き合ってる状態。

書くのに必死で、帰ってきてからノートを見直して、??となってた私にとっては驚く授業だった。

それだけでなく、生徒の方もよく喋る。
先生が生徒全体と会話している感じ。
中学生男児、ふざけた発言も多くてクラス全体笑いの嵐が起きるけど、授業の軸から外れない。
挙手発言ってものが無かった。

帰ってきた息子に、授業中に皆喋ってて面白い授業だったよ~って言ったら
「今日は参観会だからいつもより静かなはずだけど」って言われた。
えぇ?!まだ騒がしいの(笑)といいなぁ〜と思った母ちゃん。

後は、黒板や教科書じゃなくPCをメインで使っているから、グーグルアースなんかも使っていること。
ここは乾燥地帯だからと中心部を拡大にして砂漠をみせ、人口が集まるのは日本と同じ温暖湿地帯のここ…ここはリゾート地のようだね、と。

生徒が間違った事や、疑問をしてもグーグルで画像や地図を出して解説してくれる。

これがジェネレーションギャップか?!と思う位、私の知る授業では無かった。

私の知る授業は黒板とチョークのカチカチ音と、先生の教科書を読み上げる声だけ。
見てない所でコッソリ手紙が回ったり、落書きしてたり皆飽き飽きしてた感じ。

書き写す作業が激減したことで、先生も生徒も向き合う時間が増えた事。
見られてるって意識もあるし。
これが凄く大きいんだろうな。

意見を自由に言える事で、おフザケ発言も出て笑える所もあるけど、アクションがあった事って結構記憶に残りやすいと思う。
あーこの問題、○○君がバカなこと言ったっけ。みたいな。

他の保護者からすれば当たり前知識だったかもしれないし、単に私がまともな教養なさすぎだからかもしれない。
息子放置して授業に集中してしまった。
へぇー、なるほどー、先生生徒のボケツッコミでクスクスして、楽しい1時間だった。

「たかが一時間で(笑)」
って息子に笑われちゃいそう。
何時間も授業受けて、部活、テスト、予備校。私には無理だ、息子よ尊敬するよ。

小学生の参観会行っても、
育児の間に学校に通った時も、
そんな風に思わなかった。

多分、先生が背を向けたり視線が下向いていたり、一方的な授業だったからからかな。

また授業受けたいな~。(参観会)


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